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「アフロ田中」から学ぶ、すぐ試す行動力

君は「アフロ田中」シリーズを知っているか。


「アフロ田中」とは、「男って基本、こんなことばっか考えてるよね」を具現化したような漫画であり、「男の性欲」が作品通じてのテーマだと言える。
(その証拠に作中ほとんどの効果音は「ムラー」で構成される)
モテない・冴えない・女心わからないの3拍子揃った男、田中が、己の抑えきれぬ性欲に翻弄されながらも、等身大の日常を過ごす姿が描かれる。

基本この漫画から学べることは無いと思っている。そもそも何か学ぼうと思って読む漫画では無いし、頭空っぽにして読むべきである。
しかしある話を読んでから、作中で一貫して描かれている田中のとある姿勢に気付かされた。

「さすらいアフロ田中」9巻の第4話「萌え萌えキュンキュン」だ。
この話では田中の会社の後輩、風間の萌えアニメ好き趣味が発覚し、田中も萌えアニメの世界にのめり込んでゆく...という話である。
女にモテていけすかないキャラである風間が、実はアニメオタクだった...というギャップが楽しめるギャグ回だ。しかしここで私が話したいのは風間では無い。田中だ。

この話では、風間に萌えアニメを勧められた田中が、早速アニメを借りて見ようとTSUTAYAに自転車を走らせるシーンがある。

...これ、すごくないですか?
後輩に勧められたからって、こんなすぐ行動に起こせますか?しかも萌えアニメですよ。おそらく田中には、萌えアニメどころかアニメを見る文化が全く無い。そんな人間にとって初めて遭遇した萌えアニメは、「歪」の境地に映ったに違いない。それなのに田中お前、、Netflixもない時代にお前、、チャリ走らせてすぐ借りに行くってお前、、、すげえよ。

これまで特別気に留めていなかったが、田中のこうした「勧められたものをすぐ試す行動力」こそが、作中で田中が良好な人間関係を保ち続けている理由なのではないだろうか。

それなのに私ときたらどうか。人から勧められたものは一旦脇に置くだけで、何も試そうとしない。「見てみるね〜」の繰り返し。呆れる。田中の行動力を見習うべきではないのか。よし、見習おう。

この一年間私は、人から勧められたコンテンツはすぐ試すことをここに誓います!!!試してすぐ感想言います!!!もう脇に置いておくことはいたしません!!!

アフロ田中から学べること、十分あったな。皆さんも田中を見習って、勧められたらすぐ試す習慣を付けましょう。まずはアフロ田中を皆さんに勧めるので、読んでください。

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