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そう、人生があるんだ。私たちには。『ドキュメント がん治療選択~崖っぷちから自分に合う医療を探し当てたジャーナリストの闘病記』(金田信一郎著,ダイヤモンド社,2021)を読んで

結構読んでいて辛いところもあり、飛ばし飛ばし読ませていただいた。
それでも刺さったのは、この一文。

現代の患者は「送りたい人生」「治療後の生活」を、医師に寄り添ってもらい、ともに医療を考えていきたいと思っている。

ドキュメント がん治療選択(P395)

そう、人生があるんだわたしたちには。
これは、私の人生なんだ。

「標準治療」とか、「〇〇科」というまな板の上の何か、なんかじゃない。

切った後には、そこから回復していく生活がある。
私たちは治療後の生活を生きようとする。
願わくば寛解して二度と再発しない人生を。
その人生の主人は、私たち自身だ。それを認めてくれて、寄り添ってほしい、力を貸してほしい。たぶんそれだけ。


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