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入院した話『13.入院8日目。やっと管が抜ける』【巨大子宮筋腫】


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朝から採血2本と尿検査。
その後売店に買い物へ行く。
8時過ぎに病院が開くので、気兼ねなく買い物できるのは早朝と夜だけ。
お菓子と飲み物を買って病室に戻る。動けるようになってくると病院食だけだと物足りなくなってくるのだ。
動けるようになってきてはいるが、傷口などはまだまだ痛い。
朝食を完食するが、やはり前日と同じ牛乳で腹痛と闘う。来るかもしれないと思っていた分、衝撃は少なかった。

しばらくすると看護師さんから管を抜きますと言われ、抜くことに。
点滴も抜き、遂に何も無くなった。

滅茶苦茶開放的! これでシャワーや歩く時等のめんどくささとおさらば出来る!!

元気になってることを実感しつつ過ごしていると、シーツを交換するとのことで病室を離れる。

デイルームで一番涼しい場所に陣取る。窓際の空調の下である。身体が熱い為、冷やさないと蒸れるのだ。
座っていると同室の人が来たので少し談笑する。
寒くないのと心配されるが、大丈夫と答える。
まぁ、無理もない。本日の天気は雪がぱらつく予報。そんな中、パジャマにポンチョ姿は他から見たら寒いのだろう。
そんな日でも病室は23℃、快適である。

他の患者さんは、少し厚手のカーディガンやベストを着ている人が多い。
そんな中、作務衣を着ている人が居た。しかも、なんかちょっとオシャレなやつ。
確かにありかもしれない。作務衣はボタンもないし、前開きである。病院の寝間着だって浴衣型なのだ、作務衣も十分ありだろう。

シャワーの時間まで、だらだらと過ごす。途中病室に戻って横になるが、相変わらず痛いので寝ることが出来なかった。

点滴がないと、これほどまでにシャワーが楽なのかと思った。
うっきうきで身体を洗っているとお腹の大きい絆創膏がかなり水分を吸ってグシャグシャに。しかもちょっと剥がれかけているではないか…。
不安になり看護師さんに確認すると、水気をしっかり取っておけば大丈夫だそうだ。マジかよ。
心配して、入浴時間大幅短縮したの勿体なかったな。

シャワー後、そのお腹の部分がとにかく冷たかった。タオルで水分取るにも限界がある。仕方が無いのでコップにお湯を入れて温める。
カイロでもあれば良かったのかもしれないが、こんな短時間しか使わないならいらないだろう。

夕食も済み、スマホで日記を書いていると突然、目のピントが合わなくなる。
前を見ているのに見ていないような変な感覚と、目がチカチカとするので慌ててスマホで検索をする。
入院してるんだからさっさとナースコールしろって話だが、自分でも状況が理解できなかったのでどう答えれば良いかが分からなかった。
近くや遠くを交互に見たり、頭痛などないかを確認する。頭は痛くない。交互に見てもピントが動かない。
ナースコールをし、看護師さんに状況説明をする。
緊急性は少なそうだと判断し、朝まで治ってなかったら検査することに。

気にしつつも横になるが、眠けが来ない。夜中にゼリー飲料で痛み止めを飲む。
そして、管が抜けたので自分でトイレに行かねばならない。頻繁にトイレに起きることになる。
目を閉じても何しても眠ることが出来なかった。

朝の5時頃、身体の熱さと蒸れに耐えられなくなり、ベッドを抜け出す。
薄暗いデイルームでお茶を飲みながら時間を潰した。

外が明るくなり始めたのでベッドに戻る。
睡眠導入の曲が存在していることを思い出し、イヤホンで聴きながら横になった。

歩数計を持ってきたのを思い出したので朝から付けていたが2573歩だった。


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