いけばな歳時記 エノコログサ
エノコログサはユーラシア原産でアワの原種とされるイネ科植物。アワと共に日本列島に伝来。呼び名エノコログサは穂の形をイヌコロ(犬)のしっぽに見立てたもの。別名ネコジャラシは猫をじゃらすことからの命名。イネ科植物は葉が巻きやすく、水揚げは昔から酢や酢酸に漬ける方法が知られますが、アルコールが良く、オアシスプロダクツの水揚げ剤(クイックディップ・フィニッシングタッチ)は有効のようです。葉を取れば水から離しても使えます。枯れエノコログサは別項⇒
上作例は、アカメガシワ・フェイジョアと組んだ秋口のもの。ながく飾る時には、あらかじめしっかり叩いて、先に種を落としてからいけます。
上左 ハギ・コギクと組んだ自然調・協奏的構成。→広瀬テキスト50p
上右 2005年愛万知博(愛地球博)国連館応接間の迎え花。主材と方向性 遠心→広瀬テキスト48p
上左 ツルウメモドキ・タマスダレと組んだ自然調。→広瀬テキスト45p
上右 ケイトウ・スイカと組んだ透明ガラス花器にいける構成→広瀬テキスト81p
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