見出し画像

『故郷の廃家』!

娘のピアノ伴奏で『故郷の廃家』を娘のピアノ伴奏で歌ってみた。
明治40年。1907年に発表された歌だ。
犬童球渓作詞
ヘイス作曲。曲はアメリカ人の作曲によるものだ。
犬童球渓は『旅愁』という曲の作詞も手がけている。熊本県人吉の出身の方だ。
私は生まれは東京蒲田だが育ちは旧渋谷村。現在の大和市。そこの家に22歳まで暮らしたが転勤で各地を歩いているうちに『実家』はなくなり歩いて数分のところに引っ越した。
29年近く暮らした元の実家は今や跡形もなく駐車場になっている。時々近くを歩くこともあるが『父母』も二人の『弟』も今はみんな他界していて思い出話をする相手もいない。
家の『廃家』どころか『当時の家族』もいない。
『幾年故郷きてみれば・・』は歌詞の言葉だがいつも間近にあるものの『駐車場』をみても仕方がない。
結局『故郷』は思い出の中にしかないのかもしれない。
『咲く花』『鳴く鳥』は『変わらないけど』という歌詞もあるが『花』も『鳥』も昔見たり聞いたりした『花』でもないし『鳥』でもない。
世の中何もかも『そのまま』というものはない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?