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ドラえもんのいくつかの矛盾点から未来を考察する

目的の明示

おそらく誰しもが一度は視聴したことがあるドラえもんについて本日は考察したいと思う。
藤本弘氏と安孫子元雄氏によって制作された日本を代表する漫画である
ドラえもんは子供たちに夢と希望を与えたわけであるが、冷静にこの漫画を分析してみるといくつかの矛盾点に気付かされる。
ここでの目的は、ドラえもんを通して演繹的にFutureの在り方を考察するというものである。
決して批判が目的ではないということは承知していただきたく思う。

時空犯罪の曖昧な規定【1章】

ドラえもんについて論じる前に、そのストーリーについて整理しておきたいと思う。
野比のび太【成績運動不良】の少年がいる。それを見かねて野比のび太の孫であるセワシという少年が、ドラえもんという子守りロボットを過去に送り込み過去を変えようと試みる。話のプロットとしては、最も簡素化された説明をしたつもりである。そこに友人関係や日常生活が肉付けされていると考えれば話の概要としては純粋といえよう。
話を整理した次はついに考察に移りたいと思う。

【第一の疑問】
セワシがドラえもんを過去に送ったことは時空犯罪に該当しないのか/////

ドラえもんの世界においては時空犯罪というものが存在していて、タイムマシンが発明されたことを受けて制定されたものと考えられる。
またタイムパトロールと呼ばれる警察組織には逮捕権も付与されていたことから、法的拘束力があるものと推測された。
大長編ドラえもん【のび太の新日本誕生】において"ギガゾンビ"という男が時空犯罪を遂行したことによって実際に逮捕されていた。////

【のび太の新日本誕生】を読んだ人には分かると思うが、ギガゾンビは原始時代の地球を支配することによって未来を変えようと目論んでいた。
過去が変わるということは、必然的に未来が変わるという事である。
一本の道がある。前進するか後退するかしかできないと仮定したとしよう。
Aさんは前進した。そしたらCさんと会った。逆にAさんは後退したとする。
そしたらCさんに出くわすことはないであろう。前進したAさんにとって、
後退とは余事象であり、変化した未来である。逆も然りではないだろうか。
つまり、一本の道を前進するか後退するかだけで2通りの差異が生じるということである。Aさんにとっての世界線を主軸に考えた際に、2通りの世界が生成されたと言い変えることも出来る。
実際の人生において分岐点はいくつあるだろうか。
私たちは当然自己決定もするが、外的要因による影響も受けていることから∞というのが最適解ではないだろうか。
シュレディンガーの猫という有名な思考実験をご存じであろうか、、、
箱の中に爆弾と猫を入れておく、その箱は完全防音性で開けるまで爆弾が爆発しているかは不明である。
つまり、箱を開ける本人には猫が生きている世界線と死んでいる2通りの世界線が並行して存在しているという事になる。
これがパラレルワールドの概念である。
これはドラえもんの次元論にも応用が可能であり、過去を変えることによって未来を変えられる原理を同様に説明することが出来る。

あらためて、セワシの主張を整理したいと思う。
セワシがドラえもんを過去に送りこむという行為は、野比のび太の婚約者となる女性は【源静香】⇦【ジャイ子(本名不詳)】に変更するために行われた。自身の婚約者を野比のび太の利己心に乗っ取って決定したことは時空犯罪法に該当しないのかという疑問が浮上する。
実際に起訴されていないことから法律上の問題はなかったと考えられるであがその根拠は見えてこなかった。

私は時空を変えること自体が22世紀において規制されていないと苦し紛れに推測した。
端的に述べるなら、過去は変えてよいということである。
ここまでの話を踏まえるとするならば、パラレルワールドは無限に生成され続ける。
もしもXさんが個人的に生成したパラレルワールドがあったとしたら。そのパラレルワールドはXさんのパラレルワールドである。
そこに住む住民【ここでは民衆Xと名付けておく】はカオスに生活する。
そこでは偶然性によって、物事が定められる。そこの住民は意思を持ち、自分自身が住民Xであることは知りえない。
私が民衆(X)であると仮定したとしよう。とてもクローズな話がしたいため、私の隣人をXであると同様に仮定する。
その際に、私はすでにXのパラレルワールドの住民である。
私は、隣人をXとして知りえないことから、Xの時空犯罪性は免除されたことになる。私がXのパラレルワールドに存在することに対する文句は浮上しえないということである。文句があるとしたら何であろうか…
それは、そのパラレルワールド内において不利益を被った際であろう。
盗難被害に遭った、権利を侵害されたなどが考えれる。しかし、これらの犯罪はすでに時空犯罪法の範疇を超えている。民法や刑法といった現代でも存在している実定法がその効力を担うことになる。
つまり、時空犯罪法は存在しえないということだ。

なぜ罪に問われる場合と問われない場合があるのか

ここまでの話を踏まえると、時空犯罪法とは存在せず、罪に問われた人間は現在の司法において裁かれたと考えられる。
ここでいう利己的の範疇の変域を考えてみたいと思う。
例えば犯罪者Aがいたと仮定する。この犯罪者は時空の改変を試みた。
このことが実際に犯罪となったわけであるわけなので、その理由を考えてみたいと思う。
私の理論に基づくと、この犯罪者Aが改変したパラレルワールドというものは普遍的な実定法を満たしていなかったため罪を問われたと考えられる。
つまり、ここでいう利己的な具合の変域とは公共の福祉に反しない範囲と言い変えることが出来るであろう。
しかし、偶然性を排除した状態で論じているわけであるため、その改変が及ぼす影響を知るのは難しい。
ここからは推測のみであるが、実質的平等に基づいると考えた。
ここまで聞いて分かることかと思うが、時空犯罪法とは現在の司法と非常に近似させることが出来るのである。

現在の社会に応用することは可能か

本来この文章を書くと決めた趣旨を再確認したいと思う。
それはドラえもんからFutureを考察するというものである。
ドラえもんとは漫画の世界である。そのため現実と分離して考えがちであるが、無味乾燥に捉えてしまっては勿体ない。今回は第一章しか書いていないが既に学ぶことが多くあった。時間を横断した考察においては揺るがない
証明が出来るのではという希望が生まれた。atという一点に私は立っている。atの周囲には3次元に世界が広がっている。それには可能性が包摂していることから確定そのものが不可能である。時間軸【t軸とでもおいておく】を固定した際には確定という可能性が生まれる。そのため、少し面白い現象が起こるのではと推測した。
私は私の存在下においてのタイムマシンは不可能であると推測した。以前までの仮定が正しかったとしたら、私は誰かのパラレルワールドを生きている。どうやらそこではタイムマシンは存在しないようだ。私はこの場でタイムマシンの存在を暗示する。2024年の8/25の12:00に私の目の前にタイムマシンは現れなければならなかった。しかし現れない。つまりタイムマシンは存在しないということである。
未来での時空操作には、例えパラレルワールドの生成者であっても関与できない。なぜならそれは偶然という名の自然法に委ねられるから。この自然法とはその大数性からある一定の場所に収束すると考えられる。つまり、偶然性を排除して、完全にタイムマシンの存在を棄却することが出来た。
時空とは方向性が定められているのかもしれないとも推測できる。現在から未来への一方通行である。実際に時間の流れは一定ではないという理論もあった。相対性理論である。私は物理を専攻していないことから相対性理論については知りえないが、時間の一定性を排除できただけでも良しとしよう。
現在から未来に飛べたと仮定する。その際に未来から見た現在とは相対的に過去となることが分かるであろう。その際に、未来から過去という名の現在に戻ろうとする。私の仮説が正しかったら、未来から過去への移動は不可能。つまり時空犯罪法が存在しないこととも辻褄が合う。
私は曖昧な点が多い中、タイムマシンの存在が論理的にあり得ないことを時空を用いて説明した。このように、4次元の社会においてt軸を考えることで
3次元の不確定性は補填されるのではないかと考えた。
私たちが生きるのは3次元社会である。縄文時代は1次元社会などと考えてはいけない。れっきとした3次元社会である。我々は4次元について頭の中でしか考えることが出来ない。一方で3次元社会を攻略する鍵は4次元空間に隠されているように感じたのでまさに人類にとっての暗黒大陸である。

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【ドラえもんの生物学的矛盾】【冗談】

ドラえもんは機械であり友達という設定である、実際に考えることも出来ることから非常に人間に近いと考えることが出来る。
またドラえもんを生物学的に分析してみると興味深いことが分かる。
ドラえもんは食事を取り、エネルギーを得ることが出来ることから、人間と同様に代謝を行うことが出来ると考えられている。【実際には原子炉】
生物の条件とは、【細胞構造からなる】【自身の子を残すことが出来る】【代謝を行う】である。
細胞構造はなく自己複製も不可能であることから、生物ではないと結論付けられた。
しかし、ドラえもんは恋をする。
ノラミャーコさんという猫型ロボットが好きになっているシーンをご存じの人もいるのではないだろうか。
繁殖行動の範疇を超えて恋をするメカニズムは生物学的な側面からずれていることは読み取れた。
科学では説明不可能( ´∀` )

最後に

私は学びを愛する男子高校生、、、
こういう哲学的な文章を書くのが大好きです
受験勉強も大切で学ぶことも多い、しかしそれだけでは足りない
考えることによって自身の辞書に刻む言葉を探しに出かけよう!!
インスタはほぼ料理しか上げないけど興味があったらどーぞ





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