vol16. 早く帰る技術⑦授業の挨拶はしない】〜5時に学校を出たら人生が変わった話〜
授業の挨拶は、始まりも終わりもしません
挨拶をするまでに、姿勢が悪い子どもや話をしている子どもに子どもが(主に日直でしょうか)注意する時間が生まれていませんか?「〇〇さん、姿勢を正してください。」「前を向きましょう」など。子ども警察が存在するのはトラブルの元になります。また、そのような注意の時間が生まれると大事な授業の時間が奪われます。
でも、例え全員がすっと立ち、挨拶に5秒とかからない、子ども警察がいないとしても私は挨拶をしません。
そもそも挨拶をする理由が見当たらないからです。挨拶を「けじめ」と考える方もいらっしゃいますが、挨拶をしてもしなくてもけじめをつけることができればそれで問題ないわけであって、「立って、礼をしたからけじめがつく」ということではないでしょう。
「じゃあどのように授業を始めるのか」ということになります。それは、Vol14で書いた通り、授業開始時刻に授業を始め、授業終了時刻に授業を終わるだけです。大事なことは、チャイムが鳴った瞬間に授業を始め、チャイムが鳴った瞬間に終わることです。これをすると自然とけじめがつき、スッと授業が始められます。もし、子どもの準備が出来ていなくても授業を始めます。準備ができるのを待っていると、その分授業時間が削られます。
この時の授業の進め方で大事なポイントがあります。この部分を聞いていないと本時が分からないような内容はしないことです。前時の復習をクイズ形式で実施、本時の内容の音読(教科書を開かせることを目的として)など、授業を始めつつも追いついてこれるような内容で進めます。
授業の挨拶やめてみませんか?
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