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TS-1をやめてQOLが爆上がり

↑こちらに書いた通り、私はわずか2クール目にしてTS-1(飲む抗がん剤)に音を上げギブアップした。

全くやらないでいたより、やってみてダメだったからスッキリした。
全くやらないでいたら、いつまでも「やっぱりやったほうが良かったかも」とウジウジしてしまった可能性がある。

2クール目の途中までしかやらなかったとは言え、やらなかったよりはやった分だけの効果はあるかもしれないし。
ないかもしれないけど、あったと思うことにしよう。

TS-1を飲むのをやめてから3日後、それまでずっと続いていた気持ち悪いのがスーッとおさまってきた。
真っ黒になった手の指は、1週間経ったところでようやく少し薄くなってきた。
あのまま飲み続けていたら顔も手も真っ黒になって元に戻らなくなっていたかもしれないと思うと、本当にやめて良かったとしか思えない。

気持ち悪いのがおさまったことで食欲が戻り、それと同時に気持ちも上向きになってきた。
メキメキとやる気が上がってきたので、連日買い物に行ってシチューを作ったり鯛めしを作ったり。
スポーツセンターの体操教室でも思いっきり身体を動かせた。
溜まった洗濯をし、トイレと洗面所をゴシゴシと掃除した。
1週間前までは買い物に行く気力も体力なく、掃除も料理もせず、ゴロゴロ転がってばかりいたのが嘘のようだ。

そして急に「のどかな景色を見に行って自然に触れ合いたい」と思い立ち、夫に運転をお願いして「東京ドイツ村」まで遊びに行ってきた。
なんでそこにしたかと言うと、「関東 日帰り旅行」で検索したら出てきて気になったからというシンプルなものだが、これが大正解だった!

青い空、小高い丘、緑いっぱいの芝生、あたり一面に広がるお花畑。
ひよこやハムスターなど小動物との触れ合い。
初めてのしいたけ狩り。

青空の下でドイツソーセージを食べたり、取れ立てのしいたけをその場で七輪で焼いて食べたり。
観覧車からの景色も綺麗だったし、スワンボートを漕いでいい運動にもなった。
お土産にドイツのハーブドレッシングとプレッツェルを買った。

新鮮な空気を吸いながら散策するだけでめちゃくちゃリフレッシュになったし、いろんな動物を見たり、アスレチックで遊び回る子どもたちを見たりするのも癒された。

ドイツ村で撮ってきた写真の一部


ドイツ村に行った翌日は前職の元同僚と銀座でランチ。
さらにその翌日は友人2人と横浜でランチ&ディナーの長時間おしゃべり!
友人のうちの1人とは実に4年ぶりくらいの再会だった。
今朝体重を測ったらちゃっかり1.5キロ増えていた。

繰り返しになるが、1週間前までは気持ち悪くて寝てばかりいて、メンタルも身体もボロボロだったのが嘘みたい。
TS-1をやめてわずか1週間で、これだけの充実っぷりだ。

再発予防のために薬をしっかり飲んで治療することも大事だけど、人生の楽しみが奪われてしまうのであれば、その意味は大きく下がってしまう。
なにせ、あくまで予防なのだから。

それに、こうやって充実した生活を送ることだって何よりの予防だ。
たくさん笑って、ワクワクして、おいしいものに舌鼓を打って、たくさん身体を動かして、生活を整えることで自己肯定感も上がって。

そして昨日、急に「ピンクリボンアドバイザーの勉強をしてみようかな」と思った。
さっそくテキストを注文したので、届くのが楽しみだ。

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