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アマゾンでキンドル本を出版して9カ月

アマゾンでキンドル本を出版して9カ月
暗い内容の本ですし、私の知名度が全くありませんので、正直言って読んでくれる人が全然いなかったらどうしよう。
と思っていたのですが、アンリミテッドのサービスでダウンロードしてくださる方がいるようで、毎月自動的に少額ですが振り込まれてきます。
それを見て、読んでもらえているんだなぁと実感しています。

本を書いている時には、ほとんど鬱状態でどん底から1センチ這い上がったくらいの状態でした。
本を書き終わると不思議と気持ちが楽になり、感情のデトックスになったように思います。
それから私が今年どうして過ごしてきたのかですが、昨年の12月から就職活動を始めて面接に行き始めました。
今年の3月に仕事が決まり、働き始めました。
リハビリ型のデイサービスでの看護師の仕事です。
慣れない仕事でしばらく大変でしたが、その時の私にとって必要な学びをするための出会いがあったと思います。

新しくご利用になられるご高齢者の方の担当になり、いろいろお話をさせて頂くのですが、立て続けに、夫に最近死なれて一人暮らしになり、デイサービスに参加することになった。というご婦人にお会いしました。
一人は、ショックで急に足腰が弱り、歩くのがやっとになってしまった方でした。92才の割にはお若く見え、フォークダンスの趣味を40年ほどされていて、また踊りに行きたいとおっしゃっていました。
葬儀からまだ2か月経っていない時期に、前向きにリハビリをされる様子に、衝撃を受けました。母が亡くなってから、8か月も経つのにまだ引きずっている私は何なんだろうと。
もう一人の方は、やはりご主人をなくされて3週間でした。はじめは、「私が骨折して入院をしている間に、夫が救急車で運ばれて助からなかった。
私が側についていれば、夫は死ななかったかもしれない。私のせいだ。」と自分を責めていらしていました。
しかし1か月後には、「今は夫にとても感謝をしているの。おかげで今は、一人の時間、例えば刺し子をしたり、楽しめるわけ。ありがたいわ。」と笑顔で話すようになりました。
私は母が亡くなってから、周りの世界の色が抜けて見えるくらい落ち込んでいると話をしていたので、私が○○さんの年になって、同じ状況になった場合、一人で生きていけるか自信がないと正直に心のうちを話しました。
すると、「あなたはまだ若いからよ。あと何十年も年をとれば、大丈夫になるのよ。」と言われました。
そう言われても、人によるのではとは思いましたが、とりあえずそういうこともあるのかな。と心にしまいました。
年を重ねると、強くなるのなら良いなぁと思います。


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