Silverboy
【Jリーグ第19節】FC東京 2-2 福岡
見出し画像

【Jリーグ第19節】FC東京 2-2 福岡

Silverboy

■2022年7月2日(土) 18:00キックオフ
■味の素スタジアム

ホームゲームではあるがしかたのない用事とバッティングしてしまいDAZNで時差観戦に。味スタでの試合を欠席したのは本当に久しぶりかもしれない。

リーグ戦2連敗、公式戦3連敗中でなんとか立て直したい試合。6月はホームゲームがなく味スタでの試合は5月29日以来となる。悪い流れを断ち切り、シーズン後半に向けてリスタートしたい。

安部が前節のケガで欠場。一方でオリヴェイラが先発に復帰した。小川が移籍したためSBは右に中村、左に長友となった。

フォーメーション

スウォビィク
中村 木本 森重 長友
渡邊 東 松木
紺野 オリヴェイラ 永井

前半

予想通り東京がボールを保持して押し上げようとするのに対し、福岡が堅い守備から縦に速く攻める流れとなる。福岡のハイプレスに押され、思うようにビルドアップできず、ポゼッションは取りながらも福岡のペースに巻きこまれているイメージ。

8分、敵陣高いところで右サイドからクロスを上げた中村が足を傷める。筋肉系のトラブルの様子で10分にバングーナガンデと交代。長友が右SBにスライドする。想定外の事態で早い時間帯にカードを切ることを余儀なくされた。

16分、自陣で奪われたボールを左サイドに展開され、ファーに振られたところを折り返されて最後はフリーで押しこまれ失点、0-1と先制を許す。中村の負傷交代から間もない失点で厳しい雰囲気になる。左右に振られ崩された。

より守備を固めてくる福岡に対し、東京はボールを支配しながらもなかなか最後のところを崩せない。フィニッシュにまでもちこめるシーンも少なかったが、34分、松木が前線でボールを奪いそのままシュート。惜しくもファーに外れる。これが東京のファースト・シュートになる。

ボールは握ったものの福岡の固い守備を攻略できず0-1で前半を終了。運動量の落ちる後半にレアンドロ、アダイウトンで勝負をかけるか。先生は許したものの戦う姿勢は見えている。

後半

後半開始から永井に代えてレアンドロを投入。レアンドロはそのまま左ウィングに入るが、比較的自由に中央近くでもボールを触る。これでリズムが出始め、オリヴェイラとのコンビネーションで前線で時間を作れるようになる。

49分、渡邊からのパスを松木が頭でフリックするとこれを受けて紺野が左サイドから裏に抜け出す。GKとの一対一からのシュートはGKにセーブされたが、こぼれ球をレアンドロが丁寧に流しこみゴール。後半開始早々に1-1と同点に追いつく。

これで勢いの出た東京はレアンドロとオリヴェイラを中心に攻撃が連動し始める。一方で福岡も奪ったボールから度々東京ゴールに迫り、ややオープンな展開となる。

63分、左CKをレアンドロがけったが、いったんは敵DFにクリアされる。後ろにこぼれたボールに走りこんだ紺野が左足をダイレクトで振りぬくと、アウトにかかったボールはファー・ネットに突き刺さりゴール。東京が2-1と逆転する。

リードを得た東京が優位に立つが、福岡の運動量も落ちず激しい主導権争いとなる。71分、オリヴェイラに代えてアダイウトンを投入、レアンドロが中央にスライドし、アダイウトンは左ウィングに入る。

74分、木本がエリア内で敵FWを倒したとしてPKを与える。このPKの判定に対してVARが介入しかなり長い時間試合が止まった。ファウルの場所が微妙だったが映像を見れば接触がエリア内だったことは明らかで、接触の程度または接触があったかどうかを確認していたのだろうと思うが、その割りにOFRがなかったのはどうしたことか。

78分、このPKを決められ2-2に。試合は再び振り出しに戻る。その後も一進一退の攻防となり、大きなチャンスが作れないまま時間が過ぎる。86分、東と紺野に代えて三田と青木を投入。三田はそのまま右ウィングに入った。

アディショナル・タイムは異例の10分となり、三田が敵ゴール前で囲まれながらも前に持ち出してシュートを放つシーンもあったがGKがセーブ。結局どちらも譲らず2-2で引き分けとなった。

戦評

前半早い時間帯に先制を許したが、その後もしっかりやり続け、後半開始早々に追いつき、逆転と底力を見せることができた。しかしもったないPKで追いつかれ、その後は少ないチャンスを決めきれずそのまま引き分け。勝ち点2を取りこぼした試合だった。

数字を見れば、シュート数8-10、CK3-4、ポゼッション61-39と、ボールは持ったが試合運びという点では必ずしも主導権を握れなかったことがわかる。どちらに転んでもおかしくない試合で、よく戦ったがこうした試合を最後にこちらに引っ張ってくるだけの力は今日はなかったということだろう。

シーズン後半、対戦も2巡目に入り、ある程度研究されハイプレスでビルドアップをつぶしに来られることはある程度想定済み。それでもしっかりボールをつなぎ、時には割りきって裏を狙うなど、押し上げができればいいが、まだまだ課題は多い。

ただ、暑い季節になり敵のハイプレスもなかなか90分はもたなくなってくる。序盤はつなげなくてもボールを動かして敵の消耗を誘うという考え方はありだと思う。どこにこだわり、どこを割りきるか、またその意識を共有できるか、チームとしての成長が必要だ。

トレヴィザン、安部の離脱に加え、中村が厳しそうなケガで退場しており、またオリヴェイラも万全ではないなかで体力的にキツい季節を迎えることになるが、うまく行っているときの形はイメージできるようになっており、いかにそのシーンを多く作れるかが勝負になる。

PKがよけいだったし、必ずしも思い通りに試合が運べたわけでもないが、先制を許しながらも一度は逆転した粘りは確実に前節の試合の反省が生かされているし、目指すものに向かって戦うというファイティング・ポーズは確認できた試合。勝ち点だけが2足りなかった。

7月はシーズンの行く先を見定める大事な月になる。連敗脱出の糸口はつかんだが、この引き分けの価値は次の試合にかかっている。19試合を終えて7勝7敗5分、勝ち点26(1試合あたり1.37)で順位は8位と変わらず。やや厳しいがACL圏内は狙える位置であり、カップ戦ももうない。どこまでやれるか見てみよう。

評点

[評点はドイツ式(最高1~最低5)]:
スウォビィク(3.5) 失点はやむなしか。いいセーブあった。
中村(-) 時間短し。復帰は時間かかるか…
木本(4.5) PK献上のファウルは無用だった。もったいなかった。
森重(3.5) 体力キツそうだがパフォーマンスは落ちていない。
長友(4) 両サイド対応で存在価値を示した。
渡邊(4) よく走っていいポジションを取り続けた。
東(4) クリティカルな縦を入れる力が生かされている。
松木(3.5) プレー強度の高さで水準を示した。
紺野(3) 攻守に献身的な働き。ゴールは左足見事。
オリヴェイラ(4) やはり彼のところでボール収まるのは大きい。
永井(4) 特徴を生かしきれず。オリヴェイラと絡みたかった。
===
バングーナガンデ(3.5) リスクもあるがやり続けていい。
レアンドロ(3) 今日は気持ちよくプレーできていた。
アダイウトン(4) 見せ場なかった。
青木(-) 時間短し。仕事はした。
三田(-) 時間短し。決定機あったが…。

次節、中3日でホームでの札幌戦。今日の年チケはリセールに出したがタイミングが遅かったのか売れなかった。もっと早くに出しておくべきだった。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
Silverboy
1965年生まれの凡庸なサラリーマン。WEB上でホームページ「Silverboy Club」を主宰。好きなサッカーチームはFC東京とBorussia M'gladbach。