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「お日様の匂い」はダニの死骸じゃない!?天日干しは香水成分が発生?!


お日様のニオイの正体!

布団や洗濯物を天日干しすると、暖かく心地いい香りが漂ってくるでしょう。

よく「お日様の匂い」などと表現されますが、世間ではこれが「直射日光で死んだダニの匂いだ」という噂がまことしやかに広まっています。

しかし本当に「お日様の匂い」の正体はダニの死骸なのでしょうか?

有難いことに、デンマーク・コペンハーゲン大学(University of Copenhagen)が2020年の研究で、その答えを見つけてくれています。

天日干しした洗濯物からは、直射日光の下で生成されたアルデヒドやケトン、カルダモン由来のペンタナールなどの化合物が放出され、爽やかで心地よい匂いを生み出す。

これらの化合物は、濡れたタオルの素材と空気中のオゾンガスが反応し、太陽の紫外線によって活性化されることで生成される。

また、綿の繊維が匂い成分を閉じ込めて保持しやすいため、綿製品は匂いがよく残る。

天日干しした洗濯物の匂いは、多くの場所で発生している化学反応によって生み出されるが、特に天日干ししたタオルは匂いやすい



引用
この研究は2020年2月25日付で科学雑誌『Environmental Chemistry』に掲載されたものです。
 ナゾロジーhttps://nazology.net/archives/125117



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