マンガ感想『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのメモリーより(1)』著者:ことぶきつかさ 原作:富野由悠季 原案:矢立肇

おはようございます!

カイ・シデン関連のYouTube番組に紹介されていたマンガ作品に興味をもち拝読しました
ネタバレはしますが、ストーリーを詳細に追うわけではありません
ガンダムに詳しいわけではない素人の個人の感想や連想のメモです
この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かります



大人になって、どうやら一目置かれるジャーナリストとなったカイ・シデンが
自分たちが戦った一年戦争に関連する資料展示会のオープニング前の視察にやってきた
ホワイト・ベースを模した会場に

その当時、自分が撮った写真が展示されていたり
リアルに使っていた道具などが
ガラスケースに収まってならべられたりしていた

アテンドしてくれた解説の女性たちは
サイド3という
どうも
地球連邦側ではなくて
むしろジオン側の住民出身の人たちのようで
しかし
今回の展示会には
仕事で
連邦側の女子用のピンクの制服を着て
イメージを盛り上げているようだった


(ここでこんな考えをぶっこむのは無粋ですが
あんまり
本音を
この女性アテンダントにかたるのは

よくないかもと
少し不安にもなります

なぜなら

スパイが
はなたれているかもしれないんだよね…(-_-;)

それは

物語を紡ぐ
作者様たちの
胸先三寸
さじ加減だから
読者としては
どうにも
なりませんけどね)

展示された
品物や
実は自分が撮ったスナップ写真の数々に接し
アテンドの女性の解説の
微妙な間違いに
多少の突っ込みを入れつつ


一番最初のガンダムのテレビシリーズの
ストーリーを思い出して
没入していく感じです


そして
リアルタイムの時には
気づいていなかったような

大人の事情や

人生万事塞翁が馬
終わり良ければすべて良し

みたいな
気持ちにもなりながら


当時の上層部の
本音はどうだったんだろうか

とか

アムロが当時語っていた
自分の父親の
技術者としての
振り切った性質

(人命とか
国対国の大義名分とか
それこそ息子の命とか将来とか
全く興味がなくて

自分の作るたとえばガンダムのようなモビルスーツを
いかにして強くして
敵対するザクとかと対抗するかとか

そのための
戦果を
いかにして
データーとして回収するかとかが大切で

そのための装置や
装備を設計して
オタッキーに追究しているだけ?
みたいな性質)

その性質のおかげ様でついでに?

結果的に
アムロが助かって

ニュータイプ能力が開花して

ホワイトベースの人々が
どうにかこうにか地球に帰還できて

想定外の
展開

を招いたに過ぎないのだと

自虐的に

アムロが当時語っていたことを

フレーミングしなおす感じ

新しい枠組みで
暖かく
解釈して

こころを救うような感じ

新しい解釈を加えて

アムロのことも
仲間たちのことも

アムロのお父さんのことも

あたたかく
前向きな解釈で
包み込んで

第一巻が
まとまった感じでした


ちょっと
こころが
ほっこりしました


最初のテレビシリーズの最初のほうで

子供心にもわかる

自分のことしか考えられない
口を開けば辛辣な皮肉ばかり


斜めな感じのカイ君が


幾多の苦難や
出会ったミハルを事故で失う悲劇や

アムロと比べれば
一見ささやかな
しかし
戦場においては
欠くべからざる成功体験や自分の存在理由を感じたり

そして
仲間との協力を経て

本来のやさしさが
だせるようになっていった


その延長線上で


当時必死で頑張っていた

ホワイトベースの仲間たち

ばかりか

そこにかかわる
自分のことで精いっぱいの大人たちも
いろんな立場や
思惑があって

しかし

どうにかこうにか

いいかんじにころがってか


自分は

ここに
生きて
立っている


カイがふり返っている



そういう感じが

あじわえました



読み応えありました



いつもおつきあいいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)



ではまた!



まきのしょうこ








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