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日銀の超円安政策。ユートピア社会主義の先に待つゲノム編集食品と汚染ウンコ野菜があふれる未来


作為的ユートピア社会主義

アベノミクスを新自由主義政策だと言う人が沢山いるんです。
日本にいったいどれだけの数の経済学部があるのか知りませんが、経済学部を出てまともなことを言っている人をわたしはほとんど見たことがありません。アベノミクスが目指したのはどこからどう見ても空想社会主義です。
最初から空想、すべて空想。机上の空論にもなっていなかった。リフレ派っていうのはユートピア社会主義者でしょう?

アベノミクスの第一、第二の矢の経済政策は社会主義政策(いわゆるケインズ主義的な裁量的経済政策ですが、財政法完全無視、中央銀行の独立性も無視、統計偽装もやりたい放題の劣化型共産主義です。金商法無視で日銀がETFを爆買いしているのも、もう無茶苦茶です。)、第三の矢の成長産業の創出の内実は重厚長大産業への回帰でした。既得権を守ってITが入ってないのがもう終わりだと思いましたね。

最初に私の立場を言っておきますと、新自由主義政策でも社会主義政策でも共産主義政策でも別に構わないと思っています。これらのイデオロギーにはそれぞれ詭弁が紛れ込んでいます。これを組み合わせて日本人の体質にあった形の、皆が豊かになれるような経済システムを目指すべきだと考えています。経済というのは生き物ですよね。経済圏で生活している人間の性格や資質にフィットしたものでなければ経済政策が上手くいくわけないです。

そもそも、このアベノミクスの経済政策は極めて怪しい。普通に考えれば、社会保障不安(年金不安)で景気が落ち込んでいるのなんて馬鹿でもわかります。つまり、年金改革がまず先に来るべき対策であるはず。でもそれをしないんです。それから、法人税収減を穴埋めするための消費税増など間接税の引き上げが家計の負担になることは馬鹿にでもわかります。それを、政府は頭が悪い!政府の失政だ!と言う人がいます。でも、そう言う人は間違っていると思います。

過去記事で何度か取り上げたチョムスキーは素直な合理主義者でした。人間がだれでも言語を話せるようになる理由を素直に考えて、人間の脳が言語を生み出せるように進化(退化)したからだと言いました。言語能力は先天的なものだと言ったんです。彼の素直で合理主義的な思考方法を取り入れて考えてみます。

わたくしは、日本は敢えて年金制度を脆弱なままにしていると思います。奴隷がしっかりと働いてくれるからです。これしか考えられません。これをまず語らない経済学者はアホです。これは私がいつも記事で言及するカーネマンの行動経済学の悪用です。社会心理が逆手に取られ、認知バイアス(年金不安)を掻き立てられていると思います。完全に、意図的な奴隷化政策としか思えません。

いいですかみなさん?日本政府や日銀は、非常に巧妙に、意図をもって今の政策を行っているのではないか?とまずは勘ぐらなくてはいけません。
消費税もそうです。国民を敢えて貧乏にしたいんだと思います。逆累進性って、ようするに貧乏な人ほどより貧乏になるわけですから、どんどん奴隷化していってるわけです。特定の層をわざと奴隷階級に堕としていってるわけですよね?貧乏にしたいだけではなく、とにかく奴隷に死ぬまで働いてほしいのでしょう。あるいはアナウンスメント効果を利用して、そういうマインドにしたいのかもしれませんね。経済政策の失敗を指摘する人が多いですが、この国の行政はそこら辺の経済学者がワーワー文句を言えるほど馬鹿ではありませんよ。

とりあえず、以上が私が日本経済の現状を俯瞰するときの視座です。
それでは、次の項目から、少し細かなところを真面目に語ってゆきます。


とりあえず真面目に語る

わざと貧乏にされてるとなると結構厳しい状況です。
国民に目覚めてもらうしかありません。
ここで作為的奴隷化政策に対抗する方法を提示するとあまりにも陰謀論的になり過ぎるのでやめて、とりあえず、真面目に語ります。

日本人には、結局のところ、宇沢弘文氏が主張した社会的共通資本の概念がフィットしていると思います。宇沢弘文はケネス・アローにも師事してましたよね。この世界のシステムに多くの詭弁があることを承知していたと思います。

社会的共通資本というのは、例えば年金制度。これを絶対に瓦解しない制度として安定させれば、消費も増えていくわけですし、当然やるべきことで、ちょっとだけ脳みそを使えば理解できます。
なんのために社会があるかって話ですが、現状は、民主主義が資本主義の勝者による狩猟場にしかなってないので、彼らは、その狩猟場でウサギや鹿がどのように生活してるかなんてまるで興味がないわけです。日本の場合、民主主義が奴隷制度にもなってない。せめて奴隷制度くらいには底上げしてもらって、奴隷が死なないように、自殺しないように、奴隷のケアぐらいしてもらうべきです。これが社会共通資本の概念。いつも金、金言ってる心配性の日本人には社会的共通資本の導入が良いと思います。国民性にフィットした経済システムだと思います。
だからまずは、最も重要な社会インフラとしての年金制度を国家が何としても守るという姿勢を見せればよいのです。第一、第二の矢なんてやるくらいならこれで良かった。でも、日本はやるべきことの逆をやったんです。逆に、社会的共通資本の危機(年金の危機など)を煽ってヨボヨボになるまで働かせようとしています。これは何度も言いますが、わざとです。
加えて、アベノミクス第三の矢において、労働者を働かせようとしてきた産業が非常に問題です。アベノミクス第三の矢は成長産業の創出が目標だったはずなのに、実際のところは、日本が既に得意な分野で負けないように、価格競争で勝てるように、労働者をそれまで以上に低賃金奴隷にする政策だったと思います。

アベノミクスが第三の矢でフラッグシップに掲げた新幹線輸出や原発輸出って、当時、新興国がやり始めようとしてた分野ですよ。新興国ならわかりますが、成熟した先進国がなんで重厚長大産業回帰なの??って思いましたね。巨大重工メーカーだったABB(スイス)なんて、とっとと重工業関連の事業を売っぱらってAIや産業ロボに資源集中していた、いや、それがほぼ終わりになりかけていた段階だった。その他、石炭火力への規制強化によって、当時欧州の重工業メーカーには大規模なリストラの嵐が吹き荒れていました。アベノミクスがはじまった時点で10~15年程度遅れていたのに、なんと、逆戻りの方向に突き進んでいったわけです。それで、さらに10年損した。つまり20年~25年も出遅れてしまったのです。
ABBは今でこそ産業ロボの巨大メーカーになってますが、もともとは日本のなんでもやってる重工業メーカーと同じだったんです。何でもやってる重工業メーカーが事業選択をして巨大産業ロボメーカーになったわけです。それを完了させたのがもう20年前なんです。アベノミクス第三の矢で重厚長大産業に回帰していた頃は、原発なら韓国の斗山(ドゥーサン)が急速に力をつけてきていたし、鉄道なら中国の中国中車が急成長していた時期です。そんな時に、日本では相変わらず中韓をバカにしていたわけです。欧州の重工業メーカーは中韓の脅威を知っていて、猛烈な勢いでリストラしまくっていた。その先頭にABBがいたというわけです。ちなみにドイツの巨大産業ロボメーカーのクーカは中国が買収してしまいましたね。普通に、客観的に見ていたら、第三の矢の重厚長大産業への回帰はあり得ない選択でした。

アベノミクス第三の矢はミッドウェー海戦と同じです。日本人は目に見えない技術(観念的な思考)を非常に軽視する傾向があります。具体的に言うと、電波です。それが結局今日のIT軽視につながっています。アメリカはレーダーで索敵してるのに、日本は目視で地平線を凝視している状況でした。欧州企業が目に見えないプログラム技術やAI技術に全力で特化しようとしているときに、新幹線とか原発とか目に見えて分りやすいものばかり追いかけていたんです。とにかく、こういうことがあらゆる産業分野で起きていて、多くの産業分野で、中韓に恐ろしいほど速いスピードで追い抜かされてしまったわけです。

それで、第三の矢で全く成果が出ずにボロ負けしてしまって焦った政府は、最後は韓国にフッ化水素戦争を仕掛けて、これでもボロ負けしてしまいました。恐ろしいのは、政府が日本の産業構造のことをまるで理解してないということです。

重工業分野も、電子機器分野も、半導体分野も、まるで産業構造が分かっておらず、もう日本が勝てないほどに海外メーカーが巨大化していることが理解できておらず、フッ化水素で韓国・サムスンをいじめると、日本の半導体メーカーも一緒になって潰れてしまうということが理解できてなかったんです。この件を通じて、業界の人はかなり日本政府にビビったようです。日本政府なんもわかってないじゃん!ということになってしまったのです。なんとなく政府に多少期待していた業界の人々も、日本政府が業界の産業構造を全く理解できてないことが逆にハッキリしてしまって、超ビビって落胆してしまったのです。

この辺りについて、他の記事で書いた記事を少し引用します。
(引用開始)
日本はフッ化水素戦争で韓国に戦争を仕掛けましたが、あのような事をして政治家の評価が上がることがまずおかしいです(経済界は大変な被害を被った)。そもそもフッ化水素の原料である蛍石ですが、日本は輸入しなければ手に入れられないのです。やってることがおかしすぎる。半導体の産業構造を知っていれば普通は絶対にやらないような事です。それだけ相互依存関係が出来ていたのにぶち壊した。
下の記事はかなり話題となった記事です。(本題と関係ないですが興味があれば読んでみてください。湯之上氏はこの分野のエキスパート)

結果起きたことは半導体不足、BEVの将来にわたる電池不足です(韓国に巨大サプライヤーがいくつかあるため)。熊本にTSMCを誘致するのも戦争に負けたせいなのに隠蔽されています。それどころか、誘致に成功したみたいな記事ばかりなんです。本当にびっくりします。ワクチンの大変な薬害もそのうち政府の大成功みたいな記事にアクロバティックに改変されるでしょう。
不足は状況は政権が代わって徐々に解消されつつありますが、まだまだ大きな足かせとなっています。
ジャレド・ダイアモンドの言った文明崩壊は、経済崩壊と言い換えても良いと思います。助けてくれるところがなければ、文明は簡単に崩壊してしまいます。
(引用終わり)

つまり、第三の矢は成長産業を創出できなかったどころか、最後は希少部材を悪用して韓国に戦争をしかけてしまうというトンデモない手法に出てしまい、それでもボロ負けしてしまいました。
結局、韓国と仲が悪くなり(といいますか、日本のセルフ貿易制裁です)、半導体もBEV用の電池の調達も遅れてしまう事態に発展しました。
トランプがファーウェイを排除した手法をパクったんだと思いますが、日本は産業の足腰が弱りすぎていて、逆にボロボロになってしまうという結果になりました。(なぜ弱っていたか?それが長年続く円安政策です。また下の方で語ります。)
意図的に日本の破壊を企画したとしたなら、政府にはなかなか凄い作家さんがいますね。でも、これはどうもプロレスではなくて、リアルに失敗した感じがします。

ユートピア社会主義だと言っているのはこれまで話してきた理由からです。劣化型共産主義以下のなんだかよく分からない滅茶苦茶な経済体制をやっているのがこの国で、それは、話をまとめますと、わざと社会保障を貧弱にして、労働者を意図的に馬車馬のように働かせているにも拘わらず、労働者を投入する産業を完全にまちがえているのです。産業を維持する上で、本来改革してテコ入れしなければいけないIT・通信分野は放置したままの既得権優遇型ユートピア社会主義政策が上手くいかずに、最後は他国に言いがかりの戦争まで仕掛けてしまうというトンデモ政策を行っているのです。このフッ化水素戦争って今もやっているんですよ。本当に驚きです。

既得権社会の日本

なぜ日本の政策がユートピア社会主義政策になってしまうかというと既得権社会だからです。明治の殖産興業で興った企業を全力保護する保護主義経済政策だからです。
アクロバティックなかたちでカルロス・ゴーン追い出してしまいましたが、もう無茶苦茶です。まだもらっていない報酬が未払い報酬だという理屈です。新聞記事を見ていたら、契約書の文言が、deferじゃなくてpostponeだったそうです。私見ですが、債務を繰り延べるのに、あえて、債務が確定してないことを強調するためにpostponeを使ったんじゃないでしょうか。確定債務の繰り延べには、通常はdeferを使います。ようするに債務は未確定です。当時私はこの問題に関心があって注視してたんですが、おかしなことが沢山ありました。未払い報酬だと検察に通報してるのに、なぜか未払いの会計処理が遅れたりしていたのです。意味が分かりません。会社が未払いだと思うなら、まずは会計処理を過年度修正する必要がありますが、実際修正が行われたのは、逮捕拘留後、かなり時間が経過してからでした(律儀なことに、逮捕拘留の後、過年度修正の検討に入るという趣旨のリリースを出し、結局、修正までかなり時間がかかったのです)。おかしすぎます。逮捕ありきじゃないですかこんなもの。検察に会計の知識がなくて、時系列的な論理矛盾が起きていることに全く気が付いてないんです。

ゴーンの追放の問題を細かくあれこれ言うつもりはありません。
巨視的にみると、ゴーンの追放とフッ化水素戦争という二つの大きなイベントは、日本企業を絶対に守るという政府の方針が経済界に強いメッセージとして伝わりました。大変ありがたいことなんですよ、国がここまでやってくれるなら。100%批判するわけではないです。国家としての気持ちも大変に理解できるものです。でも、かなり遅いんですよ。それに飴と鞭の鞭が無さすぎました。こういうメッセージは、逆に、最後には守ってくれるという甘えに繋がり、企業が努力しなくなるだけです。それでいいんだったらいいんです。鎖国して、もう日本人だけでハッピーに暮らしていこうって方針なら全力で支持します。でも、それはしないわけです。グローバル競争してるのに政府が企業を守りまくるのです。競争してるのに最後は政府が守ってくれると思ったら努力するの止めませんかね、普通は?それに、政府はこれまでも長く日本企業を守ってきました。

そもそも、インチキの円安誘導で日本企業は長い間海外にダンピングしまくってきました。長期間の円安政策は、もう十分すぎるほどに企業にとって飴でしかない政策なんです。(外為レートの購買力平価からの乖離率を考慮すると、日本の製造メーカーの営業利益率は低すぎる。)
飴しかないから企業が努力せず産業が弱っているのに、勘違いしてしまって、さらにゴーンの追放やフッ化水素戦争をやってしまったのです。甘やかしてきたから産業が弱っていたのに、さらに甘やかすことになったんです。グローバル競争させて企業を強くするのではなく、インチキで企業に勝たせる政策を長く続けてきたのです。

上でも説明しましたが、欧州は中韓含め新興国の急成長をしっかりと予想して、脅威に感じてリストラしまくっていましたから、先を見据えた世界戦略を考えていたと思います。上の二つの大きなイベントの結果、日本は電気自動車(BEV)でも完全に出遅れてしまいました。販売数が落ちると固定費を分散できずに価格を下げれなくなります。BEVへの転換期で販売量が減るなど大きなリスクを背負ってしまったのです。
ゴーンの追放やフッ化水素戦争をやるときに、ちゃんと海外と調整せずにやってるんでしょうか?私は最初はプロレスかなと思ってたんですが、その後の日本の急速な凋落、半導体や電池の調達困難ぶりを見ていて、あれ?もしかしてガチでやってしまったのかな?とかなり心配になってしまいました。

話しがまとまりなくて申し訳ないのですが、結局、こういうイベントを見ていますと、本当に政府は既得権を守りすぎていると思います。歴史修正だけならともかく、明治の殖産興業で興った企業まで守りまくるというのはちょっと度を越して過保護だと思います。守るから努力しなくなるのはあたりまえでしょう。結局、日本は資本主義には向いていません。縁故重視だというのはベネディクトの指摘通りです。

アベノミクスを成功させるなら、まずは鎖国だと思います。私はもう鎖国してしまえばいいと思います。アベノミクスを一つ擁護するとするなら、競争ばかりも決していいとは思わない点です。保守を名乗るなら、鎖国して、日本人だけでのんびりやってればいいと思います。帝国主義国・巨大資本の干渉を排して日本独自で極東のジパングを作ってみてはいかがでしょう?私は科学技術が発展することに結局何の意味もないと思っていますので、ド田舎で豚や鶏を飼って農業することになっても全く問題ないです。別にいきなり鍬をもって山を耕せと言ってるのではないです。日本人は、そもそも資本主義に向かないという性質を理解し、日本人にあった経済システムを取り入れるべきでしょう。いつまでも欧米の奴隷やってると、そのうち国は潰れてしまうと思います。


民間セクターもアホの日本

日本は専門家も頭が悪い人(または、大手メーカーの走狗)が多くて、BEVは欧州の陰謀だ!とか言う人がいます。でも、欧州は火力発電が作れなくなって重工業メーカーがかなり大規模なリストラをやってきたんです。日本は、とにかくテレビで喋ってる人にアホが多い。私はテレビを持ってないですが、ネットでBSのビジネス番組を見たときに大企業から転職してビジネススクールの講師をしていると名乗る人がBEVの欧州陰謀論を唱えていて驚きました。仮に陰謀論であっても、それがなんだと言うのか。日本は自国の内需を潰しながら、インチキで円安にして海外に安売りしまくってきたんです。そんな自業自得のインチキ国家日本が他国の事を言えるわけがない。ビジネススクールの講師なのに広範な知識がない。特に金融・会計の知識が伴ってない産業分野出身のコンサルタントは使えません。イーロン・マスクは常に金勘定でモノを考えるでしょう?彼は経済学の知識もあるのでマーケットをマクロとして捉えることができるのです。それにペイパルで稼いだ金をスペースXのロケット開発につぎ込んでショートしかけた経験があります。日本は学び直しを許さない社会ですし、チャレンジを許さない社会なので、専門バカが異常に多いのです。分業の概念を発達させたのはアングロサクソンですが、ホワイトカラーにはちゃんとリベラルアーツを教え込んでいるんです。日本人は、専門家も、ブルーワーカーみたいに一つの事しか知らない人が異常に多いです。

BEVの分野でめちゃくちゃ後塵を拝しているから、最近、みんなイライラして感情論が多いわけです。自動車産業は、産業のすそ野が広いから、産業分野にイライラしてる人が異常に増えているんです。加えて、半導体分野でも出遅れている。もう挽回できないレベルにです。だから、どこ見てもイライラばっかり。(それで日銀がインチキ円安を究極化させている。麻薬で弱ってるのに、さらに麻薬を打ち続けてるんです。)

BEVの分野でめちゃくちゃ後塵を拝しているのは、結局、IT分野の既得権を守りすぎてIT分野が育たず、AIでもかなり出遅れたからです。携帯事業者を守りすぎたのもある。とにかくIT通信分野の既得権を温存しすぎて、高度なIT技術やAI技術の開発や蓄積が間に合わなかった。スペースXの回収型ロケットは、すでに重工業分野ですら、IT・通信分野における高度な技術力が無ければ最先端に立てないことを証明しています。ABBが予測してた通りになったのです。

日本は、IoTとか言ってるわりには、BEVの潮流にも乗り遅れ、半導体分野の底上げにも乗り遅れ、ロケット開発にも乗り遅れた。業界に先の読める人がいないのです。先が読める人は、湯之上氏みたいに排除されてしまうのです。ソニーの出井氏もIT戦略会議で意見を潰されたことを手記にしていたのをどこかで見ました。ちゃんと先を見通せる人もいるけど、登用されないようです。私のような平民でもわかってることを、テレビに出てる自称専門家がさっぱりわかっておらずワーワー頓珍漢なことを言ってる日本は異常です。政府にちょっとでも意見するような人材が登用されない。これがヤバいですね。別の記事でも書きましたが、明治時代に、政府に意見する歴史学者や人類学者がみんな排除されたのと同じです。政府は、外部人材に偉そうに言われるのが嫌なら、もうちょっと政府内部にちゃんとした人材を抱え込んでやるべきだと思います。

内部統制が出来ない日本


アベノミクス第三の矢は、新幹線や原発など今できる分野を伸ばそうとするばかりで、これから伸ばさなきゃいけないIT通信分野を既得権を壊してでも伸ばそうとすることを一切しなかった。でも、今できる分野と言ってもブラック労働でブルーワーカーをこき使って職人化させて属人化させた分野でした。日本で新幹線を作っている現場の技術者は凄い職人技を持ってるそうです。でも、業務を意図して属人化するのは日本独特のやり方です。

日本はITやらルールによって内部統制を行い、システマティックに製造業を進化させてきたわけではありません。神戸製鋼や三菱電機では驚くような品質不正が明らかとなりました。どこかのジェネリックメーカーでは薬を作るのに業務が属人化して原料の配合を誤って人的被害がでる事態に至りました。日本人は、統制とか制御とか、そういうことを頭を使って、規則として、システムとして牽制が働くような仕組みを導入してやることが異常に苦手です。その果てに起きたのがJR西日本の脱線事故であり福島の原発事故です。なぜなら、内部統制にはその前提としてリスクマネジメントがあるからです。リスクの洗い出しがまずあり、それが起きないようにシステマティックに業務を統制するわけですからね。
日本人はそのリスクの洗い出しから嫌がる。それが日本です。経営者や管理職が自分たちにto doが出来るのを嫌がるのがこの国なんです。組織で上に立ったらあとは部下が勝手にやってくれる社会である日本では、上の人間は問題が起きた時にいかに上手く逃げきれるかということだけを考えています。だから、リスクマネジメントなんてしないわけです。マネジメントできてないと自分たちのせいになるからです。だから洗い出しから嫌がる。

日本にはドイツ・SAPやアメリカ・オラクル、IBMのような世界的なシステムベンダーがいない。わたくしいつも言うんですが、SAPはドイツ観念哲学が生んでオラクルやIBMはアメリカのプラグマティズムが生んだのではないでしょうか。システム開発っていうのは思考を純粋に抽象化する作業に似ています。これからの時代は、その思考の抽象化が得意な民族が勝つのではないかと思います。過去を振り返れば、日本が思想面で世界の潮流を起こしたことはありません。つまり、思考の抽象化が勝負になる今後の国際競争において日本が勝てることはありません。
日本でこれを真面目にやってるのはアニメ業界くらいでしょう。宮崎駿のアニメとか攻殻機動隊のようなアニメです。アニメのクリエーターの方が思考の抽象化が上手いって、日本の産業界はいったいどうなってるんでしょうか?人を採用する基準や、そもそも大学の入学基準や学校のカリキュラムが間違えているんじゃないでしょうか。優秀な人がみんな零れ落ちていっている可能性があります。もしかしたらバカを選んで大企業が採用してしまってる可能性すらあります。

私が言っているのは抽象的な思考を使って社会が前に進むことです。日本人はすでにあるものをパクって再現したり、付加価値を付け加えるということは得意なんですが、既得権を壊して新しいシステム的な概念を取り入れたりそれによって業務を統制したりということができない民族です。パクることは思考の抽象化ではありません。

現在のほとんどの業務システムはもう何十年も前にERPという概念を取り入れています。トランザクションやモジュール間の連続性を重視し相互にデータを牽制させて内部統制を実現するシステムですが、これを嫌がる人が山ほどいます。一部の業務だけは仕方なく入れてやってる企業も多いようです。他は相変わらずの日本的な職人作業です。ERPはそもそもシステム的に業務プロセスを牽制して内部統制することによって会社としてミスや不正が起こるリスクを減らすという発想なのに、それが理解できない人ばかりで、めんどくさい!意味がない!余計に業務が煩雑になる!といういう人々が多数出てきてしまうのです。日本ではブルーワーカーもホワイトカラーもみんな職人なのです。(小規模な企業の話をしているのではないです。)
それで、そういう職人が会社の中で異常なほど権力をもってしまって、さすがに放置できなくなった管理職やらがIBMなどのベンダーに業務の標準化を依頼するのですが、仕事を教えたくない職人さんが怒り狂って作業の邪魔をしまくって、結局、ベンダーが標準化ができないと、なぜか会社がそのベンダーを訴えるなどというアクロバットなことが起きるのが日本社会です。自分たち管理職が部下のややこしい職人に吐き出させばいいことを、システムのベンダーにやらせようとするのです。上司が部下に命令できないんです。それをなぜか外部業者にやらせようとする。これは日本ではよくあるパターンらしく、ベンダーから恐れられている最悪の業務のようです。本当にわらっちゃいますよね。

日本では上に立つ人が部下に命令することすらできないんです。上司にごまをすって管理職になった人が多く、調和重視型でおだてて人に仕事をさせるのは得意なのですが、職務命令ができない。そもそも、それに慣れてない人が多い。だから、思うように部下が動かないといやらしくいじめたり一人で煮え切ってしまって爆発してパワハラしたりということになってしまうのです。日本では部下がセルフスターターで動くことを上司が要求するのですが、こんなアホなことはないです。スタッフにすらそんなことを要求する会社ばかりのようですね。普通に考えれば、これは指揮命令が出来ない管理職に問題があると思います。
まあ、このあたりは一般論です。人間ですので細部ではもちろんどの会社でもスタッフはフレキシブルです、基本は。

実は、指揮命令が出来る管理職をしっかりと配置することも組織論であり内部統制の一つです。日本企業は、組織として人を統制するということもできない。上で話したように業務も統制できない。日本では人的内部統制をなぜしっかりHR(人事部)がマネジメントしないんでしょうか。日本の人事部という部署は何をやってるのかさっぱりわからない謎の部署ですね。日本は新卒でまっさらな人材を登用するのですから、人事部がもうちょっとしっかりと個々人のキャリアパスを真剣に考えて無敵のソルジャーに仕立て上げることも可能だと思うんですが、中年になるともう使えなくなって、それに対して責任を負っているはずの人事部がリストラを検討するなどというバカなことになっているようです。私は日本の一般の会社組織において、この人事部というのはかなりの癌組織だと思っています。人事部は、いろんな業務に精通したエキスパートのような人材が集まって、社員のキャリアパスを真剣に考えた方がいいのではないでしょうか?一方、外資ではまるで考えが逆で、ジョブ型で補充型ですので、中途でも人が動きやすい面はあります。でも、私は日本型も人事部さえしっかりしてればかなり上手く機能すると思います。日本企業の既存のシステムのコンセプトってよく考えたらそんなに悪くないものも多いです。そりゃそうですよね。日本人気質にそもそも合ってるから組織として生まれてるんですから。すべては必然です。抜本的に変えるより今ある制度がなぜ生まれたのかをよくよく考えて賢く組織をリフォームすべきだと思います。なんでも欧米型にドラスティックにチェンジは考え物だと思います。

とにかく、キーワードは内部統制(インターナルコントロール)だと思います。日本は戦前から軍人勅諭や作戦要務令、戦陣訓など、精神論ばかりで各論がないのは戦後も同じです。海外がシステマティックに内部統制を行い、気楽に仕事をしている状況とは逆で、職人が常に目をギラギラさせて業務を見張っている状況なのです。だから日本はギスギスした職場が多いと思います。組織論としてマクロで人的資源を統制(管理)することができないので、職場に絶対に目をギラギラさせて業務を監視しているパワハラ体質の変な人がいます。あの人はすぐにトイレに行く!トイレからなかなか帰ってこない!30分おきにたばこを吸いにいく!こんなことをいつも愚痴ってる変な人がいます。なんと、日本には大企業でもスタッフのPCの画面をこっそり覗いてスタッフが何をしているかをチェックしている人がいるそうです。驚くべきことです。これは本当の話なんですよ。
外資ではそんな人はすぐに首です。気持ち悪いですから。そんなことを言ったり、やったりしている人は頭がおかしいのですが、日本ではこういうことを言ったりやったり出来てしまう人が正論側だと思われています。本当にアーネスト・サトウは「服従の習慣」なんてすばらしいことを言ったと思います。本当に日本人にぴったりフィットした文句です。

別の記事でも書いてますが、日本は戦争をするのにも精神論ばかりで、戦場では兵站(ロジスティクス)無視で、末端の兵士はネズミやミミズ、モグラを現地調達して生で食べていて、果ては、それでも食べ物がないから人間まで食べてたんです。ニューギニアでは敵兵に限り軍令で食人が許可されたんです。知らない人がいますけど、ニューギニア戦線では軍令で食人が許可されました。このことが最大のタブーであるため、太平洋戦争史におけるもっとも過酷な戦場であるにもかかわらず、ほとんど報道がされない戦線です。日本兵は太平洋の島で滑走路をスコップで造らされたんです。一方、アメリカはジャングルの奥地でも缶詰が配給されて、神父のミサまで行われていた。滑走路は重機を輸送してあっという間に作っていました。

日本企業は太平洋戦争の戦時体制と同じです。人間の体質ってそんなに急に変わりません。日本企業はロジスティクスなしに兵士にミミズやモグラを食べさせてた大本営と同じような会社が山ほどあります。ロジカルではないのです。論理がない。精神論が多いのです。有休もとりにくく、出勤時間がほとんどの企業でフレキシブルではない。会社を休むのに、おなかが痛い、熱がでた、子供が急病で、などとプライベートな理由を説明しなければならないそうです。それで、私のようなものがこうやって意見すると、じゃあどうすればいいんだ!と逆切れするのです。論理性がないから、論理とはなにか?という話から始めなければなりません。ソクラテスやプラトンのところからです。無知の知からなのです。さすがにそれは知ってるだろうと思ってたら、それすら知らないからもうお手上げな人も多い。もう滅茶苦茶個人のレベルが低いんです。これは、本質論という意味で言っています。詰め込み勉強をして専門知識は皆それぞれあるんですが、ちょっとそこからそれると、万人に共通していると思われる論理性や教養が極端に欠落している人が異常に多い。リベラルアーツがまるでないのです。そもそも、なんで生きてるの?って人が多い。なんで仕事してるの?なんで生きてご飯食べてるの?って訊いても、きっと答えられないでしょう。実はそういう問いが本来の内部統制の意味に繋がるんです。

話しが少しそれましたが、結局のところ内部統制は観念的なモノの考え方が出来ないと難しいのです。職人にやらせるのではなく、俯瞰して、全体として統制し、ミスが起こらないようにして、どうやったら皆が楽になるか、ということを考えることから内部統制は始まります。

重要なポイントは、内部統制は人間が楽をしたいという発想から生まれるということです。日本では上に立った人が、おれも苦労してきたんだ!と部下に同じ苦労を押し付ける変な人ばかりなので、今後数百年たっても無理でしょう。部下もミミズやモグラを食わされても我慢できてしまうからです。そもそも論を言うと、疑問に思うことが社会を変えていきます。ソクラテスがそうだったでしょう?何かの授業で一番最初に習うじゃないですか。ソクラテスが何をやってたのかくらい知ってますよね?我慢するばかりで何も疑問に感じなければ、社会は変わりません。
恐ろしいことに、日本人には社会に疑問を持ち、楽になりたい、人生を楽しみたいという発想がまるでないのです。このような性質を、アーネスト・サトウは「服従の習慣」と言い、ベネディクトは「恥の文化」と言いました。これは日本人の社会規範・精神性がもたらすセルフ奴隷精神です。すなわち、日本人に資本主義は無理です。だって、これが武士道の精神なのですよ。武士道は資本主義と相反します。なんでこの国は新渡戸稲造をお札にしながら資本主義やってるのでしょうか。根本的な矛盾に気が付いてない人が多いです。私から見れば頭がちょっとおかしいレベルです。でも、日本人を操作している為政者はすごく賢くてこういう日本人の精神性を上手く利用して日本人を奴隷にしているんですよね。本当に単純な民族です。

最近、無理やりイノベーションを起こそうと、多少、休みも取りやすくなったり、副業もOKになったりしているようですが、根本に誤解があります。人間が、楽をしたい、さぼりたい、人生を楽しみたい、という人間としての基本的な発想を抱く先にイノベーションがあります。つまり、疑問を抱き文句を言えることの先にイノベーションがあます。でもこれは、体育会系の武士道精神、「服従の習慣」がしっかりと染みついているに日本では無理です。部下が上司に意見できない社会でイノベーションが生まれるわけがありません。もちろん、このことを理解してメソッドとして企業経営に解決策を取り入れるのはアリですが、日本社会として国家として復活することはもうありません。といいますか、そもそも日本は明治から英国の、戦後は米国の傀儡で、一回でも自分の力でのし上がったことはありません。

さて、この内部統制(インターナルコントロール)の思想は共産主義と相性がよかったんです。共産主義っていうのは特に観念的なイデオロギーで、そもそも頭の中でいろんなことを統制できるという発想から来てますからね。だから、中国が飛躍したんです。私はそう考えています。もちろん、毛沢東から鄧小平にかけて、改革開放への路線変更が大きなターニングポイントだったのですが、まず、中国はそこで変わった。社会が問題を前にして変われたということが大きいですね。社会に反省といいますか、社会をよりよくしていこうという動機があります。疑問を抱いて社会を変えようとすることが出来た。少なくとも、政権内に国家を良くしていこうという動機があったのです。日本には全くないですが中国にはあったということです。

それで、わかりやすい例でいうと、最近の自動運転AI技術ならカリフォルニア州のドライバーレスの免許を持っているメーカーは中国とアメリカの企業に二分されています。中国の物凄い追い上げです。バイドゥのプラットフォーム・アポロは有名ですが、バイドゥ以外にも多くの巨大ITがAIをけん引しています。沢山あります。一方で、VWもシステムのプラットフォーマーとしてかなり力をつけてきているようです。ドイツ人は昔っから観念的な思考が得意です。ヘーゲルもマルクスもドイツ人でした。AIというのは発想が極めて共産主義的です。中国がAIが得意なのは必然です。中国、ドイツ、アメリカがAIで頭角を現すのは当たり前の必然なんです。その背景には、歴史的な背景があります。国民の素養、論理性もあるし、それを生み出す社会システムがあります。日本がいきなり副業OKにしてイノベーションが直ちに生まれるわけがありません。

日本は業務システムスですらプラットフォーマーになれてないのに、自動運転AIでプラットフォーマーになれるわけがありません。この分野で勝負させられたらもう絶対に勝てません。今後も勝てることはありません。絶対にもう無理な段階に来ました。既得権社会、体育会系社会、武士道社会では社会をストリームライニングする抽象的思考力やAIが育つわけがありません。

日本は、政治家も、企業経営者も、一般の人々も、社会が合理化、効率化されるのがいやなのです。でも、ここまで古い体制に固執するのはもう体質で、良い悪いの問題じゃないと思います。これが日本人の良い所でもあると逆転の発想で行くしかないと思います。速やかに資本主義や科学主義を放棄して、平安時代くらいにもどってはいかがでしょう?真剣に思います。自然環境に全く負荷をかけず、歌を詠ってそれで楽しかった時代に戻るのは全く悪くないと思います。

さて、われわれはこれからどうすべきでしょう?

みなさん、不毛な競争に突進して世界初のゲノム編集動物が出回りまくる国になってますが、この国の人は頭大丈夫でしょうか?
農薬使用量世界一、食品添加物使用量世界一、放射能汚染食品を食べて応援する国世界初、ゲノム編集動物流通世界初、ステルス遺伝子組み換え食品多数、、、私はこういうのはうんざりなんです。


結論:鎖国した方が良い。いますぐにすべき。
これが結論です。私は日本は鎖国に近いような形でやっていけばいいと真面目に考えています。戦争に負けて人間牧場にされているのでそういうわけにはいかないんでしょうが、本当に、今の形でのグローバル競争は完全に日本人向きではありません。日本が勝てることはもうありません。

一応、結論まで来ましたが、惰性でこのまま続けます。ここまで読んでくださった方、お疲れ様です。あと半分あります。そういえば、タイトルに汚染ウンコ野菜って入れてしまったので、なんとしても、汚染ウンコ野菜が何なのかを説明するところまで頑張ります。


円安政策の意味

黒田さんは就任早々インフレターゲットを導入して円安を演出しました。外為レートは期待インフレ率で決まるので、すぐにマーケとが反応しましたね。あの頃はみな大喜びでしたが、私は非常に違和感がありました。
円高の方が、海外企業を買いまくれるし、海外進出にも最高じゃないですか。怪しすぎるんですよ。わざと円安にするなんて。きっと、あのままじゃ、日本が強くなりすぎる可能性があったので、どこからか、日本を弱くするように指令が来たのかもしれません。いや、それしか考えられません。円安でいい事なんてほとんどありません。得するのは財務省だけです(下で説明します)。

長くなりそうなので、最初に結論から書きます。
円安が喜ばれる先進国というのはおかしいわけです。円安が良いってことは、究極的には鎖国が一番いいわけですよね?グローバルな市場経済の中で競争をしたいって言ってる一方で、円安にするっていうのは矛盾しているわけです。これは完全に論理矛盾があるわけです。

この理由は、陰謀論抜きに普通に考えると、やっぱり島国という点と、英語が苦手だという点にあると思います。海外に出ることを嫌う人が多い。英語嫌いも相まってグローバル化がなかなか進みませんでした(最近は急速に進んでますね。円安なのに損ですよね)。そして、なぜかレッセフェールだと市場にゆだねて円高にしてしまった白川氏が批判される始末。
円高というのは海外に拠点を作ったり、企業を買収したりしてグローバル化するには絶好の機会なのにそのチャンスを失ったわけです(で、いまさら急いでそれをやっている)。
そういう企業の内向きな姿勢と財務省の思惑が一致しました。だから、グローバル化せずに国内に製造設備を置いたまま円安にして輸出でもうけて、下層までトリクルダウンで富がいきわたればよいと。

バカなのでしょうか?
はい、バカです。

日本は総合商社という独特の業態があって、製造業の海外進出が遅れました。それを良いことに、円安誘導して安売りすると日本が強くなるという虚構がでっちあげられました。これこそ陰謀論なのに、反ワクチンは陰謀論!、ウクライナの民族主義者が東部住民を虐殺したというのは陰謀論!といってるアホな人が滅茶苦茶います。

日本企業や財務省が目指した形のビジネスモデルは、リスクが大きすぎるんです。

①外為リスク
一番は外為リスクですよ。アホみたいに理論値(購買力平価に基づく理論値)から乖離してレートを維持できるわけないでしょ。日銀がやってるのは円安方向に円をペッグしているのと同じです。アジアや韓国の通貨危機、そのほかイギリスを含め、ファンダメンタルズから乖離したレートを維持できなかった時に何が起きたか?歴史の勉強をしてください。円安になったら、国内に製造業が戻ってくると言ってるバカな人を見ますが、それはアホな企業だけです。ちゃんと外為の変動要因を理論的に知ってれば怖くて国内になんて戻ってこれません。インチキで円安にしてるので、いつ円高になるかもわからない。購買力平価の理論値の倍近く円安なんですよ。本当に驚くべきことです。日本はデフレなので、本来、円高というメリットだけは享受できたはずなんです。(外為レートの決定理論は次の項目で説明します。)
それから、企業人にもアホな人が多い。円安、円高を当然甘受すべきリスクだと思い込んでるアホな人です。リスクをヘッジするために海外に出て行けばいいのにしないんです。外為リスクをヘッジするという考えのない人ばかりです。(最近は少し変わってきている様です。下の項目が理由です。)

②損益計算書上のリスク
それから損益計算書上のリスク。政府・財務省が目指すビジネスモデルだと、売り上げは海外で発生するのに、費用は日本国内で発生するようになりますよね?これは大問題で大きなリスクにさらされることになります。もっと細かく言うと、売り上げ側の商取引は海外の法規則や市場慣習の影響を受けるのに、一方で、費用側は日本国内の法規則や商慣行の影響を受ける。つまり、売り上げと費用の発生する経済圏を分けると、なにか大きなイベントが起こると費用収益を対応させることが難しくなるのです。費用収益対応の原則は、会計の損益計算書原則だけじゃありません。アホな経営者は勉強してください。といっても教えてくれるところはありません。
たとえば、ある海外の地域がコロナで壊滅的なダメージを受けても日本が大丈夫なら製造設備を遊ばせることになる、かつ、補助金ももらえないことになる。こういうリスクを減らそうと思うと、必然的に、ある程度、各経済圏に分散して製造拠点を置く方が合理的なんです。たとえばEU、アメリカ、アジア、アラブ、アフリカなど、ある程度まとまった経済圏というのは確実にあるわけですから、そこで費用収益をある程度対応させる、これが鉄則なわけです。テスラも工場をグローバルに分散させているでしょう?

日本に製造拠点を集中させて海外に輸出しまくるなんて都合のいいビジネスモデルがずっと続くわけないんですよ。日本政府や財務省はちょっとどうにかしてますよ。日銀も、製造セクターのグローバル企業の動向が理解できてない。といいますか、日銀の委員に日本の巨大製造メーカーの方もいたわけで、そのひとたちがそもそも何にもわかってなかったことになります。つまり、日本は企業の中にいる人もちょっとよくわかってない人が多いんだと思います。それでここ数年、慌てて製造拠点を海外に分散させています。こういうことは、白川総裁下の円高の時にやってたらよかったんですよ。

②企業選別型のカントリーリスク
最近は、特に、国内に製造設備を置かないグローバル企業を政策的に排除する動きも見られます。トランプ大統領がやりましたね。当たり前の話です。日本もゴーン追放でこういうことをやっています。製造拠点の集中はリスクなんです。
追記:バイデン大統領がCHIPS法を成立させ、国内製造業の保護を強化し始めたようです。


外為レートの決定理論

まず、現在の超円安ですが、マーケットの調整機能に逆行して日銀の恣意的な操作で円安にしているということを知ってください。つまり、為替操作です。
外為レートは長期的には購買力平価、短期から中期的には金利平価で決まります。この外為レートの決定理論で考えると、本来なら諸外国に比べてデフレでかつ超低金利の日本円は超円高になっているはずなのです。

私はこのような知識を個人的に読んだ岩田規久男氏の国際金融論に関する書籍で身に付けました。(だから、私が間違えていたら岩田規久男のせいです。)なので彼が日銀の副総裁になったときは、少しは期待しましたが、案の定、成果を出せなくてトンズラしました。リフレ派の重鎮ですが、リフレ派というのは机上の空論です(後述)。グローバル企業の財務部のような部署で経験をつまないとそれがわからないのでしょうね。学者の限界でしょう。そもそも、大企業がなぜ外貨で得た利益を全て円転(外貨から円に替える)して日本国内に還流する前提なのか意味がわからないです。

外為レートの決定理論は重要な概念ですが知らない人がすごく多いです。昨今は投資信託やFXなど、資産運用が身近になっているにもかかわらず、基本がまったくわかってないひとが非常に、異常に多いです。わたくし、仕事でもプライベートでも、ちゃんと本一冊読んで勉強してきた人にすら出会ったことないです。みんな決定理論も知らないし、ましてや、ヘッジアカウンティング(外為リスクを極小化する会計手法)の事なんてもうまるで分ってないんです。岩田規久男氏はグローバル企業のヘッジ会計がよくわからなかったのではないでしょうか。グローバルCMS(キャッシュマネジメントシステム)も知らなさそうです(グローバル企業が世界の拠点間で資金効率を最大化させる手法)。難しいデリヴァティブの事を言っているわけではないです。学者なので、実務の基本から分かってなかったんだと思います。上の内部統制のところで言いましたけど、グローバル企業は外為リスクのマネジメントについても、ちゃんと明文化してシステマティックにリスクを最小限にするためにヘッジしていますよ。だから内部統制について長々と語ったんです。日本人は何をするのも論理的に、理論的にリスクをコントロールするという考えがない。欧米は逆に、なんでも内部統制です。

グローバル企業が余剰利益をローカル通貨の円で持ってるわけないでしょ。政府や財務省は考えがおかしいんです。そもそも矛盾があります。殖産興業で育てた企業を相変わらず平成や令和になっても守ってグローバル化させたいのに、そういう企業がキャッシュを円で持ってる前提なんです。論理矛盾があるんです。考えればわかりますよね?円に集中させるわけないでしょ。
そもそも、生産設備が海外に出て行けば行くほど、そうなっていきます。キャッシュフローは出る方が先なんです。まず、出て行く。それから売り上げが入ってインなんです。だって、まずはモノを作ってから売るでしょう?だからお金はまずアウトします。だから製造拠点が海外に出て行けば行くほど、ローカル通貨の円では持たなくなるし、トリクルダウンなんてありません。

そういうことが分からなくて、専門家も、個人投資家も、みな個人の感覚のような話ばかりしています。本当におそろしい国だと思います。一切教育をせずに、国民を家畜にしてカモることしか考えてない連中がばかりなのです。
それから、国力や貿易収支で決まるなどと言っている人がいますが、基本的には違います。国力や貿易収支も関係ありますが、ざっくりしすぎです。貿易収支は円換算で算出されるのです。つまり、貿易取引が円建てとは限りません。なので、相関がハッキリしないのです。ざっくり、なんとなくの傾向を見れるだけです。

とにかく、基本は購買力平価です。物価が同じになるようにレートが調整するんです。これが大前提です。日本のラーメンが1000円でアメリカが2000円なの本来はおかしいのです。長期的には物価が同じになるようにレートは調整するんです。でも、現実は物流だけではなく、金の世界なので(過剰流動性のバブル世界=幻想世界)、金利平価も重要になるのです(金利が同じになるようにレートが調整する)。ようするにバブルですよ。この世界はバブル世界です。実体経済の規模より、ファイナンス(金融)の規模が圧倒的にでかくなっているのです(日銀のような反社がいるので、遊んでる金の規模がでかくなる=過剰流動性)。
日本のようなアホな国が無限供給する過剰流動性が、利益を求めて世界中を駆け巡っています。それで外為レートがファンダメンタルズを乖離することもしばしば、実体経済のファンダメンタルズよりもむしろ、政治要因によってレートが動く。みんな政治的な動きを先取りして決まってゆきます。だから、インサイダーの世界です。
だから、外為レートの決定理論をしらず、政治的なイベントをばかりを追ってるプレイヤーばかりなんです。バブルという幻想に皆が引き込まれていて、残飯を猛烈に求める豚ばかりになってしまいました。なぜかって、金融バブルを敢えて演出して、その幻想を操作して、みんなを豚にしている人たちがいるからですよ。豚は貨幣錯覚だと気が付かずに、猛烈にアリもしない残飯の夢を追い続けるのです。
考えてみて下さい。こうやってここで決定理論を語るのが馬鹿らしいほどに、もう幻想が濃くなっています。しかしですね、まずは社会システムとしての金融システムにおいて、本来外為レートが理論上はどういう動きをするもので、どういう役目をなにっているのかを知ることは重要です。それが分からないと、今起きていることも、日銀が敢えて演出していることが、幻想経済だと理解できない。理論を知らないと、なぜ日銀が意味のない猛烈な異次元緩和をやりつづけてるのかってことまで理解できない。冒頭で言ったように、年金システムだけ絶対的な意志で維持すれば個人消費は上向くのに、なぜアベノミクス第一、第二の矢で意味のない流動性の無限供給をやってるか?という問いにたどり着けたら、あなたは最初の奴隷フェーズを脱したことになります。
この国では、勉強して自分で考えない人間は絶対に豚になります。本を読むだけじゃだめです。豚になったら終わりです。もう、理論や論理は意味のないものになって目先の貨幣錯覚つまり麻薬、残飯を求めるようになるのです。金というのは幻想であり麻薬であり残飯です。これに囚われて理論や論理を見失うと、わたしたちに幻想を見させようとする者たちの本当の意図がわからなくなります。

アベノミクス第一、第二の矢で、市中銀行から買い上げているとはいえ財政ファイナンスで異次元流動性供給をやり続けて、金利と表裏一体にある外為レートも操作しまくっているわけです。それどころか、日銀が株式市場を買い支えて株価操作までやってるんです。いくつか前の記事でこういうのを貨幣錯覚だと言いましたが、日本人という豚を貨幣により錯覚させて実体経済を持ち上げようとしているように演出しながら(名目の目標として主張しながら)、彼らが本当はなにをしたいのか?これが分かればあなたも完全に奴隷フェーズから脱して、ソルジャー、つまり戦士となれます。

この記事が、最初にアベノミクス第三の矢から入ったのは、金融・財政政策などで、貨幣をいじる経済政策は結局のところ貨幣錯覚でしかなく、意味がないからです。そもそも、産業分野での成長がなければ、実質的な成長なんてありません。結局、一番重要なのは、経済政策ではなく、産業の成長なんですよ。経済政策は補助的なものです。日本は、第三の矢で重厚長大産業に回帰しようとして大失敗して、果ては韓国に戦争までふっかけてぼろ負けして、それで、いまでもやり続けてるのは第一、第二の矢による無限流動性供給なんです。第三の矢・成長産業の創出が一番重要だったんです。何度も言いますが、そもそも、消費マインドは、年金制度だけしっかり守るという政策(またはアナウンスメント)一つで上向くのに、なぜ敢えて意味のないアベノミクス第一、第二の矢を、第三の矢が崩壊した今もやっているのか?考えてみてほしいわけです。黒田さんがアホだったから雁字搦めになっているという見立ては本当に正しいのでしょうか?


ちょっと脱線して、本当のことを語ってしまいそうになったので、話しを戻しますと、日本は基本がデフレなので本来は超円高のはずなのです。
これを金融学的には適正レートと言います。適正という言葉が気に入らない方は、とりあえず、理論値があるということを知ってください。

昨年あたり、一橋の野口教授がこれを1ドル73円とばらして大変な騒ぎになっていましたね。もう笑っちゃいました。その後、野口氏は各メディアで引っ張りだこでした。金融に詳しい人間ならみんな知っていることですが、この業界は嘘つきしかいませから、野口氏のようなことはあまり言わないわけです。コロナやワクチンの問題で医者が嘘つきばかりだとバレましたが、金融も嘘つきばかりです。原発村も、農家も、漁師も、、、、、嘘つきばかり。日本人は基本が嘘つきです。日本は倫理崩壊社会です。
つまり、インチキで滅茶苦茶円安にしてるんです。それで、自動車やら石油などの国際商品は、円安にしてる分、日本人は割高にものを買ってるんです。分かります?購買力平価との乖離分だけ、割高になってるんです。国際商品を買うということは、例えば、日本にいながらアメリカの2000円のラーメン食べてるのと同じでことなんです。そういうことを分かってない人が本当に多いです。

なぜ日本人はいつもカモられてばかりで、国家からも日銀からもカモられるのか?
その理由をベネディクトが言っています。
恥の文化だからです。宗教がなく、神様がいない日本人は、心に罪の意識が無く正義がないのです。いつも神様に見られているという精神性(罪の文化)がない。だから他人にバレなければ平気で嘘をつく。逆にいうと、他人からはみ出すことをおそれて、そういう精神性が同調圧力へとつながる。こういう精神性が、業界内で嘘を付き続けなければいけない同調圧力となっていくわけです。わかりますかね?嘘を付いてる状態が正義になっていくわけです。本当のことが言えなくなる社会なわけです。これを、一般には忖度というそうですね。本当に恐ろしい社会です。あいつ、本当のことを言いやがって!と本当のことを言うと悪者になる社会、これが日本です。

上でも言いましたが、実はデフレでも良いことがあって、それは基本的に通貨が切りあがる(円高になる)ということなんですが、日銀はそのメリットを捨て全く逆に円安にしているとんでもないバカです。でもね、普通に考えるとここまで馬鹿な人は普通いません。日本人をいじめ倒して家畜や奴隷にしたいと思っているとしか思えません。チョムスキーのように、素直に合理的に考えた方が良いと思います。
円高のメリットは上でもさんざん話したので申しません。円高だったら日本は世界中の企業を買えていたんです。最悪、イノベーションが興らなくても、海外の良い企業を買いまくることで今の状況を打開できたのです。白川総裁の時の円高のまま、日本企業が海外進出していってたら、今頃最強の国になってたかもしれませんね。そう考えると、現状が、どれだけおかしなことになっているかわかるでしょう?そして、現政権はそんなに馬鹿でないことを考慮すると、なんでこんなことになってるんだ?という単純な疑問が湧いてきます。

日銀はなぜか金商法に違反してETFも買いまくってるし、財政法に違反して財政ファイナンスやイールドカーブコントロールのために国債も買いまくっています。それが原因で、逆に金利を上げれなくなっている、というような説明がされます。良く知りません。私はあきれ果ててしまって最近どうなってるのか知りません。もう本当に酷い状況です。これは普通に考えたらおかしいんですよ。ここまで馬鹿な人は普通はいません。もしかしたら、どこからか、指令が来てるのかもしれませんね。

ニュースでは金利要因で円安と言っていますが、あれは嘘です。理由を報道するなら日銀のインチキ要因で円安と報道すべきでしょうね。
本来は金利の低い通貨は高くなりますので、円は高くなるはずなのです。高金利通貨はは国内のインフレを反映しているので、そのうち通貨安要因となります。これが購買力平価や金利平価の考え方です。ただ、超短期でみると、情報格差のせいで金利高通貨が買われることも普通にあります。基本はインサイダー情報で動きます。

さて、本来円高のはずなのに、なぜここまで売られるのか?
マスコミの嘘に付き合ってたらアホになりますよ。

これは、日銀が金利を上げない姿勢を前面に出しているからですが、これは円安方向のペッグしてるのと同じです。こうなるとキャリートレードが儲かる。円をドルに変えてドルで運用したほうがいいとなるのです。(本来ならドルで運用してもドルが円に対して金利差分だけ安くなるので、プラスマイナスゼロで儲からない。この基本理論を知らない人が異常に多い。
何度も言いますが、日銀は円安方向に通貨ペッグ(固定)してるのと同じなんですよ。※でも、これもどこまで続けられるか分かりません。黒田さんはもう余裕が無さそうです。
つまり、本来レートで調整されて儲からないはずの外為取引が日銀のおかげで儲かるから皆が一斉にドルに替えているのです。

なぜ日銀はここまでして円安にするのか?

①アホだからです。財務省が消費税を上げまくってるのと同じです。円安にしてメリットがあるのは財務省だけです。企業は大してメリットはありません。円安にして企業業績がよくなるというのは、それは円換算した見かけ上の利益で、本来儲かっているかどうかを見る指標は円建てではありません。これは企業が世界中に製造拠点をつくってグローバル化すればするほどそうなります。ローカル通貨の円で作った損益計算書で利益が出ている事に何の意味もなくなるのです。企業が儲かったお金を全部円に換える(円転)してるとおもいます?基本はドルですよね。基軸通貨はなぜ基軸通貨と言われているか知っていますか?汎用性です。流動性が高いからです。それに世界んの金融システムを支配しているアングロサクソンの通貨でもあります。ローカル通貨の円に全部円転してたらアホです。
でも、財務省だけはメリットがある。それは円換算した利益に税率をかけて税金を計算するからです。消費税と同じで税金欲しさに日本が沈没するような政策ばかりしています。為替操作で円安にしても、長期的には国力が落ちてきます。きっと厚労省と同じで財務省も日本を破壊したいのでしょう。

②天才だからです。日本人奴隷化計画です。日銀がそんなアホだと思います?日銀の株主が誰か知ってますか?彼らは金の流れを熟知する天才集団で世界の市場を操れるんですよ。意図があってやってるに決まっているという見方も可能です。といいますか、普通はそう考えます。つまり、日本人奴隷化、兵士化計画です。そろそろ戦争が起きるかもしれませんね。その前に、日本経済を崩壊させ、円の価値を無くして、政府が新通貨でも発行する可能性すらありますね、それで、兵士として働いてくれたらその通貨で給与がもらえる?的な。わかりません。完全に妄想です。でも、今の日本の金融市場のヤバさを鑑みると、逆に、極東日本も対中露の盾として動員される日も近いかもしれないと正直なところ、怖くなります。


一般人にとっての超円安の意味

兵士化というのは極端かもしれませんが、超円安で困ることは沢山出てきます。電気代やガス代の値上げ、食品の値上げ、化成品の値上げ、などなど、考えられることはいっぱいです。

食品?ん?
でも、実際は、あんま上がってないよね?と思いませんか?
それで、私は何よりも体に入るものが一番きになるので、食品をテーマにちょっと話します。

さて、超円安だと輸入物価が上がりますよね?
輸入を大規模にやっているのは日本の商社ですが、商社は歴史的にもともと筋の悪い商人だったところが多い。麻薬や人身売買をやっていた企業が多いのです(これは日本に限りませんが)。
円安になればなるほど、現地の単価が安い農産物や食肉が入ってくることになります。なぜなら、日本政府は何が何でも物価を安定させようとするからです。そうすると今後はさらに質の悪い食品が入ってくることが想定されます。見た目じゃ判からない質の悪い食品を輸入していれば一般消費者は騙せます。現在も回転ずし店では奇形魚、汚染魚、ゲノム編集魚が提供され、焼き肉店では成長ホルモン牛が提供されていますが、今後はもっともっと悲惨な状況になると予想されます。

どうしても外食されたいかたは個人経営のポリシーがしっかりとしたお店を利用することです。大規模チェーンは輸入量が大きいのでどうしても巨大商社を使います。だから最終的には農畜産メージャーがジャップ用に作ったゲノム編集食品を買ってきます。彼らはパールハーバーを奇襲攻撃して戦争をしかけてきたジャップには何を食わせても神から罰を受けることはないと考えていてジャップ用にゲノム編集農畜産物を作っています。
今後の時代を生き抜くポイントは商社や卸を使わずポリシーのしっかりした生産者と直接つながって安心できるものを購入することです。
テレビを見ない、NHKを見ない、ということと同じで、大手チェーンを使わない、卸や商社をつかわない、ということがポイントです。
そういいながら私もあまり開拓できていません。日本には本当にまともな生産者が少ないのです。

ゲノム編集魚


下がゲノム編集マダイ

世界初、ゲノム編集動物が流通した国が日本です。おめでとうございます。

これは以前、話題になった記事。こういう事実を知らない人が多いです。
回転ずしは、、、

(記事より抜粋)
リージョナルフィッシュ社等とゲノム編集魚の共同開発を発表したスシローの親会社の回答は、「現時点では明確な方針を定めていないので回答を差し控える」でした。共同開発するゲノム編集魚のグループ内での活用や外部への販売を検討するという報道もあったため、改めて確認したところ、「今後リージョナルフィッシュ社等との共同研究を進めていく予定で、その旨広報させていただいております。なお、現状は『共同研究を開始する』という段階のため、従前にご質問いただきました点に関して明確な方針は定めていないという状況でございます」という全く説明になっていない回答がありました。(抜粋、終わり)

追記:魚もホルモン魚になります。

続きは、私の過去記事で



成長ホルモン牛(ゲノム編集牛)

まずはこの記事から。(追記:現在、ヤフーからは削除されています)

誰もいわない「不都合な真実」。気を付けて、その“肉”を食べたら癌になる! 政治家と役人に見捨てられた国、日本(ワールドジェットスポーツマガジン) - Yahoo!ニュースアメリカのスーパーマーケットで牛肉コーナーに行くと「ホルモン フリー」と表示された商品が並ぶ。 スターバックスでも「ホルモン フリーのミルクしか使っていません」と書かれている。 アメリカ人は、成

news.yahoo.co.jp

狂牛病も怖かったですが、まーた欧米はこんなもの流通させてるんですよね。
成長ホルモン牛はゲノムを改変させるのでゲノム編集食品のカテゴリーでも良いと思います。よくネットで見かける筋肉隆々の牛が成長ホルモン牛です。ゲノム編集牛と紹介される場合もあります。
みなさん、ゲノム編集じゃなくて品種改良だから安全って思い込まされてません?おそろしいですよね。認知バイアスマーケティングです。カーネマンの行動経済学ですよ。あれ以来、もうだましだましの連続です。もう私はうんざり。言葉の使い方で、人間を誤認させるんです。そういうところまで科学的にやってきていますよ。

品種改良にヤバいものがあるんです。

まあ、とにかく品種改良(ゲノム編集)がいかに胡散臭いものか理解出来ればよいと思います。そもそも品種改良が安全なものだと思ってはいけません。
ゲノム編集食品は品種改良と同じだからという理屈で表示義務がありませんが、こういうホルモン剤など薬品を使うものもあるので滅茶苦茶ヤバいのです。
アメリカではちゃんと成長ホルモン使用牛と表示がある。日本には表示はありません。日本はヤバい食品が流通しすぎです。
輸入果物に噴霧される防腐剤もヤバいですし、某メーカーの菓子パンに使われている食品添加物もやばい。日本は野菜や魚介類も放射能汚染でヤバいです(放射能は全くメディアがどり上げないのでヤバい情報は自分で調べないと絶対に目に触れないようになっています)。
癌になったら抗がん剤治療で医者や製薬メーカーがぼろもうけです。


プリップリに品種改良され、たわわに実る牛肉さん。
プリップリになりすぎて歩行困難となります。
美味しそう!かぶりつきたいです!

牛さんだけじゃないです!豚さんも来ますよ!
もう歩行困難になるくらいプリップリに仕上がった品種改良がステキです!かぶりつきたい!醤油かけてお尻にかぶりつきたいです!


ニワトリさんも準備中です!!

早く食べたいです
待ちきれない!


癌になってもいいから食べたい!円安でこんなお肉が沢山入ってくるなら私はラッキーです。ありがとう!ありがとう!日本銀行!!
このニワトリの肉は一応流通してないことになってるようです。しりませんが。

追記:培養肉さんもやってきます!

待ち遠しいです。あー待ちきれません。培養肉食べたい!!


汚染ウンコ野菜があふれる未来

ゲノム編集牛、豚、鶏、魚ときて、とうとう始まってしまいました。

ゲノム編集トマト!

これは、既によく知られていますね。ゲノム編集は肉も野菜もこれからどんどんやってきますよ!!うれしいですね!!

日銀の超円安政策の結果としてやってくる最終兵器はこのトマトではなくて、汚染ウンコ野菜です。
汚染ウンコ野菜!
日本人名物、汚染食品を食べて応援です!食べて応援!応援したいですね!
ロシア産の肥料や飼料が戦争や円安で高騰しているから、代替としてウンコを使いたくてたまらない人たちがいます。農家さんが支持基盤の政治家さんは、汚泥ウンコを肥料にしたくてたまらないようです。
嬉しい!汚染ウンコたべたい!汚染人糞野菜食いたいです!

まずはこの記事をご覧ください。

食料安定供給「肥料に下水汚泥を」 農水省に首相指示:朝日新聞デジタル 岸田文雄首相は9日、化学肥料の高騰に対応するため、「下水汚泥」など国内資源の利用を拡大するよう農林水産省に指示した。同省は、秋にも見込まれる補正予算案に盛り込むことを視野に具体策をまとめる。 食料安…

www.asahi.com

これに対する批判記事がこれ。
阿修羅のリンクで恐縮ですが、原発汚染ネタはしっかりやってるところが限られます。でも、この記事見ると震えますよ。嬉しすぎて震えます!!


放射能汚染まで指摘してますが怖すぎますね。
真面目に話すと、私は東日本の野菜や肉、卵、お水など口に入れるものは絶対に買いませんが、でも、スーパーでは、関東で作られた野菜なんて普通にバカ売れしてます。日本人って忘れっぽいんでしょうかね。
テレビでやらないと、もう問題が終わったような気持ちになるのでしょうか?放射性物質のほかに、重金属や有機フッ素化合物との指摘もあります。本当に怖い。二つ前の記事で指摘したように、とにかく物価を安定させるために目に見えない部分はまるで考慮に入れるつもりがないんですよ。それで多くの人を騙せるからです。
全力で防御してください。水俣病のように神経系に重い障害がでてしまうと生きるのも地獄になるような辛い状況となります。マジで、です。
といっても、目に見えない部分で滅茶苦茶されてたらわからないですよね。信頼のおける生産者をみつけて直で買う事です。
基本的に超円安でもさほど物価が上がってないというのは質がめちゃくちゃ落ちている証拠です。(10月以降、物価が上がるという話ですが、さほど値段が上がらない食品があれば逆に要注意です)
放射能汚染の野菜を食べさせられるくらいなら、私は物価が上がった方がまだいいです。
この国は狂っています。

以上です。


あとがき
この記事は、2022.9.17に書き始めて、2022.10.10に書き終えてポストしました。
いつも酔っぱらった時に記事を書いていますが(誤字やおかしな日本語は徐々に直してゆきます)、経済記事はかなり酔っぱらわないとエンジンがかからないです。めんどくさいし、書きながら、すごく疲れてしまうからです。でも言いたいことがいっぱいあって書いてしまいました。ここまで読んでくれた方、ミラクルサンクスです。

日本の経済政策が評価しにくいのは、わざとやってる政策が多いからです。別の記事でも何度か言及しましたが、この国の貧民化政策は、明治期のプロパガンダとしての四民平等や国民皆兵の裏で、実際には女性を「からゆきさん」にしたり、農民を荘園制に縛り付けて農奴のままにして意図的に兵士の供給源としたり、戦後朝鮮人を敢えて被差別に堕とし低賃金労働者にしたり、近年では労働者の非正規化を進めたり、最近では奴隷技能実習生を入れたりと、わざと国民や外国人を奴隷にしたり、あからさまに外国人を奴隷として輸入してきたりと、歴史的にみても、日本がいつもやってる政策です。住宅ローン奴隷もそうですね。無知な人がカモられまくっています。

日本人の非正規奴隷化は小泉政権下で推進されました。彼が同時にやったのは、年金支給年齢を65歳にした改革です。彼自身、本気で日本人を奴隷化する意図があったのか、だまされてそうしてしまったのかは知りませんが。この非正規化と年金改革の時期が偶然に一致したと考えるなら単なるバカです。この国は明治期から常に国民や外国人を奴隷にすることばかりやってきているんです。点と点が明らかにつながって明確な線となり未来に伸びているのが見えます。恐ろしいですよ本当に。

この日本の歴史的な貧民化政策から語れない経済学者はみんなインチキです。政府の失政!間違いだ!ではないのです。ほとんどの政策はわざとやっています。日本政府はそんなに馬鹿ではないです。それにこの政府や日銀の裏にいる勢力はとても優秀な人たちです。そんなことは知ってる人はみんな知ってることです。バカ真面目に政府がアホだ!政府は馬鹿しかいない!なんてやめてください。プロレスの観客にならないでください。

日本政府は歴史的に意図的に貧民化政策をやってきたので、政府がどこまでわざとやってて、どこで本当に政策で失敗したのかが平民の私には読みにくいのです。政府を擁護する経済学者も、政府を批判する経済学者も要注意です。政府批判をする経済学者ですら、仕込みの可能性があります。(昨今、社会で行われているマーケティングは極めて巧妙です。別の記事でカーネマンの行動経済学にもふれているので、興味があったら他の記事も見て下さい。)

大局で見ると、私たちは、わざと年金制度を脆弱なままにされて、働きアリのようにされています。これは事実だと思います。為政者から見れば、国民を奴隷にできる最大の武器です。経済分析など、論理的に現象を分析する上で重要なことは、素直に見るということです。素直に見て、そこから逆に既成観念を打破して論理構築していくのが良いと思います。哲学でも、物理学でも、経済学でも、新しい学の分野を打ち立てた人は常にこの視点をもっていました。つまり、しつこいですが、年金制度は、わざと脆弱にされています。

私たちは、養鶏場で死ぬまで卵を産み続けなければならないニワトリのようにされています。私たちは養鶏場で生まれ育った空が青いことを知らないニワトリであり、海が青いことを知らないマダイでもあります。ゲノム編集マダイは、外環境にマダイが逃げ出して交配しないように、陸上の水槽で飼育されているのです。
私たちは、表示義務がないそんな魚を、回転ずし店で食べています。このような時代をおかしいと思うか、必然だと思うかは、個人個人考えがあると思いますが、私は嫌です。

2022.10.10


修正履歴
2023.2.18 「内部統制が出来ない日本」だけを抜き出した別の記事のおかしな日本語を修正したので、この項目だけ差し替え(内容は変わらず)
2023.6.6 おかしな日本語を少し修正(前半だけ)