手長エビ

このnote、突然書きたい気持ちになったときの勢いではじめてみました。少しずつ書いて、…

手長エビ

このnote、突然書きたい気持ちになったときの勢いではじめてみました。少しずつ書いて、少しずつ整えていきたいです。 本、美術、映画、英会話その他お勉強など(の予定)。

最近の記事

「あ、共感とかじゃなくて。」展の最終日に行ってきました

「共感」って何だろう 「共感」の意味がいまひとつパチッとわからなかったので、web検索でいくつか調べてみました。他人の気持ちだけでなく、意見や考えの理解も含める説明もあり、意外と幅がありました。 「共感」=empathyだと、「感情の共有」がコアイメージでいいのかなと理解して一旦先に進むことにします。 展覧会のねらい この「ごあいさつ」、凄みを感じました。 集団が個に共感を求めると、同調圧力、支配、他者の排除につながる可能性があるのですね。 展覧会の楽しみ方 印象的

    • 《メスキータ展》 「何が起こっていますか?」

      佐倉市立美術館の《メスキータ展 Samuel Jessurun de Mesquita Exhibition》に行ってきました。昨年、東京ステーションギャラリーで開催していた際もポスター(↑)が強烈な印象で気になっていたものです。 対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」 佐倉市美術館のwebサイトで開催概要を確認すると、たまたまこの日鑑賞会が開催されるとのことで、なんて運が良いのだろうと喜んで美術館に向かいます。 ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」 ミテ

      • 「それはこの星が決めること」

        「ナウシカ考」を読んだ簡単な感想マンガ版「風の谷のナウシカ」に関する考察の本です。漫画版ナウシカを読んだことが無い方にはまったくお勧めできません。 読まれた方はご存じのとおり、最終巻の7巻にいたっては「種としての人類」の来し方行く末が重要なテーマで、壮大すぎてモヤモヤが残っていました。 1000年前の旧人類が残したプログラムは、「生命を操る技術」で地球を浄化し、人類を「穏やかな種族」として再生させるというもの。この二元論的思想に基づくプログラム(墓所・新しい人類の卵)をナウ

        • 窓展:窓からはじまる旅

           展覧会最終日の2月2日、ようやく行くことができました。 窓の世界 The World of Windows 窓は室内にいる私たちに、四角い枠に囲われた外の世界の眺めをもたらしてくれるもの。絵画もまた、「今ここ」にいるわたしたちに、四角い枠に囲われた「ここではない」世界のながめをもたらしてくれる。 絵画と窓の関係について、600年前の方もそのようにおっしゃっているそうです。 絵画、建築、写真、映像、インスタレーション 「窓」に絡む様々な作品100点以上!(数えていません

        「あ、共感とかじゃなくて。」展の最終日に行ってきました

          ハマスホイとデンマーク絵画展

          「画家が見つめた部屋で、あなたは何を見つけましたか?」  この展覧会は、できるだけゆっくり丁寧に見たかったので、少し遅い時間までやっている金曜日、仕事帰り上野に行ってきました。 《画家と妻の肖像》 「お待ちしておりました。」  展覧会の入り口でご夫婦が出迎えてくれます。 《室内-開いた扉、ストランゲーゼ30番地》 開け放された白い扉が3つ。 ・時間は止まっているみたい、音もきこえない ・何も無いから、気配を感じる 《きよしこの夜》 デンマークの方が大切にされている価値観

          ハマスホイとデンマーク絵画展