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今朝のウォーキングミュージック ビートルズ「ホワイトアルバム」

今朝のウォーキングミュージック
ザ・ビートルズ「ホワイトアルバム」1968年(60年代だから番外編?)
レコードなら、2枚目A面
CDなら、2枚目頭

【 ビートルズの「バースデー」はハードロック 】

高2(1974年?)のとき
予餞会(3年生を送る会)が市のホールで行われ、2年の有志によるバンドとかが演奏した。
ギター2人、ベース、ドラムスの4人で。
曲は、「バースデー」でした。
予餞会で、なんで、バースデー?
という疑問もあるが
実にかっこよかった。
私には、衝撃的にかっこよかった。
ディストーン効かせたギターが
ツインでキメのフレーズ決めたとき
鳥肌だった。
ほんと、かっこよかった。

当時、運動部にいた私は、腰痛に悩まされて、毎朝4時くらいに痛さで身の置き所がないくらい、ベッドでのたうち回る日々でした。
それで、退部しようかという時期でした。

私としては
このままずっとその競技を続けていっても、その延長としての将来は高校教師みたいなゴールを、なんだかなあ、と。
(今なら、それもありか、とも思い)
そして
そうだ、私もギター始めよう!と思った。
自分でも音楽の才能はないように思うし、運動部にいて、身体のどっかをいつも痛めているし、楽器をやろうとは全く思っていなかった。
そもそも楽器は小学生のときに、ハーモニカで挫折してたり。

今思うと、面識ない同級生の「バースデー」を演奏する姿に、ギター始めるきっかけをもらったのかも。

結局、ギターでものになることはなかったし、バンドもやったり、やめたり、またやったりとかでしたが
おかげて、バンド関係で知り合った友人はいまだに付き合い続く人も多いし、私にかなりの影響を与えてくれている。
また、音楽を聴くのにも楽器やってたからこそ理解出来るものはあるし
あの日聴いた「バースデー」が与えてくれたものは大きいかもしれない。

やっぱ、カッコいいギターリフは弾いてみたくなる。
この「バースデー」やツェッペリンの「ハートブレイカー」とかね。
だいぶ後に、バンドで、「バースデーをメドレーに入れよう」となったとき、「お、やっと、あのリフが弾ける」と嬉しかったりした。

あとね、このホワイトアルバム。
レコードは残ってない。
私の甥が高校生の頃、金なくなると実家の私の部屋からレコードを持ち出して売り払っていたらしい。
だいぶ後に自白して、許したことになっているが、心底許してはいない。
そのとき、このホワイトアルバムは思ったより高く売れてびっくりしたなんて、言いやがっていた。

さて、
ホワイトアルバム
この2枚目のA面(C面?)
この「バースデー」から始まり
「ヤー・ブルース」と繋がり
終盤には「ベルター・スケルター」もある
ハードロック的な側面があるサイドでした。
ホワイトアルバム、ビートルズの中ではトップクラスに大好きだが
この面、1番聴いたと思う。
時はまさに、ハードロックの創世記。
同時期に
クリーム、ジミヘン、ジェフ・ベック・グループとか。
ビートルズがそういう感じになるのは当然か。
ただ、ビートルズには華麗で長いギターソロはない。
ド決まりのフレーズか
もしくは
曲に沿っているギターフレーズで、ギタリストが感じるままに弾くようなアドリブソロはない。
あくまで、ギターテクニックをひけらすようなバンドではないから。
しかし
キャッチーなギターリフや叩きつけるようなギターフレーズとか、ハードロックの途轍もないエネルギーの発揮はされている。
実に気持ち良い。
「ベルター・スケルター」の終盤
リンゴが「指に豆が出来ちまったあ!」ってセリフで終わるなんざ、素晴らしいエンディング。
よく出来たアレンジ、編集。
この面で最後にくる「ロング・ロング・ロング」は、激しい行為のあとの優しい後技のようだ。
実に気持ち良い。

また
激しい曲にはさまった「マザー・ネイチャーズ・サン」も
忘れずに書いておくが
大好き。

アルバム全体でも
レコード一枚目のB面の最後の
ポールの「アイ・ウィル」
ジョンの「ジュリア」
この弾き語り2連発
好きだなあ、ここも。

というわけで
楽しく聴きながら
ウォーキングしてきました。



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