『決戦は日曜日』窪田正孝 宮沢りえ 映画感想

おはようございます!
AMAZON_PRIME_VIDEOにて鑑賞しました

多少のネタバレはありますが、ストーリーのすべてを正確に詳細にお書きするわけではありませんことをご理解いただけますと助かります
素人の個人の感想や連想のメモです
この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かります


決戦は金曜日という
歌のサビが頭の中を駆け巡ります?

決戦は日曜日って


投票ですか?
選挙ですか?


というイメージで
観始めました



おとなしそうで
まじめそうで

細い体形の
窪田正孝さん演じる

議員秘書


いきなり

ご老人を
背負って

泥の中を
歩いています



む?
ご老人は
急なご病気?お怪我?


かとおもいきや


公民館か
体育館らしい戸口まで

たどり着いて

ご老人は
秘書さんの背中から降りて

多少は
よろっとしながらも

すたすた歩いて
建物に入っていきました




なにかの
講演会に来たが

駐車場から
会場入り口までの道が

泥で
ずぶずぶで

ズボンのすそが
汚れることを
避けるために


わざわざ
秘書さんが
政治家とおぼしき
ご老人を
背負って
おつれしたのね



ふつうなら

この秘書さんの

つらい
秘書人生
って
なりそうな場面ですが


終始
にこにこ
むしろさわやか



無理している感じでもなく



背負って歩いている道中は

政治家先生は
この秘書さんに

そのお子さんの近況をきいたり

そのお子さんの
小学校進学の話になり
小学校無事合格したら
なんでもきいてあげるよなんて

したしげな
世間話までしている



あくらつな
あぶらぎっしゅな
政治家という雰囲気でもなく

無理して従っている
秘書さんという感じでもなく


淡々とした
やや
あたたかい関係性?



そして
場面は
3年後へ移り


冒頭の
政治家先生は
体調のため
引退

あとを


宮沢りえさん演じる
おっとり
世間知らずに育った
お嬢様が継ぐという


お嬢様といっても
いい大人で

冒頭の
秘書さんよりも
年上という設定らしい



さて
このお嬢様の

何もわかっていない感じが
ぶっ飛んでいます

とにかく
上から目線です


学校の先生が
生徒さんたちを仕切るみたいな

「がんばりましょう」
みたいな

いや
がんばるのは
あなたでしょう
って

周りのだれもが
突っ込みたいが
がまんして
きいているという
空気感


しかし

ひたすらあかるい


しかし
やっぱり
わがまま


何で自分がやらねばならないのですかとか

わたしは全然やりたくないのに
ああしろこうしろと

などと

ぐちること
まったく
場所をわきまえない


相手を立てて
挨拶や
根回しをすべき
後援会の重鎮たちにも

ほんとうに
あさっての
対応をする


そういうとき
たいてい
板挟みになるのが
秘書さんと

相場が決まっているのですが


そして

クレームのすべては
秘書さんに向かうのですが


このお話においては

秘書さん

打たれ強い
通り越して

けっこう
さばさば

さばけた感じで
スルーしたり
対応したり

肩の力が抜けているんですね



どこまでもどこまでも

この筋金入りの
お嬢様は

ほんとうに
政治家になりたくないご様子で

しかし

先代からの
しがらみで

とにかく

もう
立候補の
届もしてしまったことですしと


個人の意思とか
能力とか

そんなものでは
まったく

びくともしない
この

政治家を
立てる
構造


草の根から
立ち上がって

必死で運動している

個々の
政治家候補たちからすれば

喉から手が出るほど
うらやましい
安泰な
地位でしょうに


にんげん
ないものねだりは
とどまるところをしりません?


わたしは
政治家の実情とか
全くわかりませんし

世間で
ながれる
ニュースや
ゴシップ
程度の
情報しか
存じ上げません


ですから

このお話では

政治家って
こういうことありそうだよね

こういうこと大変そうだよね

こういうしがらみありそうだよね

漠然と
持っているイメージを
わりと
忠実に
トレースしつつ


お嬢様候補の
ありそうな
キャラも
示しつつ


徐々に
徐々に

この
お話ならではの

ツボが

いろいろ
提示されて

それも

ありそうな話なんですが


お嬢様が
やめたくてやめたくて

ノイローゼに
なっていると
判断した

秘書さんが

選挙に落ちたいという
(ああ、なんて
罰当たりな…(-_-;))
お嬢様の
願望を
バックアップすべく

開き直って

こっそり
繰り出す

暴露ネタなども


ギャグなぐらい

絶妙なタイミングで
世間に流布して


むしろ

好感度がアップしちゃったり


けっこう
楽しいです



あるあるネタの

トレースをしているはずが


絶妙の

どんでん返し



そして

秘書さんの
終始
淡々とした

対応



しかし

見ごたえありました


けっこう
笑えましたし


ほんとうに
このとおりなら


選挙って
政治って

なんなんでしょうね

感じつつも


それでも
世間は回っていくのね


不思議な
視聴後感を
あじわえました



みごたえありました!




いつもおつきあいいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)




ではまた!




まきのしょうこ

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