『夜来の雨』上がる！

『夜来』とは『昨夜以来』のことだ。
大抵は『夜来の雨』というふうに使う。
『夜来の雨』が上がる、これは常套句だ。
まさに今朝は『夜来の雨が上がった日曜日』ありがたし。
私はこの言葉が好きでこれまで『将棋の名人戦』や『竜王戦』の中継放送の折には何度も使った。
例えば
『夜来の雨も上がり将棋名人戦二日目、決戦の朝です』などというふうに。
そして今朝。
夜来の雨の上がったことは朝起床してベランダに少し濡れた跡を見て気がついた。
そして朝刊。新聞は『ビニール』で包まれていた。これでほんのさっきまで雨が降っていたことがわかる。
いつも思うのだが、新聞配達の方々は『雨』の度に『新聞』をビニールで包まねばならない。『一手間』余計にかけねばならず『雨毎に』難儀だ。
仕事とはいえご苦労様なことで頭が下がる。
今朝もまだ夜明け前の暗いうちから奮闘されたに違いない。
彼らには『夜来の雨』は『天敵』かもしれぬ。