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初心者には向いていない?24時間ジム

はじめまして!トレーナーのてつじです。
 
最近増えてきた24hジム。
誰でも好きな時間にトレーニングが出来るという利便性は上がった一方で、その特性ならではの課題も徐々に浮き彫りになってきました。

今回は24hジムのメリット・デメリットを解説していくので、これからジム通いを考えている方、今とは違うジムを探している方は意見の一つとして見てください。
 
それでは始めます。
 

24時間ジムのメリット


メリット①好きな時間にジムにいける


 
まず何と言っても最大の魅力はここではないでしょうか?
従来のスポーツクラブや、市営のジムでは9時~21時が一般的でした。
つまり、この時間に来店できない層の入会は出来ませんでした。
それに対して24時間ジムは常に開いています。
そのおかげでいままでジムに通うことを諦めていた人たちがジムに通えるようになりました。
 
それに加えて、24hジムには休館日がありません。
特に年末年始は閉めるジムが多く、トレーニングを毎週行っている人は、もどかしい気持ちになっていましたが、この問題も見事に解決しています。
 
昨今は、働き方や場所を自由に選べる時代になってきているので、ジムも好きな時間に行ける点はかなり評価が高いと言えます。
 

メリット②価格が安い


 
従来月額制のスポーツクラブでは、
月当たり10,000円~30,000円というのが主流でした。
それに対して24hジムはというと、
月当たり3,000円~7,000円と低価格です。

この価格を実現できる理由は2つあります。
 
1つは、人件費が抑えられているためです。
大手などのスポーツクラブでは、受付、ジム・プールの監視員、大人・子供対象レッスンの講師など、多くの人員が必要になります。
 
それに対して、24hジムの場合はプール関連施設を無くし、ジムの監視と受付を兼業する事で人件費を大幅に抑えることができるという訳です。
 
2つ目はプール関連施設がないためです。
1つ目でも触れましたが、プール関連施設とは、プール、ジャグジー、大浴場を指します。
 
これらの施設では常に消毒の為に塩素が使われています。それにより、10年以内に配管の腐食が起こり、交換が必要になり、その費用は約700万円かかります。

このため、スポーツクラブでは会費を高く設定して工事費用を用意する必要がありました。

この問題を解決するために24hジムではの1人用簡易シャワールームを採用し、修理が必要な場合も部分的に直せるので、費用を抑えることが出来ます。
 
この2つの理由から24hジムではスポーツクラブに比べて、価格を抑えることができるという訳です。
 
ここからはデメリットです。ここからは実際に3店舗に通っていた私が感じた主観的な意見も含まれているので、全てのジムが当てはまるとは限らないという前提で見て下さい。
 

24時間ジムのデメリット


デメリット①使いたいマシンが使えない
 


24hジムではピークの時間帯に人が集中します。
特に、PM6時~PM9時は人気の時間帯で、多くの人が来店しています。
スポーツクラブではジム、プール、スタジオなどプログラムが多様で、全員がトレーニング目的ではないので、ジムエリアに人が集中するシチュエーションはめったにありません。
それに対して24hジムは“ジム”に特化した施設の為、ジムエリアに人が密集し易くなります。
このため、使いたいマシンを誰かが使っていて使えないというシチュエーションがおこりやすくなります。
中級者、上級者であれば代わりのトレーニングを思いつき、トレーニング効果が得られるかもしれません。しかし、初心者はどうでしょうか?
基本的なマシンの使い方のみしか知らない場合他のトレーニングが出来ずにジムが嫌いになり、退会という流れになってしまいます。このため、“好きな時間に通える”というのがメリットですが、この問題を解決するためには知識を身につけるか、時間をずらす必要があります。
 

デメリット②ジムの治安が悪くなりやすい


この表現は少し語弊があると思うので、あらかじめ説明するとこれはあくまでも“従来のスポーツクラブと比べて”という話です。決して危ない場所なので行かない方がいいという訳ではないという事を前提に聞いてください。
 
多くのスポーツクラブでは会員同士や施設でトラブルが発生した際、間にスタッフが入る事で比較的穏便に問題が解決できています。
24時間ジムではスタッフの滞在時間がAM10時からPM7時になっている施設が多く、その他の時間はスタッフが常駐しておらず、いわゆる“なんでもあり”状態になっているのが現状です。
スタッフが居ない時間は防犯カメラで確認していて、いざとなれば警備員がくるという事になっていますが、強制で退会させたり、スタッフから注意というのは後日“スタッフが確認してから”対処するという場合がほとんどです。
更にスタッフが不在の場合、連絡する手段がメールしかなく、一度本部を通すことになるので、更に時間がかかります。
また、このような迷惑行為までいかなくても、同じマシンを長時間使用する、トレーニングが終わってもしゃべっている為すぐに退かない、ダンベルを雑に扱い危ないなどスポーツクラブではあまり起こらない事案もあります。
更にスタッフが居ない時間ではマシンの使い方を誰も教えてくれないので、独学で頑張るしかありません。
最近では一部ですが会員の情報を不正に取得し、個別に連絡を取ってくるというケースも発生している為注意が必要です。

解決策


➀トレーニングを勉強してから行く

上手くトレーニングが組めない場合の解決方法としては別のジムで学ぶか、ネット等で事前に情報収集を行う事が効果的です。

トレーニングではなりたい体型やトレーニングの目的によって鍛える部位や回数が異なります。事前に知っているいないではトレーニングの進捗が変わってきます。
調べても分からない場合やより効率的なトレーニングを希望する場合はパーソナルジムやスポーツジムのトレーナーさんに相談しましょう。


②ジムのレイアウトや時間帯に気を付ける

時間を選べる場合は人が集まる時間帯に行きましょう。10時から19時の間はスタッフが在中しているので安心ですね。

また24時間ジムには1フロアに全て収まっている場合と複数フロアの場合があります。複数フロアの場合はどうしても死角が出来てしまうので不安がある場合は1フロアのジムを選ぶようにしましょう

最後に24時間ジムは個々のライフスタイルに合わせて好きな時間に通える素晴らしい形態です。メリットデメリットを考えたうえで自分に合ったジムを選ぶようにしましょう。


この記事を書いた私、小林徹二は岐阜県の笠松町にある【美ボディパーソナルジムBee】でトレーナーをしています。
私達のジムはダイエットに加えて40代からの健康づくりに力をいれています。筋肉をムキムキにする目的ではなく、姿勢の分析から必要なトレーニング、ストレッチを行い肩、腰、膝痛にお悩みの方でも安心して通えるジムです。詳細はホームページをご覧ください。

それでは!


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