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やってみて気づいた方が良い。


五月に植えた わさび菜やベビーリフ達が
あいにく虫の食べ穴だらけになっている。

鉢で植えた方が良いと聞いていたので、
鉢と畑ともに育てているが、両方で穴ぽこり。

虫が食べるほど美味しいんだろう、と良しとしていた。


しかし、自然世界の中は
人間が思うことと、ひと味ちがう。


実は、虫が来るということは、
弱っているということ。

ハイエナをイメージすると分かりやすいように、
動物も弱っている動物に群れる。

ハエやショウジョウバエも、
もう時期終わりそうな命の元へ駆け寄る。

それと同じ。


無農薬無肥料の代わりに、菌根菌の土も入れているから
大丈夫だろうと思っていた。


ただ虫穴が気になるということで
酢と唐辛子のお手製スプレーの虫対策をしていた。

それでも虫穴は増えるから、

今日、一度その前で立ち止まってみた。


もさもさ生えた葉っぱを観察する。

目線を下へおろす。

なぜだろう、土は良いはずだし
種から大きくなってきているのに。

ふと、土をかき分けて見てみると、
なぜか土が元気だと思えない。


んー。


弛んだ葉っぱが倒れたりもしていた。


これは、もしかして、間引きを、していないから?

と頭の中に疑問が出た。

見えているところで判断せず
見えていないところに触れてみると気づきが生まれる。


思ったと同時に、小さいに葉や弱っているものから
すばやくぬいていった。

全員を育てたかったけど、
ほんの少し後ろ髪を引っ張られながもぬいていく。

すると、残ったもの達がスッキリして、
根本と根本の隙間に風が生まれた。

これで日も入るだろう。



使用前は撮っていなかったため使用後


なるべくガーデニングのように整えられた様子ではなく、
森化を目指している。

もしくは自然の中に植えること。
これこそが、自然体ですね。


多少の知識入れていても
なんで間引きするのか分からない。

こうなってみて、体で理解していくタイプ。
確かに効率的ではない。

ただ時間はかかっても、とても実感する。


確かに密度が高いと呼吸しにくいし、
息苦しいよな〜と思うと、東京のことを思った。

東京が日本の決定されるところだけに、
他の地域も東京のアイデンティティを受ける。テレビでもそう。

日本一周していた頃にとても感じていた。


ベビーリーフを植えていた鉢はまさに東京だった。

人口が多くて、1人のスペースが狭い。
呼吸しづらくて、すぐ隣に身長が高い建物があると日に当たりづらく
あたりの自然も見えにくい。

息が詰まり、なかなか美味しい新鮮な空気を深呼吸できない。
なんだか隣が気になるし、比べやすくなってきちゃう。

土の養分も、水も菌も
細かく切り分けて少しずつで我慢。

狭いスペースには、汚れが溜まって
まさに渋谷のメイン通りを歩いていてるかのような感覚。

間引きしないと、滞ってしまうんだ、と気づくことができた。


東京在住の方も、
時間の流れがゆっくりで穏やかな所が同じ日本にある。

体や精神が凝り固まっている方は是非思いっきり
田舎に遊びに行ったり、移住してみよう。

ちなみに、

都会は、人が造ったところ。
田舎は、神が創ったところ。


こんなにも間引き!


ぬかせてもらった葉たちは、畑で循環のためにふりかける。
新たなお役目のためにがんばってくれます。


僕は、人間世界のことを、植物の世界に置き換えたり、
または逆だったりよく頭の中で自然と行わられている。

自然から学ぶことのほうが
人間から学ぶより普遍的で根本的だから自分にとっては鉄則。


今回、間引きをやる意味は分かったけど、
本来やらなくてもいいはず、もっと子供のように
勝手に育つものだと思うから、間引きをせずに育てれるよう
こんな遊びを通して学んでいきたい。


育てているという感覚ではなく、
育っている・生えているという感覚のほうが良いのかも。


育てているのは、菌や微生物、太陽、雨などだから。





ありがとうありがとうありがとう
考えるより感じよう
feelyuma

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