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対人恐怖症を克服した過程 ~人との会話が好きだった頃から徐々に変わってゆく~

もともと自分は幼少期から高校入学するくらいまでは人と接することがとても好きな人間でした。

学校の勉強は出来なかったし、運動神経が良いわけでも音楽や美術なども出来るわけでもありませんでした。

でも誰かが笑ってくれるという事だけが自分の楽しみであり、それを楽しみに学校に行っているようなものでした。

しかし、高校に入学すると地区の知り合いはほとんどいなくなり、また1から徐々に関係性を築いていかなくてはなりませんでした。

どうも自分にはそれが苦手なようで人間関係は極端に言うと1か100のような距離感しかとることができなかったのです。

小学生入学時はまだ人との会話における距離感のとりかたなどはないに等しく友達はでき、中学生は同じ地区の学校が2つ合併するだけなのでそこまで問題ではありませんでした。

なので、フォローしてくれる人がいない状況での初対面の相手との関係性となると距離感が分からずキモイ所作や言動をとってしまい普通に引かれる。

「おはようー。」と声かけられれば普通におはようと返せば良い所をなぜか面白くしようと変な挨拶をする。もう忘れたけど多分記憶から消し去りたいくらいの記憶だったんだと思う。それがうければ良いが、え??ってリアクションになる。

小学生なら許されても高校ともなると、(え?キモくない?)となり、あからさまに態度に出るわけですね(汗

そして自分は豆腐メンタルだったため引かれた時のその反応が耐えられず徐々に学校に行くことが億劫になりました。

母親に学校を辞めたいと言うと見かねたのか、母の知り合いの人が来てくれて僕を説得しようとしました。具体的にはあんまり覚えてないけどざっくりと、とにかく高校では性の経験が沢山できるんだゾ!今だけだゾ!みたいなこと言われた記憶が残っています。当時はそれになんの魅力も感じませんでした。あ、今ならそっかー!性の経験最高やなー!んじゃ続けるかー。とか思いそうだけど…学校を辞めたかったのはなんか友達できないし、何のために学校来るのか分からなくなったから。決め手になったのは高校の先生になんで勉強ってするんですか?っていう小学生みたいな質問したら、ドヤ顔で「それはなー。ま、それを学ぶために勉強をするんちゃうか?」って言われたことやと思います。いや、薄ー。って感じたのは覚えています。
結局1年目の夏休みで高校は中途退学することになりました。

…つづく


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