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韓国語マスターへの道(5)

久しぶりの投稿になります。
本当に、本当に忙しくてなかなか記事を書いている時間がありませんでした。

さて、前回までは「会話」を始めるための「基礎」の部分について書きましたが、ここからは「どうやって会話のマスター」になるかについて、あくまで私の経験を踏まえてお伝えしていきたいと思います。他の方法もあるかもしれませんが、たぶん参考になるところがあると思っています。

本当の本当の最初に韓国語へのとっかかりをつかむために、はじめ私は地元のNPO法人が主催していた韓国語講座に週1回通っていました。
もちろん参考にはなりましたし、本当の基礎的なことを学ぶことはできましたが、何分生徒さんがたくさんいたのでほとんど「会話」をすることができませんでした。

そんなある日、知り合いと夜遅くまで酒を飲んでいたところ、ふと時計をみたら2時を過ぎていました。次の日はお休みだったものの、私は帰りたくなり帰り支度を始めたのですが、連れがどうしてももう一軒行きたいというので、仕方なくまだ営業中のところを探し始めました。
しかし営業中の店はなく、あきらめかけていたところ、一軒だけ門構えが赤いお店がまだ営業中でした。
入ってみると、韓国料理・韓国風居酒屋でした。
他のお客さんは、仕事を終えた韓国から来たホステスさん、いや正確に言えば中国の吉林省出身の朝鮮族系のホステスさんばかりでした。

マッコルリを注文しつつも、私はすごく酔っていたので何か少しおなかに優しいものがないか聞いてみたところ、お店の人もホステスさんたちも「干したら鍋」(북어국)がおすすめとのことでした。
そこでおススメを早速注文して食べてみたところ、おいしくておいしくて、夜中にも関わらず、ご飯を入れてたくさん食べてしまいました。

それがそのお店との出会いでした。
そのお店の料理の味にすっかり魅了された私は、残業後の10時ぐらいに週2回ぐらいずつお店に通うようになりました。
そしてそこで韓国人の店主と、従業員の朝鮮族の女の子、12時を過ぎた後はホステスさんたちと、本当にへたくそな韓国語で話すようになりました。
少し酔っているので、間違ってもちっとも恥ずかしくありません。
分からない単語があるとすぐ質問して、メモ用紙にスペルを書いてもらって、特にほかにお客さんがいないときは少し多めに料理を注文しながら2時間ぐらいずっと話しかけ続けたこともありました。
みな少しも嫌がらず、私にどんどん新しい言葉を教えてくれました。何か月か過ぎて、朝鮮族の方々のイントネーションが、ドラマで見る韓国語と違うこともわかってきました。
それでもみな韓国語で話しかけると嬉しそうに答えてくれるので、私も調子に乗ってものすごい回数、そのお店に行きました。

こうして日本にいながら韓国語が少しずつうまくなってきた私に、転機が訪れました。

その転機については次回お話ししたいと思います。

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