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社会人1年目を振り返る

皆様お久しぶりです。
晴れてぴかぴかの1年生を終えようとしている、てんです。
今回は、社会人1年目を振り返って感じたことや、そこから自分自身の学びを棚卸ししたことなどを、徒然なるままに綴ってみようと思います。

では、早速本題に入っていきます。
是非最後まで読んでいただければ幸いです。

1. 新入社員、ぶっちゃけどうよ?

ぶっちゃけます。

仕事しんっっっっど!!!!
労働はクソだなやっぱり!!!!

ぶっちゃけてしまいました。
曲がりなりにも組織人事のコンサルティング業に従事するものとして、いかがなものかとは思うのですが、ちゃんと後で軌道修正するのでまずは述べさせてください。

①働くということの解像度が激粗だった

まずこれです。
社会をなめてました。

もともと内定者時代は、人事のインターン等もさせていただいていたので、
「人事のお仕事って、そりゃ色々あるけど、総じて面白いし楽しいな」
「この領域に広く長く携わっていけるって、幸せ過ぎないか?」
等々、緩く華の新社会人に想いを馳せていました。

ですが、やはり1人のプロとして、お客様からお金をいただいて納めるというのがどういうことか、を強く感じさせられたのがこの1年間でした。
また、当然それは自分だけではなし得ないため、どのように関係者と協働していけば、プロジェクトが前に進むのか、を常に考え続けた日々でした。
当然、それなりのハードワークは必至ですし、リクルート社のWill/Can/Mustでいう、Mustの危機感のみで殆どを走り抜けたと言っても過言ではありません。

②社会人は戦闘力が高かった、自分は雑魚だった

①で述べた通り、お客様に提供する価値の基準は非常に高いものが求められますし、それは自分だけではなし得ません。
当然、社内ではプロジェクトを統括する先輩や上司と仕事をするわけですが、未だにその間にある絶望的な実力差に圧倒され、毎日ぼこぼこにされています

そもそもの気質としてかなり能天気だったので、「言うていけるだろ!」「活躍間違いなし!」というマインドだったのですが(笑)
化け物みたいな先輩・上司と対峙して、じわじわと自分の凡庸さと無力さを感じ、時に「何しにこの会社に入ったんだろう」と思い悩みながら働いていました
(イメージとしては、漫画『ハイキュー‼︎』烏野高校ウィングスパイカー田中くんの、稲荷崎高校戦でのシーンに近いかもしれません。)

③もちろん、嫌なことばかりでもない

そんな感じで、求められる基準は高く、それを満たせない自分の無力さに、最初こそ
「こんなに頑張っているのに、全然前に進まないし、誰にも評価されず毎日怒られてばかりでしんどい」
と思っていたのですが、最近はちょっとずつ地力が付く予兆のそのまた予兆くらいは見えてきている気がします。(詳しくは2にて後述)

年初くらいまでは、長らくメンタルが落ち込み、本当にいつ辞めようかとばかり考えていたのですが、ようやく田中くんよろしく、
平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか
マインドに持って来れた感じです。(まだまだ落ち込む日も多いですが)

ここまでが、1年目を過ごしての感想ですが、まとめると、
・社会/仕事は甘くない
・自分はクソ雑魚
・それでも自身の行動で変えられることも多い
こんな感じです。
(文字にすると当たり前のことですが、なかなかそれを本当に体感するのは簡単ではありませんでした…)

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2. 1年間働いてみて学んだことは?

さて、1では舐め腐ったスタンスが少しずつ叩き直されてきた過程を記述しましたが、ここからはその過程で学んだことを書いていきます。
かなり粒度や内容の種類はバラバラですが、「この3つが自分にとって大きかった」と思えたことを選んでみました。

①わかりやすく行動を変える

「無限頑張ってるのに認められないサイクル」から抜け出すきっかけのひとつが、周囲にわかりやすく行動を変えることでした。

1年目にできることは限られます。
つまり、今最も求められていることは、できることが増えるよう、日々成長し続けることです。
特に、業務をこなしていれば、微量ずつ成長はしているものの、必要なのは「誰が見ても間違いなく"変わった"と言う」不連続な成長です。

これは、大袈裟に頑張っている感をアピールするのではなく、明確に成長・自己課題解決に向けて大きく日々の行動を変えることです。
最初は、この感覚が上手く掴めず、「別にアピールがしたくて仕事をしているわけではない」と卑屈になっていましたが、会社サイドから見れば、
日々の成長確度が高い=投資する意義が大きい
ですので、組織から応援され、気持ちよく仕事を進めるためには、非常に重要であったと感じています。

②その場ですぐやる(そのために予測して備える)

これも僕が苦手だったことです。
1年目はとにかく社内外問わず、「あれやっておいて」「これやっておいて」と頼みごとをされ、実行する機会が多いです。
そんな時、なんでもかんでも「かしこまりました!後でやっておきます!」と言うと、普通に死にます。(最近はタスク管理にも力を入れているので、多少はマシになってきましたが)

わからない時ほど、「ちょっと持ち帰って考えたい」と思いがちだったのですが、
その場で終えられることはすぐやる
相手のスピード期待を越える
この辺の運動神経が鍛えられてくると、協働しやすいため信頼残高が貯まりやすく、かつ未来の自分も楽にしてあげられると思います。

③先輩・上司の力≒頭を借りるタイミングを見極める

これもあるあるなんじゃないかと思うのですが、なんでも「自分で考えてやらねば!」と思い、結果死ぬパターン。(本当にありとあらゆるあるある地雷を踏んで死んでいる気がします)

当然、無思考で仕事をするのはプロとしてあるまじきなのですが、
何が論点なのか
その論点はどのように解くのか(テストの解答用紙を脳内に描くイメージ)
それをどのようなプロセスで進めるのか
ここを明確にし、
1つ目と2つ目は、早々に先輩上司とすり合わせ、3つ目は力の借りどころまでイメージングして予め伝えておく、ができると、右も左も分からない場合でも戦えるような気がします。

これらを日々繰り返していくことで、他のシーンでも嗅覚が働くようになっていき、徐々に先輩・上司の役割を侵犯していくことで、自分で仕事を前に進める力がついてくるのかなと考えています。

ここまでが、1年目で学んだことですが、まとめると、
・わかりやすく行動を変え続け、組織の力を借りて成長する
・期待を超えるスピードにもこだわり、仕事が集まる流れをつくる
・適切に周囲の力を借り、健全な領域侵犯によってできる仕事を増やす
あたりになるかと思います。
当然他にも大切なことは山ほどあると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

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3. (おまけ)改めてキャリアを考える

途中に記載した通り、すぐにでも仕事を辞めたいと思っていたところから、少しずつ仕事の状況は好転しています。
一方で、実際に働いてみないと見えなかったキャリア感も生まれてきています。
最後におまけとして、1年間働いてみて、ここから先のキャリアをどう考えているか書いてみます。

①雇用システムのトレンド

少しは組織人事屋さんの端くれっぽいことを書いてみます。
昨今(何度目かの)ジョブ型人事制度が話題ですが、いわゆる日本型(≒メンバーシップ型)雇用システムからの脱却が各所で囁かれています。

読者層が様々だと思うので、超ざっくりとジョブ型とメンバーシップ型の、システムとしての違いをお伝えすると、「人の出入りに対する考え方に違いがある」というのが個人的にもしっくりきています。

少しだけ具体的に説明すると、
・ジョブ型では、会社が提供し、個人が担うジョブについて、会社と個人で同意し、個人はその遂行を、会社はそれに見合った報酬を提供する
・メンバーシップ型では、メンバーになれば雇用は保証されるが、その代わりに従業員が任命されるジョブは会社の裁量で決まる(所謂"配属ガチャ"と呼ばれるもの)
というものです。

上記の前提のもと、日本型の雇用システムでは、新卒一括採用および定年退職という雇用慣習のもと、人事部の中央集権によって人材がマネジメントされてきました。

※この辺が詳しく知りたい方は是非DM等お送りください。

ちょっと各論に話が逸れましたが、要は
旧来の日本型とは大きく異なるジョブ型という雇用システムが、(ここでは割愛しますが様々な背景によって、)再度日本に輸入されんとしている
というのが、ここしばらく続いているトレンドです。

(このトレンドが本当に実現まで継続するかはさておき)
そのような前提で自身のキャリアを見直すと、やはり自身が愛する領域で、スペシャリスト的に道を切り拓いていくのが良いのではないかと考えています。

②組織人事領域への想い

前述の通り、やはり今の組織人事領域の仕事には、これからも携わっていければと考えています。

日本を代表する企業の、優秀な方々とディスカッションし、その期待を超えるアウトプットをし続けるのは、本当に刺激的で。
かつ、現場で働く方々の息遣いを感じながら、少しでも会社が(事業視点でも)良くなるよう、組織を扱っていくのは、大変意義深い仕事であると感じています。
※ご興味のある方は、是非一度飛び込んでみて損はないのではないかと思います。

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最後に

長くなりましたが、最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
今回は主に、これから1年目を迎える学生の方々や、ともに葛藤する若手社員の皆様に向けて、等身大の想いを綴ってみました。
気付けば日曜夜22時、明日からの平日に向けてウォーミングアップを始める時刻ですが、是非感想等ございましたらお聞かせください。

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