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そうか・・・。お金を貯めるということは、こんなに簡単なことだったのか。目から鱗の錬金術

こんにちは! 星月ちなみです。
タイトル通り、今回は「お金を貯める」いわゆる貯金について書いていきたいとおもいます。かなりためになるお話です。と思います・・・。

先日、久しぶりに銀行の窓口に行きました。最近では、ネットで済ませてしまうことが多かったので、窓口に行く機会が減っていました。
その時になぜかふと、昔の同僚を思い出しました。昔を思い出すなんて年を取った証拠ですね。

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その同僚は女性でしたが、新卒で銀行に入行され、早期退職をして私と同じ職場に、パートとして勤務していました。
業種は事務でしたが、パートなので書類整理やデータ入力のような簡単な仕事が主でした。
のんびりしたパートの中で、彼女は軸がある凛とした女性で、テキパキ仕事をこなす姿は、ただ物ではない!と感じました。

仕事をしていくうちに、いろいろなことを話すようになり、彼女の経歴が分かってきました。
六大学を卒業後、大手銀行(私たちの時代の銀行は給料がよかった!)を、定年を前に早期退職をした。ということは先に述べましたが、ながく資産形成や投資などを担当してきたと聞き、すごい!と率直に思いました。


凄すぎる彼女


彼女には妹がいて、二人とも独身だということでした。また、施設に入っている高齢の母親がいて、父親は亡くなっているといいました。
そして彼女は、「結婚はしない」と思っていたそうです。決めていたのではなく、しないと感じていた、と言っていました。それは妹さんも同じだったようで、縁がなかったわけではなかったらしいのですが、結婚をする意味が見つからなかったようです。
銀行でも資産運用の担当をしたことが、結婚をしなくていいと、強く思うようになったようでした。

確かに銀行員の給料はいい。だけど、独身で早期退職をしてしまって、不安ではなかったのだろうかと、つい聞いてしまいました。
彼女の答えはすごすぎて「もっと早くお会いしたかったです!先生!」と言ってしまったほどです。

真似ができそうで、真似ができない錬金術


・購入したマンションで一人暮らし。
・年に一度は必ず海外旅行、季節ごとに国内旅行。
・投資をしている。
・早期退職をするまえに、住宅ローンは繰り上げ一括返済した。
・母親が入所している施設料を三人で分担している。

別に特別なことはないように思いますよね?銀行で投資の担当をしていたのですから、自ら投資をしていてもおかしくない。独身女がマンションを買ってもおかしくない。

「気楽に働きたくなってね。計算をしたら、パートでも十分食べていけるって分かったから、早期退職をしたんですよね」

それはそうでしょう。何もおかしくない。
でも、彼女の余裕がどこからくるのか不思議でならなくて、聞いてしまったのです。

「立ち入ったことを聞くようだけど、これからまだ先は長いじゃない?銀行を辞めて不安じゃない?」

すると彼女はこういいました。

「社会人になってからいままで、給料の使い方を変えたことがないから、不安じゃない」
「……どういうこと?」
「みんなボーナスはご褒美だとか言って、何か買ってしまうでしょう?ボーナス払いがいい例だよね。なんでボーナス払いをするのか私には理解できないし、そもそもボーナスは支給されて当然のお金じゃない。毎月の給料で生活できるのに、わざわざボーナスを使う意味が分からない。私はボーナスを一度も使ったことがないから」
「!!!!い、一度も!?」
「そう。ボーナスは賞与、ご褒美でしょ?さらにご褒美を買ったら二重にご褒美を自分に与えてることになるじゃない」
「え~~~!!!」

放心状態になりました。彼女に出会うまでの人生で、ボーナスを使わず貯金していたという人は一人もいませんでしたから。
大学を卒業して早期退職するまで(失礼なので年齢は聞きませんでした)を想像すると、約30年間として年二回のボーナス。

30年×2回=60!

単純計算でも、60回分のボーナスが手つかずのまま、投資と貯金に回されているのです。今思えばですが、今でいう「FIRE」を達成したということだったんですね。

毎月の給料から決まった金額を財形貯蓄にし、あとは好きなように使う。彼女が言うには、細かい振り分けをせずに、給料は毎月決まっている生活費だけで生活すれば、残りは自然と貯金に回るとのこと。
欲しいものは買い、食べたいものは食べてと、生活が窮屈になることもないとも。

服はというと、長く着られる上質なものを買うそうで、確かに少し古い感じのするデザインの服を着ているけど、清潔感があってきちんとした服装は、とても彼女に合っていました。
カルチャーセンターに通ったりして、今は楽しいと言っていました。

確かに、銀行での経験が良かったのだと思いますが、「お金を貯める」という点では、銀行の経験よりも、彼女の本質だと思います。
食費は〇万円。医療費は〇万円。など細かく予算分けをして、使いすぎを防止するのもいいのですが、突発的になにが起きるかわからないのが、家計です。予算を組んでオーバーしてしまったら、家計を預かる人は、自分を責めてしまうでしょう。
どこかでその反動がきて、衝動買いなどをしてしまったら本末転倒です。

若かりし頃に出会っていたら、生きたお金の使い道が出来たかもしれないのに、本当に残念です。
単純で真似できそうだけど、奥が深い彼女の錬金術。
若い方たちがこの記事を読んで、お金を貯金するという基礎を分かってくれれば、将来の不安が少しは減ると思うのです。
誰にでも出来る貯金術。
一年でいいですから、トライしてみてはいかがでしょうか?
きっと、彼女のような将来が待っているでしょう。
もっと早く出会っていれば、私も今頃・・・。
貧乏暇なしで毎日仕事です。


★最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも役に立てれば、この上なく嬉しいです。



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