マンガ感想『帝王の庭』JOKER<PART1> 道原かつみ 原作 麻城ゆう ウィングス・コミックス

おはようございます!
ネタバレするかもしれませんが、ストーリーを詳細に追うわけではありません
個人の感想や連想のメモです
この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かります





なつかしいマンガを思い浮かべてしまいました<(_ _)>(*^-^*)

いつごろでしたっけと
ググります

アマゾンの紹介情報のところで
新書館 (1987/4/1)

(コミックス初版発行1987年9月10日と、キンドルの奥付には記載されておりました)


出てきました


そうだったんですね!


私は原作は拝読したことはなく
もっぱらマンガ単行本を追いかけておりました

いまではすっかり
六道リィン側ではなく
大家さんのような
年齢になっております?


ひさかたぶりに
キンドル版で拝見すると
なつかしいやら
あいかわらず
カッコイイやら


そうそう

先輩刑事の
バーリーさんも素敵


とある容疑者が
フォボスがえり
というコメントが
宇宙時代を感じさせます


だけど
冒頭
「特捜司法官」
という
職業の紹介にはじまる
実はテレビ刑事ドラマシリーズ

その
うつくしくあやしくかっこいい
特捜司法官の
厳しい銀色の瞳

こわいけど
だいすき
だけど
こわいからひとりでみられない~

という
理屈で?

大家さんに
テレビ鑑賞をつきあわされる
新米刑事の六道リィン君

きゃあ~

どさくさにまぎれて?
大家さんにだきつかれる
そのシーンは

畳です


限りなく
現代(当時1980年代ですけどね)の
日本家屋の風情を残しつつ

ところどころに
あやしく未来的な
パネルが見え隠れ


この
日常と
非日常の

イイ感じのミックスも
たまりません<(_ _)>(*^-^*)


連載の最初のほうは
当時テレビなどでよくお見掛けした
アメリカの刑事ドラマの雰囲気を
まとっている感じがします


とくに
第一話なんかそうですね


大家さんの居宅の内部は畳などの
和風好みの空間

第一話のリィン君は
若いけど
けっこうイカツイ輪郭で
顔つきが
若干
西洋人よりに感じるのは
気のせいでしょうか?


呼び出しを受けた
現場の土手は
現代日本の川の護岸を思わせますが

たぶん警察署の
部長さんのオフィスは
ガラス張りで近代的機器も設置され
(当時アップルコンピューターも出回っていなくて
まだまだ
テレックスとか
そういうノリだったのかな?
アバウトですみません…(-_-;))

部長刑事と現場の刑事のやりとりの
セリフ回しも
アメリカーンな感じ?

わたしの思い込みかな?



さて
場面は一転

主役というか準主役というか
ジョーカー登場です!
(リィンとジョーカーの関係性の中で展開していく物語なので、どっちも外せないんですね。
狂言回しとしては、リィンがメインな感じ?)

いかにもな
イロっぽいシーン

これも
アメリカーンなドラマの
ありそうな場面です?


怪しげな美女と
性格の悪そうな男


マーズ・ムーンって
あやしいお薬とかでしょうか


この回の
ジョーカーは
コケティッシュで
可愛い感じの
若干アクのつよい女の子って絵柄です


刑事のリィン君は
その彼女を
追跡するのですが


なんか

ばれてる?


かわいい刑事くんを
ほんろうする
小悪魔

の描写が
続き


読者としては
わくわくさせられますね




あー、
これだ


これが
JOKERという存在の
悲劇であり
魅力なんですね


美しくて
強くて
かっこいい


でも

合成人間

神以外の手で
造られた生命


つまり

じんけん

ない
ってこと?


「だから私は
あなたに心配してもらうような
人間じゃないの」

「そんなこと関係ない」



けっこう

冒頭で
この物語に
通底する

JOKER達合成人間の悲しみ
そして
リィンという人間の
やさしさ

本当のつよさ

テーマとして
打ち出されているのですね<(_ _)>(*^-^*)


いやぁ

本当に

何十年かぶりで拝読したのですが


ここまで
考えて
構成されていたとは


マンガも
何度も
あじわえますね!



いつもおつきあいいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)


ではまた!



まきのしょうこ






この記事が参加している募集

#マンガ感想文

19,941件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?