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$大いなる驀進 中村賀津夫主演

$大いなる驀進 中村賀津夫主演


大いなる驀進」(おおいなるばくしん)は、1960年11月8日に封切られた日本の映画作品三國連太郎主演・新藤兼人脚本・関川秀雄監督東映東京撮影所製作・配給東映

概要

東京長崎行きの夜行特急「さくら」の中で発生したさまざまなトラブルや、「さくら」が途中で巻き込まれた自然災害、そしてそれらに立ち向かう国鉄職員の姿を描く。
国鉄の全面的協力の下で作られたため、実際に使用されていた車両を「さくら」(舞台になった夜行特急)に仕立ててロケが行われている。また、高架化3年前で地上時代末期の博多駅の様子も映し出されている。

登場車両

「さくら」に使われていた寝台車と食堂車を使ったロケ列車を仕立てて撮影を行った[3]

製作・上映当時は非電化区間の残っていた山陽本線の場面で登場。作中には実際に山陽本線で運用されていた1号機、35号機のほか、尾久機関区所属の19号機や平機関区所属の47号機などが映っている。

下関-門司間で牽引した。

いずれも製作・上映当時ほとんどの区間が非電化だった九州内の場面で登場[3]。なお、実際には九州内のうち、門司-博多ではC59形蒸気機関車が、博多-長崎ではC60形蒸気機関車が、それぞれ「さくら」を牽引していたが、ごく短期間、鹿児島機関区所属のC61形蒸気機関車が長崎本線でも使用されており、映画はその期間に撮影された。

撮影に関する逸話

日本食堂勤務の宇都宮照信によると、準ヒロイン役の中原ひとみがテーブル係の衣装で撮影のため「さくら」の食堂車に乗っていた際、乗り合わせた日本食堂の営業部長が本物の社員と間違えて「誰だ、あの派手な化粧をしているヤツは?ウチにあんな派手な化粧をする娘がいるのか!」と怒鳴ったことがあったという。

https://www.allcinema.net/cinema/139650


$大いなる驀進 [DVD]

中村賀津雄 (出演), 三国連太郎 (出演), 関川秀雄 (監督) 形式: DVD

商品の説明

東京―長崎間を驀進する、特急さくら号! 1,335キロの道中で繰り広げられる波乱多彩な人生模様!!「大いなる旅路」に続く第2弾。

【キャスト】
中村賀津雄、三国連太郎、佐久間良子、中原ひとみ

【スタッフ】
脚本:新藤兼人
監督:関川秀雄

【公開日】1960年11月公開

【スペック】
●映像特典
◆予告編
◆フォトギャラリー

DUTD03588/COLOR/本編89分/片面1層/1.主音声:モノラル/16:9 LB(シネスコ)

【販売元】東映株式会社【発売元】東映ビデオ株式会社

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 2.35:1

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ

  • 言語 ‏ : ‎ 日本語

  • 製品サイズ ‏ : ‎ 25 x 2.2 x 18 cm; 120 g

  • EAN ‏ : ‎ 4988101188567

  • 監督 ‏ : ‎ 関川秀雄

  • メディア形式 ‏ : ‎ ワイドスクリーン, 色

  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 29 分

  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/3/9

  • 出演 ‏ : ‎ 中村賀津雄, 三国連太郎, 佐久間良子, 中原ひとみ

  • 販売元 ‏ : ‎ TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

  • ASIN ‏ : ‎ B018LXP80E

  • 原産国 ‏ : ‎ 日本

  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

$視聴者レビューより引用・編集
これはまだ飛行機による国内旅行が一般的でなかった時代の話し。主人公は「20系寝台特急列車さくら」。
三国連太郎や中村 嘉葎雄は脇役にすぎません。まあ東京から長崎までの列車道中の話だから、「さくら」が出ずっぱりなのは当たり前なのですが、タイトルは「20系寝台特急さくら」とした方がしっくりきます。「驀進」ではSLを中心に描いているみたい。
ストーリー自体も当時の世相が良く分かる内容だが、国鉄が全面協力した昭和35年の20系寝台特急、当時は九州特急と呼ばれていた寝台列車の歴史そのものの記録。
ロケ専用に車両を借り切って写したシーンもあるので細部まで細かく記録されており、しかもかなり綺麗なカラーフィルムで残っている。
登場したばかりの2個のパンタグラフを上げた「さくら」限定運用のカニ22(長崎駅ではカニ21も写っており運用に入っていたようですが)他ナロネ22,ナロ20、ナハフ21、ナシ20などの車内描写、寝台の片付けや食堂車の従業員の深夜の過ごし方、乗客の列車からの外部連絡はまだ車内電話すらなく電報が一般的であったなど、どれもこれも今となっては超貴重な記録であり、素晴らしいの一語に尽きる。
もちろん機関車も東京からEF58、岡山からはC62、関門間はEF10、門司博多間C59、博多から先はC61(本来はC60ですがC57からの切替時の暫定運用で貴重)など当時「さくら」を牽引した機関車全ての走行シーンが登場し又駅のシーンでは各駅で機関車のナンバー違いやC59は門デフのものも写っているうえ、「さくら」のトレインマークもEF58は小桜タイプ、岡山から先は青地にピンクの桜であったことがカラーなので良く分かるなど、その記録的価値は計り知れません。鉄道ファンなら是非見て欲しい1枚。
更にトリビアですが、昭和35年のナハフ20、ナハフ21、ナロ20の新製時は客室の非常用窓が判別出来なかったこと、一部の走行シーンで下りではなく上りのさくら、山陽本線の走行シーンでC62牽引のあさかぜを使用していること。岡山駅での機関車の運転室を写したシーンで49両しか造られなかったC62のナンバープレートが何故かC62-120となっていること。おそらくこれは撮影時にC62が用意出来なかったので、同じ広島機関区に所属していたD52-120を使用し、ナンバープレートのみ緊急に造って付け替えたのではないか?と想像出来ますが、国鉄全面協力なのに誰もこのミスに気が付かなかったのでしょうか。
等々鉄道ファンが見ると興味は尽きません。素晴らしい映画。





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