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柳のように生きたい

30代・・・の頃
毎日がものすごくしんどくて
人が怖くて
どうして良いかわからないくらい辛くて
自分がどうやって息してるのかわからなくて
子どもたちがいなかったら私はとっくに壊れている
と毎日思っていた

その頃に巡り合った人生の大先輩

脳の働きを学び続けておられる方で、共依存や人との確執、人生観など
彼女から学ばせていただくことがとても多くて、私は勝手に【私の人生の師】と仰いでいるのだけど。

ある時、私は彼女に手紙を送った。



こんなことも嫌だしあんなことも嫌
そう考える自分も嫌
どうしてこうなったのか
こうしたことは一体何が原因かと悩まされる
何も答えが見つからない
嫌なことを止められないなら
私はそれを風に当たる程度に受け流したい
私は柳のような人になりたい



よーく考え抜いたわけでもなく、何かを思いついたわけでもないのに、唐突にこんなことを書いて送った。
(私も相当病んでいた、というか参っていたのだと思う)

すると、すぐに彼女から返事があった。



柳のように生きる とても素敵です
見た目の派手さもなく 
特別美しいわけでもない
それでも
強い風に吹かれてもゆらゆらとなびいて折れることなく
風がやんだら今までと変わらずにそこにいる
それで良いのだと思います



うれしかった。
「柳」=「幽霊」「暗い」「地味」と受け取られてしまうかもしれないし
「柳のように生きるって意味が分からん」と思われるかも、と送ってから不安になっていた。
書いた本人ですら、抽象的過ぎて良くわからないんだもの💦

彼女によってきれいに整理された「柳のように生きる」に
納得と勇気をもらった。

そうだ、柳でいいんだ
(自分で言っておきながら💧)
無理して風に向かう必要ないんだ

風の強い時には
受け流して
やりすごして

優しい風の吹くときには
ふわふわと風に身を任せて

陽の光を浴びて
青々と輝くときもあってもいい

どんな時でも私はわたし


当たり前のことで、いつも心のどこかにあったはずなのに、うまく表現できない。
上手に伝えられない。
私自身、拠りどころが無くて不安定だったせいかもしれない。

彼女の言葉で、私の中のもどかしさが消えたように思った。

思いや考えを言葉にするって難しい。
けれど的確な表現はこんなにも元気をくれるのだ。

私の拙い思考を明確にしてもらった。
目の前がとても明るくなった気がした。


今も私は柳のように生きたいです


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