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2024.06.30 前途多難な兆し

長年先延ばしにしてきた宿題がある。
運動すること。

大学院進学でイギリスに引っ越した当初は、家の前が海だったのもあり、海岸沿いを走った。走った後に、地平線を眺めながらぼんやりする一時も含め好きだった。しかしそれも、冬が近づくにつれ、毎日台風並みの雨風が吹き荒れるようになり、次第に足が重くなった。

日本に帰国後も、やらなきゃ…と思いちょこザップのホームページを検索した。が、眺めるだけで終わった。

スロバキアではジムに通うと決めていた。教員時代と比較して、デスクワークの時間に比例して脂肪率の増加を実感していた。しかし、「受付で英語通じなかったら…」と言い訳をして、契約を先延ばしにした。

だが、いよいよ焦りを抱きはじめたのは、先日のトルコ旅行だった。
長時間歩けない。
途中から脚も腰も痛くなり、30分歩いては10分休憩しないと進めなかった。
まだ20代にしてこれは...とショックだった。旅行だけが生き甲斐なのに、それが出来なくなるのは辛すぎる。旅行のための体づくりが必須となった。

ため息つきながらも、ジムへ。
とりあえず1ヶ月契約。

私は中高時代は吹奏楽に明け暮れ、筋トレというものを人生で一度もしたことがない。マシンの使い方など一切分からない。だから、YouTube先生や周囲のマッチョ先生たちを横目に見ながら取り組んだ。

とりあえず、猫背も治したいので背筋を鍛えるラットマシンへ。
最初は錘を一番軽い5kgにして、youtubeでの指示を思い出しながら腕を上下。

え…やばい、全然楽しくない。
運動は嫌いではない。テニスやサッカーのような友達と和気藹々としながら、身体を動かすのは楽しい。ランニングは新しい街並みを見、徐々に距離が伸びていったのが良かった。
しかし筋トレは、ただ「ふーっふーっ」と息をしながら、錘を10回×3セット動かすだけ。ただ、それだけ。達成感や開放感のようなものもない。

前途多難のジム生活。果たしてどうなる私。

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