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『ゴンドラの唄』!

娘のピアノ伴奏で『ゴンドラの唄』を歌ってみた。
吉井勇作詞
中山晋平作曲
島村抱月のお芝居の『挿入歌』だ。中山晋平は『母上』の死去の後車中でこの曲の旋律を思いつき一気に仕上げたそうだ。
大正四年の作品。松井須磨子が劇中歌った。
この曲が最も注目されたのが昭和二十七年。黒澤明監督の『生きる』のなかで主役の官僚『志村喬』が公園のブランコに乗りながら歌ったシーンでだ。
映画史に残る名場面として記憶されている。
ところで今話題の『円安』の中その動向発言が注目されている『神田財務官』は東大法学部時代にこの映画を見て『官僚』を目指すことにしたのだそうだ。
たかが映画されど映画・されど歌ではないか。
映画と歌の力は決して侮れない。

さて本当はブランコに乗りながらこの曲を歌いたかったが我が家にブランコなし。娘のピアノ伴奏に乗って『普通』に歌ってみた。
歌の歴史にはさまざま捨て難き思い出というものが潜んで入るものだ。
ともあれお聞きいただくと幸いだが>

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