『春、バーニーズで』西島秀俊 寺島しのぶ 栗山千明 倍賞美津子 田口トモロヲ 文芸春秋 角川映画 WOWWOW 映画感想

おはようございます!
AMAZON_PRIME_VIDEOにて鑑賞しました
多少のネタバレはありますが
ストーリーのすべてを正確に詳細にお書きするわけではありませんことをご理解いただけますと助かります

素人の個人の感想や連想のメモです
この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かります



ステキなご家族
美男美女のご両親に
かわいい4歳ぐらいの男の子

街に買い物に出たらしく
新宿かな?

目抜き通りの
ブティックに立ち寄る

バーニーズというお店らしい


でも
奥様は
その品ぞろえにピンとこないようで

ここに来る前に
別の店舗で見かけた
カシミアのセーターにするという

”おかあさん”が着るとかいっているから

どちらの
おかあさんかはよくわからないが
お土産にするつもりらしい


お父さんは
小さな男の子を
預けられて
ここでまってて、といわれて

お母さんはちょっといってくるねって

足早に
別のフロアか
店舗へ戻っていく



すると

その
お母さんがいない間に

アクの強そうな
男が

ねめまわすように

息子とともに
取り残された
お父さんの
顔を凝視し

ぐるっと

意味ありげに
一周する


とおりすがりの
インネンかと思いきや


昔の知り合いだったようだ


このあたりで

わたしは


あ、
西島秀俊さん
ひょっとして
と言っては何だが


ゲイ設定?

予感する



ゲイであっても
女性と結婚して
子どもを設ける人も
いらっしゃる?

と聞きかじっている程度の
わたしが
こんなことを
論評しては
叱られそうだが


そして

お父さん

ねめまわして

立ち去った
意味深な男性は

元恋人


この
お父さんの
近況を把握していなくて



街で見かけて

あ、
結婚したんだ
子どももいるんだ
って

知って


つまり

惚れていたわけでしょうから


大人なんだけど
失恋的な
衝撃を受けて

それを

かろうじて

睨むように
眺めまわすという

必死に
抑制した
表現で

でも

久しぶりに
あえた
喜び

抑制して

でも

自分の存在を
覚えていてほしくて

思い出してほしくて



かっこ悪いって

しつこいって

わかりつつ

でも


あいたかった

会えてうれしいってことを


厭味ったらしいけど

ギリギリのところで

素直に

伝えきることに

賭けたんだと思う


すごい演技でした


ものすごい
圧でした


忘れ去られているかもしれない

顔が老けてしまって
認識してもらえないかもしれない

気づいても
無視されるかもしれない



バカなワタシ

それでも

自分を
アピールしたかったの

ふふ

根性見せたわよ


って

自分を
納得させるしかなさそうね



心のなかで

自分を
なぐさめていたら


来てくれた!?


子どもを抱っこ
してだけどね


覚えていてくれた

来てくれた



これだけでも


今日

生きていた甲斐があったってもんだ!



という

心情を

例によって
視聴者である
おばさんは

かってに
深読みして
しびれています




さて

この場面に至るまでの

過去1年程度の
回想シーンに
切り替わり


この
子どもを連れたお父さん

いかにして

お父さんに
なりおおせたのかが
視聴者に向けて
語られます


1年


この時点で

あれ

おかしいな


この子供は
とても
1歳未満には
見えないぞ

視聴者である
おばさんは気づきます


連れ子?

子連れの
女性と
結婚したってこと?




この
お父さん

女性に対して
セックスに対して
たんぱくな自分を


多少自覚が?
あるいは
無意識的に
感じているのかもしれません

言語化とか
分類とか
名状し難いレベルで


子どものいる
感じのいい女性と
一緒になって

ほのぼの
家族を暮らしていければ
幸せなんだと


思うともなく
思って
この結婚を
始めたのかもしれません?


別の回想シーンで出てくる

この
お父さんの
お父さんは

九州弁ぽくて
家父長的で
高圧的で
有無を言わせない感じですから

この
お父さんは

マッチョな感じが
ついていけない
自分の心を
隠した
青春時代だったのかもしれません


冒頭

この
お父さんを
久しぶりに見かけて
じろじろ眺めまわしてしまった
多分
ゲイの
男性との

過去の関わり合いを


スポーツクラブのプールに浮かんで
ああでもない
こうでもない

じぶんの
心を振り返っているので

やっぱり

自覚は無いのでしょうね


あるいは
じぶんは
ゲイとか
そういう
確固たる
感覚は無く

しかし

ゲイの人に
好かれやすい傾向を持っているのかもしれません?



その
ゲイの
男性と
関わっていた時期

自分は
なんで
そんなことになっているのか

キョトーン

無自覚のままだった

という
雰囲気なのです


そして

多分
深いことになってしまう前に

なんとなく
その関係性から

逃げ出したようなことなのかな?

そして
それっきり
音沙汰なしで
何年か経過した…と


振られた形になった
冒頭の
ゲイの男性は

未練を残していた

っていうことかなと


・・・・・
私の個人的な
妄想ナレーション
想い入れてしまいました…(-_-;)

完全に
わたしの
個人的な趣味で
かってに
妄想で心情を解釈しましたから

別の解釈もあるかもしれません



うーむ
台詞のない演技
でも
すごかったです

にじみ出る
情念が

・・・・・


さて

このあとも
いろいろ

深い事情が見え隠れします

奥さんになった
お母さん

のほうも

じつは

深刻な
子ども時代を

隠し持っている可能性があります


それを

実家の
母も
妹も
把握していない可能性があります


これは
深読みしすぎですが

すでに他界している
この
お母さんの
お父さんというひとが


なにかあったのか?

視聴者である
おばさんは
心配になっています


あくまでも
つくりばなし

うそっこのはなし

という態をとっていますが


うそといいつつ

長年の
孤独な悩みを

吐露している可能性もあります



そこは


あえて

深掘りせず

ご想像におまかせします
ってことなんでしょうけどね



いろいろ
過去に
あったかもしれない
なかったかもしれない

それでも

これから


家庭を

夫婦して構築していくのだという


覚悟


お話なのでしょうか?




見ごたえありました




いつもおつきあいいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)




ではまた!




まきのしょうこ











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