かもめ食堂みた。

セリフでコーヒーは人に入れて貰った方が美味しいってあるけど、その通り過ぎる。
自分でコーヒーを淹れてよく飲むけど、それよりもやっぱり人に入れてもらったコーヒーの方が美味しいよな。なぜだろう。こういう理屈じゃ敵わない気付きがあるから映画は面白い。
作られたものだけど、嘘だけど、嘘じゃない、その曖昧な境界線に乗れることができたら俳優として強いんだろうな。

のほほんとした映画で、特に事件も起こらない映画だから、これ僕絶対飽きるわー。って思ったけど、飽きなかった。すげぇー。撮り方も好きやった。丁寧やったなぁ。計算されてるんだろうけど、その感じがないというか、あくまでそこには日常生活があって、すーっと観てられる映画でした。

はっきりと描かれるものを求めがちな気がする。最近、コメントとか観てても。『で!?そして!?もっと事件とかないの!?中身なくね!?』的なの。

作品の見方がわかってないんだね。
作品を観る人のレベルが自分で低いって言ってるようなもんだぞ!!!

どちらかといえば僕も心が動くような映画の方が好きだよ。好きやけど、色んな映画があるから、はっきりとした描写がある映画が好きって思えると思う。

比べるものではないと思うけど、
かもめ食堂の雰囲気、撮り方、空気感、やりとり、すごく好きだったー。

なんだか、忙しい世の中ですが、
落ち着いた時に是非。観てみてねーん。


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