見出し画像

ナントカ心は『愛』 ーコロッケと手嶌葵とザコシー

モノマネタレントのコロッケさんはご存じでしょうか?


私は彼のモノマネが本当に大好きで、彼がテレビ画面に映った時点でもう笑ってしまいます。


五木ひろし・岩崎宏美・野口五郎・・・。とにかく面白い。


彼のモノマネの最大の特徴は、過激で絶妙な『デフォルメ』かと思います。


「もうこれはひょっとしたら似てないんじゃないか(笑)」と言われてしまうギリギリまでデフォルメし「面白い」を追求しています。


「似せる」ということをどこまでも追求していくのも、モノマネの一つの方向です。しかし、彼が欲しているのはきっと「おっ~!」という感嘆ではなくて、「あはは!」という爆笑なんだと思います。


ここに私は『コピー』でないコロッケさんの『オリジナリティー』を感じ、感動します。


「真似」ではなく「モノマネ」なんですよね。


『デフォルメ』は、対象物の形を正確につかんでいないことには出来ないものだと思います。


「しっかり見る」には「愛」が必要になります。ですから、コロッケさんは「モノマネする人」一人一人に「愛情」を持っていると私は推測します。


観客とともに楽しみ、マネする人を尊敬し愛する。


それが『モノマネ心』となり、多くの人の心を打つのだと感じます。


続いては歌手の手嶌葵さん。


彼女が歌い出すと、いつの間にか私は泣いてしまいます。


彼女は特徴がある声という訳ではなく、また声量があるという訳でもなく、かなり小さな声で囁くように歌います。


ただ不思議なことに、何を歌っているかハッキリと分かるし、ズンと胸に迫るものがあるんですよね。


私は専門家ではないので、彼女が歌が上手いかどうかは分かりません。単純に彼女より歌が上手い人は他にたくさんいるように思いますが、私は彼女には特別な「何か」を感じます。


それは彼女が歌を「大切に大切に」歌っていると感じるからだと思います。「大切に愛した」結果があの歌い方になったのかなと。


上手いのその先にある『何か』を彼女はその歌声で表現出来ていて、それが『歌心』なんだと感じます。


最後は、ハリウッドザコシショウさん。2016年のR-1グランプリの優勝者です。


この方に関しては大好き過ぎて、名前を書いただけで笑ってしまいます。2016年のR-1グランプリでの2本のネタは、笑い過ぎて息継ぎの仕方を忘れてしまうくらいでした。


彼のネタは、本当にくだらないです。代名詞の「誇張し過ぎた物まね」シリーズは、まさに誇張し過ぎてもはや似ていません(キッパリ)。


でも、面白いんです。物凄く面白いんです。


何故か?


彼は「面白いことをしたい気持ち」がとにかく尋常じゃないように映ります。その対象はまさに全方位。「面白いことしたい『愛』」に溢れかえっています。


この気持ちを突き詰めた結果が「徹頭徹尾のくだらなさ」となり、『お笑い心』に繋がっていると推測します。


この3人に共通するのは『愛』。


「ナントカ心」の主成分は『愛』なんだと分かります。


私の好きなことの中にも「ナントカ心」があると思うとワクワクしますね。


家族・仕事・自分。


以前に比べ、格段に愛するものが増えました。


上記の3人に見習い、『愛』を持って好きなことに向き合っていければと思っています❤️

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?