見出し画像

$THE FIRST SLAM DUNK


$THE FIRST SLAM DUNK

『THE FIRST SLAM DUNK』(ザ・ファーストスラムダンク)は、2022年令和4年)12月3日に公開されたアニメーション映画
2023年8月31日をもって終映することが発表された。

概要

原作『SLAM DUNK』の最終回を迎えてから実に26年半を経ての映画公開であり、原作者井上雄彦が自ら監督と脚本を務める。
当初はタイトル未定で2022年令和4年)秋に公開予定であったが、2022年(令和4年)7月2日に公開日と正式タイトルが公表された。
また7月7日に湘北高校のメンバーが収められた特報映像が公開され、8月10日から同年11月18日までテレビアニメ版全101話がYouTube上で期間限定公開され、一部話数についてはプレミア公開で配信された。

同年12月3日よりIMAXDolby Atmos、同年12月10日よりDolby Cinemaでの上映がそれぞれ実施。

2022年(令和4年)12月15日には原作者の井上が本作の監督として制作過程で描き起こした絵や文字、井上への約1万5千字に及ぶロングインタビュー、ポスターや告知ビジュアル、映画での宮城リョータの物語において部分的な下敷きになった作品であり週刊少年ジャンプ1998年9号に掲載されて週刊ヤングジャンプ2001年49号にも再掲載されたが単行本などには未収録だったため初収録となる読切漫画『ピアス』などが収録された『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』が発売された。

ストーリー

プロローグ

神奈川県予選を2位で突破し、広島県開催のバスケットボールインターハイへの出場を決めた神奈川県代表・湘北高校は1回戦で大阪府代表の豊玉高校を下し、2回戦で秋田県代表・山王工業と対戦する。山王は高校バスケット界の絶対王者と呼ばれ、特に現3年生の入部以来「2年半に渡る無敗記録」と「インターハイ3連覇」という凄まじい記録を残していた。チームは高校バスケ界最強のセンター河田、高校ナンバーワンプレイヤーと名高い沢北などタレント揃い。下馬評では王者山王と無名の湘北という構図が完成していた。

試合前半

湘北は試合開始早々、宮城リョータのパスから桜木花道がダンクシュート(アリウープ)を決め先制点をマーク。その後序盤は拮抗した内容となる。ポイントガードのリョータと深津、センターの赤木剛憲と河田、エーススコアラーの流川楓と沢北などコート上の各地で選手が火花を散らす。三井寿はスリーポイントシュートを立て続けに決めるが、一之倉の執拗なマークに手を焼かされる。

劇中では湘北対山王戦と並行してリョータの生い立ちが描かれる。沖縄県生まれのリョータは母親のカオル、妹のアンナ、そして兄のソータの4人家族。3つ年上のソータはミニバスの名選手。父親が死に悲しみに暮れるカオルを見てソータはバスケットのチームになぞらえ「俺がこの家のキャプテンになる。」と宣言、リョータには「お前が副キャプテンだ。」と任命する。そんなソータにリョータは憧れを抱いていた。

ある日バスケットの練習をしていた宮城兄弟だったが、途中でソータが船釣りへ出かけてしまう。もっと二人でバスケットをやりたいリョータは船で沖へ出ていくソータに「もう帰ってくるな。」と泣き叫ぶ。不運にも海難事故に遭ったソータは二度と帰ってこなかった。

しばらくして宮城家は沖縄を離れ、神奈川県へと移住する。塞ぎ込んだリョータはいつも一人で黙々とバスケットの練習をしていた。中学生になったリョータはある日、スリーポイントシュートを立て続けに決める少年に1on1を挑まれる。アドバイス口調の彼に兄の面影を見たリョータは勝負の途中で帰ってしまう。

試合後半

山王は『フルコートプレスディフェンス』を展開し、湘北の司令塔であるリョータに2人マークをつける。さらに一之倉のハードディフェンスによって三井はスタミナ切れ寸前、赤木は河田との競り合いに何度も敗北しネガティブになっていた。点差は24点まで開き、湘北は9分間に渡って得点がなかった。

途中交代でベンチに下がった桜木は安西監督から攻守の起点となるリバウンドでの勝利というタスクを与えられる。コートへ戻った桜木はチームメイトの俯いた表情を変えるべく、観客に「山王(ヤマオー)は俺が倒す!」と宣言し、大ブーイングを浴びる。試合が再開すると桜木は野辺とマッチアップ。リバウンド力に優れる野辺に対して型破りなプレーと天性の身体能力を発揮して空中戦を次々と制する。桜木がもたらした空気は他の選手にも伝播し、河田との勝負を諦めかけていた赤木は復活。チームとして勝つためのプレーにシフトする。既に限界まで消耗していた三井はスリーポイントシュートという自身最大の武器に注力し、点差は8点にまで縮まる。

湘北高校でバスケットボール部に入部したリョータはテクニカルなプレースタイルを2年生の赤木から「チャラい」と評される。しかしリョータは折れず、プレイに込めた意味を説く。衝突を恐れないリョータはしばしば問題児と揶揄されるが、赤木はそんな彼に対して密かな期待を寄せていた。

熱血漢の赤木との不仲を嘆いていたある日、リョータは不良グループを束ねる2年生の三井と出会い、彼がかつて中学時代に1on1を挑んできた少年だと気づく。去っていく三井に対してリョータは「いつでも1on1を受けてやる。」と喧嘩を売る。程なくして三井のグループと衝突したリョータは複数人に囲まれながらリーダーの三井にだけは頭突きを皮切りに何度も攻撃する・・・・。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?