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何故今回の同窓会に興味がないのか それはHSPが教えてくれた当時の私は他人軸

昨年、中学校の還暦同窓会の話が出てきました。
その中学校の還暦同窓会が、34年振りにもうすぐ開催されます。

皆さんは同窓会に参加してますか?

友人は、楽しみだねと言うが、私は今回の同窓会はちっとも楽しみではない。
20代の時の中学校同窓会は楽しみで参加したけど、今回はめんどくさいなぁと思ってしまう。

何故だろう。



私が通っていた中学校は、小学校からそのまま繰り上がり。
他の小学校から上がって来る子もいないので、小学校中学校の9年間同じメンバーだった。
転校した子や、たまに転入生が来るだけで、ずっと同じメンバーでクラスも3クラスだけで少なかったから皆顔見知り。
幼稚園や小学校で仲良くなったメンバーでずっと過ごしてきた。今もそのメンバーの内3人とは時々会うので、50年来の付き合いとなる。

なので、長い付き合いの友達と離れる中学の卒業式は悲しかった。
9年間を共に過ごしてきた仲間がいない高校へ行きたくなかった。

だから、私は小中学校が一番楽しかったと思っていた。
一生付き合える友達もできた。

なのに、何故、今回の中学校の還暦同窓会が楽しみではないのか。

考えてみた。

たぶん、

HSPを知って、感じていた生きづらさの理由がわかったからではないか。
自分はHSP気質である事を知ったからではないか。



まず、中学校の頃の私はどんな自分だったかを思い出してみた。

当時の私のキーワード。
『感受性が強い』『神経質』『心配性』『気にし過ぎ』『引っ込み思案』

面談でよく先生から言われた言葉。
親からもよく言われた言葉。

当時は、これらのキーワードは治さなければいけない性格のように思われていた。
もう神経質なんて最悪のイメージ。
だから、神経質と思われたくなかった。
気するな気にするなと唱えても、周囲の環境の変化や、人の感情などに敏感に反応してしまう。
感じてしまった事、気が付いてしまった事を隠して、私はおおらかな人間よ〜と装っていた。

何で皆んなは気が付かないの?
私がおかしいのか?
私が考えすぎ?
当時からやりにくさは感じていた。

団体行動も苦手だった。
大勢の中で自分の立ち位置がわからなくなる。
皆んなの反応や表情が気になってしょうがない。


そして、いつも皆んなと一緒にいたくせに、皆んなと一緒が苦手だった。
相手の感情が入ってきてしまい疲れてしまう。
かといって、一匹狼になる勇気はないからグループに属していた。

友人からは、考え過ぎだよ〜とよく言われた。
鈍感になりたいと本気で思った事がある。

『鈍感力』という本があったよね。

そんな自分を隠して、皆んなに馴染んだフリをして、団結🏁という言葉に酔ったフリをしていた。

ということは、
つまり、

中学校時代の私は本当の自分を隠していたんだ。
他人軸の私だった。

だから、中学時代の私に、今の私は興味ないのだ。

高校時代はどうだったか。
考えてみた。
高校生になって、少しは自分軸になったと思う。
校則も自由だったし、先生にも生徒にも自由な雰囲気があった。
団体行動も少なかったし、制服も自分なりにアレンジできたし、靴も鞄も何でもよかった。
そして、嫌々やった放送委員。
ところが、これがやたら楽しくて楽しくて。
3年間、私にやらせて下さいと立候補していた。
中学卒業があんなに嫌だったのに、自由な高校が徐々に楽しくなっていった。

でも、高校の同窓会があっても行かない。
それも、迷わずに『行かない』と言える。
それは、中学の同窓会に興味が湧かない理由とは違って、大勢の中に自分を置くのが苦手な事、皆んなで過去の事を懐かしむ同窓会そのものも苦手だからかな。
上手く言えないけど、高校生の自分はまあまあ納得しているからかもしれない。



社会人になってからは、私の敏感さを活かせる営業の仕事に就けたので、仕事中はありのままの自分でいる事ができた。私の敏感さをスタッフから羨ましがられた。
でも、プライベートは別なので、飲み会などは相変わらずしんどかった。

敏感さをお客様に向けるのは、とても心地良かった。
その心地よさはHSP気質がもたらしたものだったんだとHSPを知ってわかった。

敏感さを隠さなくて良い場所は心地いいんだなぁ。


HSPを知った時、これだ!と本当の自分に出会えたようで嬉しかった。
目の前がパッと明るくなったようだった。

敏感な自分を治さなくていいんだ。

中学校時代は他人軸の自分
楽しいフリの自分
皆んなで何かやろうが好きなフリをした自分

本当に中身がなかったな。

中学生の自分は、訳わからない生きづらさを感じていた。
その生きづらさの理由がわかったから、中学校の同窓会に興味がないんだ、きっと。
それに、中学の同級生たちは他人軸の私しか知らない。
中身がスッカラカ〜ンの私しか知らない。


会いたい時に会いたい人に会えばいい。

迷ったが、中学同窓会に出席するつもりでいる。
中学生の自分と今の自分を確かめに行く。
それとも、怖いもの見たさ、みたいな感じかな。

果たして、わ〜懐かしい〜と思えるだろうか。

それとも、もうや〜めた、となるか。

ただ、疲れて帰って来るだけか。

きっと、は〜疲れた〜だろうな。

でも、冷静に中学同窓会に興味が湧かない理由がわかったから参加してみる気になった。当日は周りに振り回されずに自分軸で居られるか実験である。

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