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がん患者道【はじめに】

2019年9月に「悪性リンパ腫」と診断され、2カ月間の入院治療を経て退院し、社会復帰するも2021年8月に再発。再度の抗がん剤治療でなんとか第二寛解を得て、同年11月に造血幹細胞移植を敢行。年末に退院し、現在は元気に過ごしてはいますが、移植後の長期経過観察中の身です。

がん患者になってみて痛感したことは、

①同じ病気で闘病し、克服した方のブログや情報が少ない(ブログ全般的には亡くなった方の闘病記の方が多く見つかってしまう)

②患者視点で書かれた治療への向き合い方などの書籍が少ない(医師などの立場から病院や治療方法選択について書かれたものが多い)

③家族や周囲との正しいコミュニケーションがわからない(がん患者に対する偏見との戦いやいなし方を扱う情報が少ない)

の三点があり、結果として、がん患者が前向きに生きるため、また治療後も完全に元に戻ることの無いケースが多い中で、どのように生きていくかという情報が少ないと感じました。

そこで、今後がんと宣告される方やそのご家族に向けて、自分が得た経験とその経験から得た知見を共有することで、できるだけ快適な治療そして回復生活を送るための情報としてもらいつつ、究極的には医師、看護師と患者とその家族が素晴らしい信頼関係で結ばれ、納得した治療を受ける一歩となればと思っています。

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