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「同行二人」

「同行二人」
1人でいてもいつも側には空海がいる。一緒に歩いている。
なんて心強い言葉。

奈良で開催されていた「空海展」に行った。
もっと空海の事を知りたいと思ったから。
伝説のような摩訶不思議な話が沢山あるが、実際は何をしてきた人なんだろう。本当に生きていた人なんだろうか⁈と。

空海展で感じた事、それは、
空海も同じ「人」だった。
私達と同じ人であり、その時代を懸命に生きた人。
直筆の書を見たら本当に生きていた人だと実感できた。

私達と同じように不安、迷い、葛藤、怒り、憤り、いろんな感情を抱えていただろう
努力を惜しまず、行をしながら自己鍛錬し、いろいろな事を考え実行に移し行動してきた人。
世の中の為にどうすれば良いか真剣に考え、懸命に生き、最後まで意志を貫いた人だと思った。

覚悟をもって生きているか?
今やろうとしてる事、そこまでの覚悟があるのか?
生半可な気持ちでやっていては達成しないぞ!
と、今の自分に問われてるように思った。
中途半端にやるくらいならやらない方がいい。
やるなら一生懸命に。
途中、難題がきてもどうすれば良いか考え乗り越えればいい。

自分に掲げている自己鍛錬の目標を必ず達成しよう!と思った。
1日も早く達成できるように実践してく決意ができた。

これを書いた後、私は1人で動き始めた。

空海は言葉だけでなく実践してきた。
全ては行動で示すもの、やってこそだ。

次の歩き遍路に行くまでに自分はどれだけ成長できているか。
空海と共に鍛錬を続け、自信を持ってこれからの人生を進む人になりたい。

たった1人で自己鍛錬に行く事は正直不安があった。
自然の中、何が起こるかわからないからだ。
でも歩き遍路も同じ、たった1人で山道を歩く。

自分の心の中に「同行二人」
1人でも空海と共にいる!と思えば、何が起こるかわからない自然の中に足を踏み入れても怖さがなくなった。

今までの人生、人に相談ばかりして
それを頼りに歩んできた。
今振り返ると、自分の意志で歩んできた道ではなかった。
実行してきたのは自分だけど、その根本は人の意見。
知識は勉強になってるかもしれない。
だけど、今思えばあくまで人の意見。

やはり自分の人生は
自分の心の声を聞いて自分で決めて自分で進まなければならない。
全て自分なのだ。
アドバイスをくれた人生の先輩には本当に感謝をしている。
だけど、本来なら今頃は自信を持って生きてるはずなのに、それができてない。
やはり人の意見のまま聞いて生きてきたからだと思う。
その事にようやく気がついた。

これも自己鍛錬に通っているからこそ見えてきた真実だと思う。
自然の力とはすごいものだ。
自分の生き様が見えてくる。
後悔なんてしてられない、気付いたなら今から自分が変われば良い。

これからは後悔のない生き方をすると決めた。

そう決めてから、不思議なもので、日々相談していた人に一切言わなくなった。全く連絡しなくなった。
ようやく自分の足で歩き出した。
自分にとっては大きな前進だ。

人は皆、人に助けられ生きている。
だけど、自分というものをしっかり持っていないと人に振り回される人生になる。
悔いなく生きるには自分の気持ちを大切にして、誰に何を言われようが揺るがない意志を持つ事。

1人で行くようになり感じた事
それは、今、こうして目標に向かって取り組める自分の体の状態やそして環境に感謝の気持ちが自然に湧いてきた。
怖さより、それをできる今に感謝。
ここに来させてもらえていること自体が感謝だと本当に思えた。

これから目標に向かって集中して行くだろう。
自然を相手に空海と共に。
自信を持って真っ直ぐに生きる人になれるように、日々精進を積み重ねていく



























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