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♯37 文系でも、数字が苦手でも、プライベートでも、目標達成のためには『数値化』の鬼になれ!?

こんにちは、甘夏です。

この記事では文系、かつ営業職でありながら数字の苦手意識が強いわたしですが、本業だけでなく、プライベートの目標にも「定量性」(数字で達成を測れる性質)が重要だと気がついた、最近読んだとある本について綴っています。

きっかけとなった本『数値化の鬼』

わたしは普段、どなたかのSNSで見かけた本や好きな著者さんの新著や過去の著書を読むことが多いのですが、月に1回程度は本屋さんにふらっと入って自分のアンテナに引っかかった本や、その時の気分に合う本を選ぶこともあります。

先月、たまたま本屋さんで平積みされていて目に入ったのが、株式会社識学という会社の代表である安藤広大氏の3部作『リーダーの仮面』『とにかく仕組化』『数値化の鬼』でした。
昨年5月に育休明けで復帰してからは、業務時間外に本業のことを考える時間はほとんど無く、心も脳もFP活動の方にリソースを割いていたわたしでしたが、ふと、この『とにかく仕組み化』という本が気になりました。

その背景には、本業でもこの1年で達成したいことが見えてきて、日々やりがいを感じながら仕事に取り組めている、少し前の『本業で成長を目指していない』自分から少し抜け出しつつある、という状況もあるのだと思います。

この時から少ししか経っていませんが、今は本業にも成長意欲があります👇

前置きが長くなりましたが、そんなきっかけで出会ったのが組織マネジメントの専門家である安藤広大氏の著書でした。
とっかかりは『とにかく仕組み化』でしたが、今回は『数値化の鬼』を読んでのお話となります。(ただし、この2冊の中にも共通した考え方が浸透しています。)

物事が前に進む『数値化』の力

わたしの本業は食品系の会社の営業職なのですが、とにかく昔から数学が苦手で完全な文系で、数字そのものにかなりの苦手意識がありました。(中学・高校時代は数学で赤点を取るほど苦手でした・・・)
営業職自体にも苦手意識が強かったのですが、この職種に就いて8年目となる今、苦手意識に向き合い続けたからこそ、『目標達成力』を身につけられたと感じています。このことについては過去のnoteでも綴っています。

今回『数値化の鬼』を読みながら、本業でもここを磨いていかなければならない課題とも感じてる『PDCA』『KPI設定』の重要さについて改めて考えてみました。

数値化とは『PDCA』を回すことである
数値は「なんとなく」を許さない
D(実行)の中身は自分で考えて行動すること
D(実行)の中身が漠然としたままだと行動量は減ってしまう
自分の行動に迷いがないレベルにまでKPIに分解できていることが重要

安藤広大著「数値化の鬼」

ゴリゴリのビジネス書ではありますが、プライベートの目標であったとしても同じように分解できると思います。

例えば・・・
◆目標:今年こそはダイエットを成功させる
◆KGI(= Key Goal Indicator/重要目標達成指標):年初の体重よりマイナス5キロ
◆KPI(=Key Performance Indicator/重要達成度指標):
①1週間に1回は30分のジョギングをする
②1日の摂取カロリーを1,500kcl以内におさめる
③大好きなビールは週に1回までにする

これは適当な例ではありますが(笑)、KGI(目標が達成したかどうかを客観的に図るための指標)に数字を入れたことで、そこにたどり着くまでのプロセスを明確にすることができます。特にそのプロセスにも数字を入れることがとても重要で、なぜなら、そのプロセスが進捗しているのかどうかを客観的に把握することができるからです。

「マイナス5キロ」の目標を立てたとしても、そのためのプロセスが「運動をする」「食事制限をする」という数字の無いものになっていては、途中過程を振り返っても、目標達成につながる行動ができているのかどうか、を客観的に把握することができません。

また、数値化をすることで自分の行動に迷いがなくなる、というのも大きなポイントです。例えば上記のKPI①が「1週間に1回は30分のジョギングをする」ではなく、「運動をする」だった場合は、いつ、どのくらい、何をやるのが不明確で行動の一歩がなかなか出ないと思います。これを数字をいれて明確にすることで、やることはとてもシンプルになりますよね。

注意すべきは目的と手段の入れ替わり

わたしはこれはFPとしてライフプランを語る上でも「資産運用や節約、収入UPはすべて手段であって、目的ではない」なんてことを偉そうに言ったりしていますが、日々意識を向けていないとこの目的と手段の入れ替わりはよくやってしまいます・・・。

過去にも苦い失敗があるのですが、以前の部署でとあるブランドの売上予算を持っていて、わたしのミッションは『売上予算の達成』でした。

もちろんここには数字があるもので、そのための手段として上司に提案をされたのが、「販促品の制作」でした。

当時、わたしのなかで完全にこの「販促品の制作」という手段が目的となってしまい、一生懸命それを作り上げることに注力していました。
ようやくその仕組みを整えて、販促品を作り上げ、リリースしたころ、ほとんどお客様からのニーズの無い無駄な販促品が在庫されることになりました。周りから「これってなんで作ったんだっけ?」と聞かれることもしばしば。

上司の提案を何とか形にできたことに喜びさえ感じていたわたしは、その状況にただただショックでした。今となってはこれこそが『目的と手段の入れ替わり』だとよくわかります。

このことからも、手段やKPIは決定事項ではなく、あくまでもこだわるべきは目標達成であって、途中でその手段やKPIが適していないと気がついたなら、いつでもそれを修正すべきなのだということがわかります。

例えば前述の例で、KGI=マイナス5キロに対して「1週間に1回は30分のジョギングをする」では到達できないと判断した場合には、「1週間に3回は20分以上のジョギングをする」に変更すべきですし、「大好きなビールは週に1回までにする」ではダメそうだと思ったら、「ビールは月に2回までにする」に変更すべきです。

わたしの2024年の目標に定量性はあるか?

今年の漢字については記事にもしていますが、さすがにプライベートの目標は気恥ずかしいこともあって、どこにも公開はしていません。
また、自分自身のキャパが大きくないという自覚もあるので、すべてのことに事柄について「定量性」を持たせているわけではありません。

ただし、絶対にこれは達成したい、とこだわっている目標については定量性を意識しています。それを少し恥ずかしくはありますが、ここに残してこの記事を終わりにしようと思います。

①お金:個人資産を○円達成
②健康:毎日睡眠を7時間以上とる
③FP:FP相談を10件以上受ける

わたしにとってこの目標の設定が正しいかどうか、は重要ではなく、今わたしがこれに向かって行動できているか、進めているか、が重要だと思っています。

特に③については、元をたどると「FPとしての経験を積みたい」という目標があります。でもこれが数字のない「経験を積む」というあいまいなものに終わらせてしまうと、そのための行動を踏み出すまでにもっと時間がかかったでしょうし、振り返ってもこれが達成できたのか、途中過程をみても達成できそうなのか、がうやむやになっていたと思います。

設定した2023年末時点では、どうやったらここにたどり着けるのか見当もつかない状況でしたが、今少しずつ、一歩ずつ前に進めているのはこの数字があるからこそだと思います。

普段からこんな風に色んなことに対してしっかり目標設定&振り返りをしているわけではありませんが、文系で数字が苦手なわたしだからこそ、この『数値化の鬼』はグサグサ刺さり、気づきや学びが多い書籍でした。

最後までお読み頂きありがとうございました🌸


~2023年11月からstand.fmで音声配信を始めています~
お金まわりの話・営業職ワーママとしてのキャリアの話・ここ最近取り組んでいるお片付けの話など、をお話しており、
気がつけばこのnoteの記事よりも配信数が多くなりました!
配信頻度が低いせいもありますが・・・)
ご興味あるトピックなどあれば、こちらも聴いて頂けると嬉しいです♪
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