「人生ゲーム」の薦め!~遊びながらかしこくなる~
最近になってまた、2年生の息子が「人生ゲームをやろう」と言い出した。
去年の夏頃だろうか、一度はまり、ボードゲームも悪くないものだと自分も体感した。そこからしばらくは納戸に静かに保管されていた。私としてはそれでよかった。
なのに、何がきっかけだか再びやりたい!と。
今夫は療養中で不在の中、相手は私一人。私は正直やりたくない。なにせ、細かいあの感じがどうにも億劫である。
だがよくも悪くも一度思ったらやらずに気が済まない息子に根負けして、疲れている体とあまり機能していない脳にむちをうち、しぶしぶつきあう。
すると、どうだろう。
確かに、準備するのと、お金を整理するのと、片付けるのは手間である。一コマ一コマの字も小さくて、いちいち読むのも一苦労。ゴールするまでに時間もかかる。気をゆるめると、駒がずれたり、お金があらぬ方向にいっていたりする煩わしさもある。
だが、息子とゲームを進めていく中でしみじみ思った。
人生ゲームってとってもためになる。
人生ゲームをやるメリットってたくさんあるなと。
そう思ったら、誰かに話してみたくなってきた。
そこで、私が人生ゲームをお薦めする理由を4つあげてみる。
① まずは、人生の縮図を知ることができる。
人生のほんの一例にすぎないわけだが、それでもこれから歩む人生、学生から専門職かビジネスコースにいくかを選択して就職、結婚をして、キャリアアップをしながら家を買い、保険加入や株券購入等による山あり谷ありを経て、ゴールに向かっていくという過程を約1時間から2時間で疑似体験できるなんて、なんて素晴らしいゲームなんだろう。そして最終的には持っているお金が一番多い人が勝ちという、単純だけど、残酷な、だからこそ盛り上がる、実によくできたゲームだなと思った。
このおかげで、息子は「奨学金」というものが何か、「火災保険」はどういう時に役にたつか、株券や約束手形とは何かということを知った。途中まで順風満帆でも、最後まで何が起こるか分からないのが人生、というのも感覚的ではあるが感じているだろう。
② 次に、お金に強くなる。
これも誰もが容易に想像できるだろう。とにかくお札の単位が細かいのがリアルで素面白い。私自身、数字は得意ではない。むしろ苦手。。だからお金が貯まらないのか、お金に縁遠いから数字に強くなれないのか・・・は、
さておき、100,000$の単位は少なくとも子どもが日常で触れる機会はそうないだろう。しかし、この世界では楽しみながら気軽に、何度も経験することができる。おかげで、まず数字を読めるようになる。そして大きい数字でも抵抗なく四則計算ができ、両替やおつりも瞬時に用意できるようになる。借金ともいえる約束手形のお金のやりとりも入ってくると、最初は難しいかもしれないがこれも慣れ。
例えば、今手元に5,000$しかない。しかし、8,000$支払わなければならない。その時に20,000$の約束手形と現金を受け取り、そこから8,000$を支うためにはどの単位のお札で受けとった方がスムーズに交換できるかなど、この一連の計算ははっきり言って息子の方が速いのではないか。
ギャンブルエリアがあったり、株チャレンジのますがあったりして、いろいろなお金のやりとりのパターンを疑似体験できるのも特徴であり、これが2つ目のおすすめ理由である。
③ 家族や仲間との会話が増える。
最初このメリットを忘れていたが、やはり欠いてはいけないだろうとピックアップ。親子、兄弟、家族、親戚のおじさんおばさん、友人等、一緒にゲームをする人によって会話の内容も進行状態ももちろん違うが、共通して言えるのはコミュニケーションの機会が増えるということ。ゲームをするからには、会話は必須。少なくとも最低限のやりとりはあるだろう。そこに加えて、例えば、将来はビジネスマンになるよりカフェ店員になって、ゆくゆくは自分の店を持ちたい!なんて本音が出てくることも、人生ゲームの楽しみの一つではないだろうか。そこから広がる会話を楽しみたい😌
④ 最後に、 忍耐強さを鍛えられる。(負けている時)と思う・・
正直個人的にこれが一番言いたい。ただ、まだ言い切るには早い。うちの息子にとって、ここの部分がまだまだ未熟であり、現在進行形だから。。
人生ゲームを通して、人生における出来事を知り、お金にも強くなり、ボードゲームのルールや遊び方も身についてきた。しかーし、昨日は最後ゴールまでたどり着けなかった。なぜなら、途中で自分がぼろ負けしているのに耐えられなくなり、お札をぶちまけたから。それでも以前に比べれば、負け気味でも、負け続けてもなんとか気持ちをおさえながら最後まで戦うことができるようになってきた。
だが、今回は私が調子が良すぎ、当の息子はルーレットを回すたびに「~$支払う」の指令。募った不満はついに爆発!💦
いつもの私だったらぶち切れて怒鳴りちらすかしれない。が、今回はいたって冷静だった。精神的な部分はまだだなと悟った私自身も少しは学習したんだと思う笑
まあ、これも経験。次回はどんなメンタルになっているだろうか。それも乗り越えて、人生ゲームを楽しめたら、それを繰り返し遊べたら、息子もまた一つ成長するだろう。そして実際の人生にも活かせるような気がする。
以上4点が、私が人生ゲームをお薦めする理由である。
今まさに経験から感じたことではあるが、ボードゲームの王道「人生ゲーム」は、スマホやスイッチ一つで無限の世界が広がる現代に反してアナログで、一見手間もかかり億劫に思うのも当然。
だが、それ以上のメリットがあることを声を大にしてお伝えしたい。特に、年長~小学校のお子さんがいるご家庭にお薦め!遊びながら、賢くなれる!!
ぜひ、ここは家族サービスと割り切って、時間をきちんととって人生ゲームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
以上、
とは言うものの、できればやっぱりやりたくないと思っている母えーみんでした😅
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