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主体性と自主性どうちがう?

先日とある質問をいただいて、この2つの違いについて言葉にしたばかりなので、忘れないうちにまとめようと思います。

私は、プレイヤーズセンタードコーチングという方法をとっています。きっかけは研修でのアクションプランにしたことですが、今となってはとてもこの考え方が快適です😊

これは、簡単に言うと【誰もが主役🌸】って言う考え方だと思っています。

また、プレイヤーズセンタードはDAOです。
DAOとは「Decentralized Autonomous Organization」のことで、ダオと読みます。
ダオは分散型自立組織のことをいいます。

絵で描くと、こうです
※広がる輪

広がる輪

この絵は、プレイヤーズセンタードコーチングについてかいたものなので、中心はアスリートの例になってますが、場を所属に限定せずに広義の意味で考えると、この中心はみんな【自分】なのです💡
つまり、個人が自分の価値観で繋がっている他者との輪が分散型自立組織(ダオ)です。

この考え方には【主体性】の理解が前提となります。

現在の学習指導要領(文科省)※ 平成29・30・31年改訂学習指導要領では、【主体的で、対話的な、深い学び】という視点から授業を改善してくださいね、という内容になってます。
この視点から授業を改善するということで、いまは結構聞きなれた言葉になった【アクティブラーニング】という手法が多くとられています。
これは、能動的に学ぶことを示していて、つまり興味があることをどんどん自分から学んでいくことです。教わることを学ぶんじゃなく、学びは隣の席のお友達からや、教室で飼っているザリガニからだったりもします。

「主体的」とは、
自らの意志や判断に基づいて、その責任のもとで行動しようとする態度のことです。そもそもの目的なども自らで判断します。個が自ら主として決定する行動の責任を負います。

「自主的」とは、
自主的は率先してやるべきことに着手する態度を指します、この場合やるべきことと言うのは、決まった目標に向かって行動することを述べます。決まった目標とは、他者によりあらかじめ決められたものがあるところにいる、と言うことが前提です。

2つの言葉をどんな場面で使うかによっても、解釈が違ってくると思いますが、似てるようで少しニュアンスが違います。わかりますかね?
多分、組織を管理したい人にとっては自主的は「優等生」なんだけど、主体的は「自由奔放」に映ると思います。そういった中でいただいた、この2つの言葉の違いの質問だったので。
それで、私は教員やコーチには「主体的な個」を導く能力が求められると思います。「自主的な個」というのは多分窮屈だと思います。私だったら窮屈です。

人は自分と似た波動、波長、自分が共感する人と一緒にいたがります。
でも同時に、学びは気づき(違和感)から促進されていくんです。
だから、みんなそれぞれ違っていていいし、それをコントロールするというのは実際できない。
でも、私というものを通して自己表現をしてその姿勢で導くことはできると思います。
これも導くことが目的となればコントロールかもしれないけど、誘導するんです。共感してもらって。

私がプレイヤーズセンタードで言いたいのは、
【自分で決めます、自分の意志で行動します、その結果の責任を自分で担います】が前提なことを理解して活動する

と言うことです。その中では主体性という言葉は前提に理解が必要です。

私自身は、真ん中にいる【自分】でもあるし、このひとりひとりのみんなの輪が促進されるように整えていく立場でもあります😊立場というか、もはや最近は、勝手にこの輪の促進を応援してる気がする🤔

何年語か、何十年後かはわからないけど、そんなの当たり前だよね〜って時がいつか来ると思う

でも質問が来るうちは、説明していこうと思います!

プレイヤーズセンタードコーチング、学習指導要領を例に挙げた、主体性・自主性の違いについてでした💡

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