英国の演劇界で最も権威のある「オリビエ賞」の授賞、衣装デザイナーの中野希美江さんが衣装デザイン賞を受賞

 【ロンドン共同】英国の演劇界で最も権威のある「オリビエ賞」の授賞式が2日、ロンドンで行われた。宮崎駿監督のアニメ映画の舞台版「となりのトトロ」が全作品で最多の9部門にノミネートされ、このうち、舞台衣装デザイナーの中野希美江さんが衣装デザイン賞を受賞したのをはじめ、計6賞を獲得した。
 日本発の名作アニメ映画を題材とした作品が、世界有数の舞台芸術の祭典で栄誉をつかんだ。
 受賞したのは他に、演出賞やエンターテインメント・コメディー賞など。日本関連のオリビエ賞では過去に、バレリーナの森下洋子さんや、舞踏集団の山海塾が受賞した例がある。
 中野さんは「多くの人にお礼を言いたい。ありがとう、トトロ」と涙ぐみながらあいさつし、会場内の大歓声を浴びた。
 「トトロ」舞台版は昨年10月から今年1月まで、ロンドンのバービカン劇場で上演された。
 制作に加わった日本テレビによると、映画で音楽を担った作曲家の久石譲氏が舞台化を提案し、宮崎氏が快諾。英国の名門劇団ロイヤル・シェークスピア・カンパニーが初の舞台化を手がけた。

オリビエ賞の衣装デザイン賞を受賞した中野希美江さん(左)=2日、ロンドン(ロイター=共同)

「スタジオジブリ立体造形物展」の「となりのトトロ」の模型=2003年6月、東京都江東区の東京都現代美術館

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