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2022ベストアルバム30【洋楽編】20位〜11位
昨日の続きです! 本日は【洋楽編】の20位〜11位。
なお、本企画における洋楽・邦楽共通のレギュレーションと略記は下記の通りです。
アルバム単位(フルアルバムもしくはEP)
サブスク/ダウンロード/CD等の発表形態は問わない。
レコーディング音源としてリリースされていない楽曲は除外(ライブ動画のみ公開されているケースなど)。
ランキングは【1アーティスト1枚のみ】。
リリースが2022年内のものに限る。
カバーアルバムは原則除外。
試聴用音源は原則としてYouTubeにてオフィシャル音源を探す(みつからない場合は別記)。
[MV]ミュージックビデオ[Live]ライブ動画
[Lylic]主に歌詞を中心とした動画
[Audio Only]上記がなくYouTube Music用の音声トラックがあった場合。
[Teaser/Trailer]リリース前後のチラ見せなどダイジェスト的な動画。
以上です! ではどうぞ〜
20位 Omar Apollo / Ivory
Go Away[MV]
本作がデビューフルアルバムとなる米インディアナ州サウスヘヴン出身のシンガーソングライター/プロデューサー、オマー・アポロ(24)。メキシコ人労働者階級の両親のもとで育った彼は、アルバイトをしながら音楽活動を続け、20歳の時友人に30ドル借りてSpotifyに曲をアップしたところ、公式プレイリストに登録されたことをきっかけに全世界で話題となり年間で1,500万回以上のストリーミング再生を記録。うーんアメリカンドリーム🥳
Evergreen (You Didn’t Deserve Me At All)[MV]
バイラルヒットの「Evergreen」(TikTokでバズったそうな)はじめ、R&B、ファンク、ロック、ポップとさまざまなタイプの曲をこなす器用さがあり、今後もっともっと売れそう。ちなみに「Tammagotchi」って曲がありまして、たまごっち?なんだオマーくん親日家なのかい?と思ってYouTubeみてみたら・・がっつり下ネタで笑ました。(しかもこの曲のプロデューサーはまさかのファレル・ウイリアムズ。とゆうかザ・ネプチューンズ)あと「Kamikaze」もある笑 いずれにせよまだ若いので将来が楽しみです。
19位 Harry Styles / Harry's House
As It Was[MV]
英ウスターシャー・レディッチ出身、元超人気ボーイズバンドOne Direction(1D)メンバーにしてシンガーソングライター ハリー・スタイルズ(28)の3rdソロアルバム。1Dって解散したと思ってたら一応無期限休止中(2016年から)なんですね。
ボーイズバンド出身でソロ活動、っていうのは人気の面では非常に有利でもどこか色眼鏡で見られるというか、なかなかアーティストとして正当に評価されないことも多いかと思いますが、ハリー・スタイルズは今作で人気・実力ともに最高潮に。
Daylight - Music Video by James Corden[MV]
イケメンは変なかっこしててもやっぱりイケメンなんや・・・
Daydreaming[Audio Only]
楽曲はさすがに粒揃いで、アレンジも鉄壁、おまけにもちろんスター性抜群でかっこいいわけで、そりゃまあ売れるよねっていう。
As It Was (Live From Coachella)[Live]
4月に行われた米コーチェラ・フェスティバルでは初出演にしてヘッドライナーとして登場。圧巻のステージングで盛り上げました。しかしすっげえ人・人・人だな・・。来年3月の来日公演も盛り上がりそうですね!
18位 PJ Morton / Watch The Sun
So Lonely (feat. Wale)
米ルイジアナ州ニューオリンズ出身のシンガーソングライター/キーボーディスト/プロデューサーのPJモートン(41)、2年ぶりの新作。ソロシンガーとして、そしてMaroon 5のメンバー(キーボード/途中で加入)としても活躍し、グラミー各賞にも10回以上ノミネートされています。
PJ Morton | Watch The Sun Film[MV]
今作は敬愛するスティーヴィー・ワンダーが『Journey Through The Secret Life Of Plants』を作成した”Studio In The Country(ルイジアナ州ボガルサ)”で多彩なゲスト(スティーヴィー・ワンダーも!)を迎えレコーディング。カテゴリ的にはSOUL/R&Bで、わたし的にはどっちかというと疎いのですが、今作はどの曲も温かみがあって丁寧に作られており、聴き応えがあります。ビンテージキーボードやアナログシンセも多用されており、とにかく気持ちいい。
So Lonely (feat. Wale)[Live]
アコースティックライブの動画がアップされてましたが、街角でのラフなセッションながら豊潤という言葉がふさわしい素晴らしい演奏。こんなメンツで演奏してたら楽しそうだなぁ・・。
17位 Tears For Fears / The Tipping Point
The Tipping Point[MV]
‘80年代初期から活動する英バース出身のベテランバンド・Tears For Fears。2004年の前作以来、なんと実に17年ぶり(!)の最新アルバムです。新作アルバムを制作中、と発表したのが2013年だそうで・・いやあ・・これファンの人嬉しいだろうなぁ・・・😢 わたし、TM NETWORKが大好きなんですけどね、彼らは昨年秋に約7年ぶりに再始動しまして。7年でもそりゃもう、死ぬほど嬉しかったですからね・・。Tears For Fearsのおふたりも61歳、さすがに髪もおひげも真っ白ですけど、この声といい楽曲といいまったく衰えを感じさせません。
Break The Man[MV]
昨今80’sスタイルのリバイバルサウンドがすっかり定着し、特に今年はTears For Fearsが得意とするようなシンセを多用しつつもどこかオーガニックな質感を持った繊細なバンドサウンドの楽曲が多数発表されましたが、さすがはオリジネーター(のひとつ)といった感じで、良曲多数の実に充実した作品に仕上がっています。(と、いいつつわたし実はまったくTears For Fears通ってなかったんですが😅)
No Small Thing[MV]
あとまったく余談ですが、このあとランキングに出てくるわたしの最推しアーティストでルーパー使いの”Bernhoft”の初期からのレパートリーに「Shout」という楽曲があるのですが、これが実はTears For Fearsのカバー(しかも大ヒット曲)だったということをたぶん10年以上聴いてて今初めて知りました笑 いやはや物知らずでまったくお恥ずかしい限りですが、、これがまたかっこいいので、本稿の趣旨とは違いますが以下にご紹介します。ぜひ聴き比べていただければと思います🤗
Tears For Fears - Shout[MV・OriginalVer]
Bernhoft - Shout (Live @ Lydverket)[Cover・LiveVer]
16位 Bernhoft & Hver gang vi møtes / Hver gang vi møtes
Leaning On Myself[Live]
先ほどTears For Fearsの項でも紹介したわたしの推し、Bernhoft(ベルンホフト)。ノルウェー・オスロ近郊ニッテダル生まれのレトロ・ソウル・シンガー・ソングライター/マルチ・ミュージシャンで、ライブでは主にひとりでループペダル(足元に置き、その場で演奏や歌を録音し、ループ再生できる機材)を自由自在に活用し、非常にユニークで創造的なステージを繰り広げます。1976年生まれなのか・・わたしのいっこ下・・😅(いまさらwikiみてはじめてしりました)
昨年久々のフルアルバムを発表したばかりなので、今年はないかなと思ったらいつの間にかまたアルバム出しててびっくり! しかもこれ、バンド?🤔? 今回紹介した"Leaning On Myself"がどストレートで疾走感のあるロックでまたびっくり。
考えてみたら元々ハードロックバンド(SPAN)のボーカル/ギターとしてデビューした人だし、キャリア的にみてもおかしくはないんですが、長年追っているので逆にちょっと意表をつかれました。(本作だと”Saturn Freeway”とか”Fallen Angel”あたりが初期のBernhoftっぽいかも)。
・・・しかし謎だなこのアルバム🤔 バンドとしてのアルバムかと思いきやBernhoftのシンプルな弾き語り曲とかも入ってるし。YouTubeにはMVもAudioものってない・・そもそもBernhoftのオフィシャルサイトにも情報のってないし笑
“Hver gang vi møtes”ってどうもノルウェーのミュージシャンを集めたリアリティ番組っぽいんですが、詳細がよくわからない・・。年内にアップするには時間切れになってしまったのでもし後日何か情報が見つかったら追記します🙇
15位 Black Country, New Road / Ants From Up There (Deluxe)
Chaos Space Marine[Audio Only]
英サウスロンドンを拠点に活動する男女7人組ロックバンド、ブラック・カントリー・ニュー・ロード。なんともジャンル分けしづらいねじれた感じのバンドサウンド、いかにもUKっぽくて大好きです。わたしの推し曲”Chaos Space Marine”は盛り上がりがどんどん加速していく感じとか、つんのめったりひっくりかえる感じ、昔大好きだったPULPの「コモン・ピープル」を思い出します。
Concorde[MV]
なんかMVはストレンジな世界観笑 でもこのボーカルのアイザック・ウッドさん、今年辞めちゃったらしくて、次回作は女性メンバーが分担してボーカルをやるらしく、そうなると次作はまた全く別の感じなんですかね。それにしても惜しいな・・どうやらメンタルヘルスの問題らしく、ゆっくり心を休めて、またシーンに戻ってきてもらいたいものです。ちなみにベースのタイラーさんはアンダーワールドのカール・ハイドの娘さんだそうですよ。いや、だから何ってわけじゃないですが笑
14位 Zach Bryan / American Heartbreak
Something In The Orange[MV]
米オクラホマ州出身のシンガーソングライター ザック・ブライアン(26)。お父さんが海兵隊員だったので生まれたのは日本の沖縄だそうです。一応カテゴリー的にはカントリーになってますけど、フォークっぽい弾き語りだったりハートランドロックっぽかったり、アメリカのルーツミュージックに根ざしたサウンド、いわゆる「アメリカーナ」って感じです。
Heavy Eyes[Audio Only]
てゆうか、このメジャーデビューアルバム、34曲入り、全曲自作ですよ!笑! わたしはサブスクで聴いてますけど、1曲ごとは3分台が多く比較的コンパクトだから、一応まあCD2枚組(18曲/16曲)でおさまるのか・・。しょっぱなからこれを了承するレコード会社もすごいな笑(※インディーズですでに2枚出しているそうです。)
Something in the Orange (Live at the Auburn Rodeo) April 23rd, ‘22[Live]
沈んでいくオレンジの夕陽の下で演奏されるライブの映像がすごく素敵です。シンガロングするようなタイプの楽曲でもない気がするんだけど、観客みんな歌ってる・・なんかいいなぁ。
新奇性とか革新性はないけど、音も声も曲もとにかく素晴らしい。なんせ曲が多過ぎてまだ全然聞き込めてないんで、これから末長くつきあっていったらもっと自分内順位があがるかもしれません😉
13位 Laufey / Everything I Know About Love
Fragile[MV]
アイスランド・レイキャビック出身で現在はLAを拠点に活動するシンガーソングにライター/マルチ奏者 Laufey(レイヴェイ)のデビューアルバム。えっ・・・1stでこの完成度ですか? まだ22歳?? マジで??
Everything I Know About Love
本名はレイヴェイ・リン。アイスランド人の父親と中国人の母親の下に生まれ、母親や母方の祖父がバイオリン奏者、教育者だったこともあり、幼いころからクラシック音楽の影響を受けチェロとピアノを弾き、父親方の影響でエラ・フィッツジェラルドなどジャズスタンダード聴いて育ったそう。しかも名門バークリー音楽大学出身の才媛です。タイトル曲”Everything I Know About Love”では母親と双子の姉妹がバイオリンを、ご本人がチェロを弾いているとのこと。
Fragile (Acoustic)[Live]
デビュー後すぐにコロナ禍にぶつかってしまい、SNS中心の活動を余儀なくされたようですが、自宅(たぶん)からの配信での弾き語りライブもまた素晴らしい・・。声質も最高だし歌の安定度が半端ないですね。
あととってもかわいいです(・・順位には反映されてませんよ)。まあそれはさておき、今回のランキング企画をだいぶ書き進めてから知ったのですが、かなりの衝撃でした。将来的にかなりの大物になるのではと期待しています!!!
12位 Suede / Autofiction
She Still Leads Me On[Audio Only]
'90年代から活動を続ける英5人組ロック・バンド、Suedeの通算9枚目のアルバム。あれ?? (枚数)そんなもんだったっけ、と一瞬思ったけど、2003年に解散(この時点までで5枚)、2010年再結成で、その後新作アルバムを出したのは2013年・・だから再結成後12年で4枚、と考えればわりとコンスタントに出してますね。
She Still Leads Me On' (Live Streamed from Cirque Royal, Brussels)[Live]
再結成以降もとてもいいアルバムを出し続けていましたが、ここまでストレートでわくわくするようなバンドサウンドを響かせるアルバムは久しぶりかも。一曲目(She Still〜)から持っていかれました。このアルバムは「Suedeにとってのパンクアルバム」とのことで、ジャンルとしてのパンク感はあまり感じないけど、いわんとすることはわかるというか。個人的に今年は所謂バンドサウンドはあまり気分ではなく、ベテランの大物の新作とかは今回のランキングにもほとんど入れてないんですが、これは特別笑
いやしかしこのブレットのダダ漏れの色気よ・・・。
11位 RINA SAWAYAMA / Hold The Girl
Hold The Girl[MV]
英ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター・RINA SAWAYAMAさん(32)。わたしてっきりずっとあちらで生まれ育ったんだとばかり思ってたんですが、うまれは新潟で、5歳で渡英したそうです。すでに世界的な評価はかなりのもので、今作で全英3位まできました。
いろんな時代のテイストが混ざったごった煮感があるアレンジが逆に新鮮。特にこの”Hold The Girl”、Bメロでは90年代Jハウスみたいな♪ずんちゃんつちゃんずんちゃんつちゃっちゃん♪みたいなピアノが鳴ってたりするのに、最後は転調してなんかちみ、BON JOVIかよ!(You Give Love A Bad Name!!)って感じの盛り上がり、いやもう最高ですよ。MVがはちゃめちゃにかっこいいです(語彙力)。
Hurricanes[MV]
そうかと思えば”Hurricanes”みたいな爽快感のあるストレートなロックソングもありますし、
This Hell[MV]
”This Hell”みたいなキラキラのダンス曲もあり、と振り幅もなかなか。そういえばこの手の曲(This Hell)でギターソロって久しぶりに聴いた気がするな・・・。
Hold The Girl (Outside Lands Festival)[Live]
ライブはアレンジ、歌声、ステージングともに大仰な感じがするんだけどなぜか惹きつけられるんですよね。これはフェスとかドでかい会場で観てみたいですね。
以上、サトウタケヒロ的 2022ベストアルバム30【洋楽編】第二弾、20位〜11位でした。第三弾はいよいよ10位〜1位! 明日夜に更新予定です!
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