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テンラボな人々

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テンラボスタッフそれぞれが自分のnoteでつづる”いろいろ”を集めました。
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#まちづくり

地域を眺める視座のはなし

友人の大学生が、「久々に実家に帰省したら、地域があまりにもさびれていてショックを受けた。こういった過疎地域のビジョンをどう描けばいいのだろう」と、凹んでいました。 その問題意識はとてもよくわかります。私も同じように感じる機会もありますし、そのたびにへこんだりします。 そんな悲しい気持ちは、しかし意外なことに、その地域に深く入れば入るほど、和らいでいくように感じます。このギャップはどこから生じるのか。今日はそのあたりを書いてみようと思います。 1.人口の減少と暮らしの見え

問いの持つ力を事業に活かす

Ten-Labはオフィスを持たないチームです。毎週1回、2時間の全体ミーティングが唯一全員が集まる場で、それ以外の時間は働き方も仕事の進め方も自由。そんな働き方で生じる様々な課題を乗り越えるために行っている月1回の全社合宿の話題からお届けする合宿レポート。 2020年9月の合宿で扱われた議論のうち、ここでは「問いの力を事業に活かす」という議論について、ご紹介します。 合宿では、事前課題として論文や書籍、ネット記事などを指定し、その感想を共有するところから議論が始まります。

永山的!2020年度下半期予想

私の所属する @Ten-Lab では、毎月お題を共有して、そのテーマについてブログを書くという取り組みが始まっております。 8月のテーマは。。。 「下半期はこうなる!Ten-Lab的、半年予想!!」 ということで。 以下に、永山的な、超個人的予想をします。 その未来予想とは、、、 ズバリ、、、 趣味で、絵を書く人が増える! というのも、私、ここ半年で絵を描く機会が急激に増えたんです。 もともとは、絵を描くのが本当に苦手でした。子供の頃は、あまりの絵力の無さに

まちづくりはできなくても

まちづくりとはなにか。 空き家を減らすこと? 商店街に人を呼ぶこと? 移住者を増やすこと? それぞれ、おそらく喜ぶ人はいるけれど、それによって悲しい思いをする人もいるかもしれない。 そう思うと、まちづくりという言葉の難しさに気づく。 そもそも、「まち」づくり。 「まち」って、なんだ? そう思うと、いよいよ思考の迷宮に入ってしまう。 どこからどこまでが、「まち」なの? そこでどんなことをしたら、「まちづくり」になるの? ・・・ということで。 最近、八女市

ドラマはいつも日常の中にある〜自分流まちの原石の磨き方〜

高校時代、演劇部に所属していた私。台本は顧問の先生が自作していて、これがものすごく面白い。3年に一度は必ず高校演劇の全国大会に出場し、その芝居が県外や他校で何度もリバイバル上演されるように、この先生がつくる芝居のファンはとにかく多かった。 そんな顧問の先生が口癖のように話していたことを未だに良く覚えている。 「ドラマはいつも日常の中にある」 どこにどう光を当てたら、ごく普通の日常がこんなにも面白く、人の心を惹きつけるものになるんだろうか? そんな疑問を持っていた高校時