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ファンとは常に代表者たる意識が必要かもしれない

私はプロフィールでも書いているがオタクである。
好きな作品も作家もたくさんいる。
まぁこのnoteアカウントでは大体忍者と極道ファンで艦これ提督として認識されている気はするが….…。
今回はこういったファンとして常に心がけていようとしている事柄のお話。

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仮に、架空の作品だが「トラゑもん」なる漫画があったとしよう。
22世紀の猫型ロボットとは全く関係がないことをあらかじめ留意してもらいたい。
私がこのトラゑもんをボロクソでけちょんけちょんに口汚く痛罵した記事を書いたとしよう。
さて、トラゑもんのファンの皆様は私のことをどう思うか。

当然、私に対していい印象は持たないだろう。
まぁそれはいい。それは私自身の自己責任なのだから別にいい。
だが、このnoteアカウントで私はたくさんの「忍者と極道」に「艦これ」の記事を書いており、これらのファンで提督なのだということを大公表してしまっている。
それを併せて知ってしまったトラゑもんのファンの皆様はどう思うか。

忍極も艦これもよく知らないが、なんとなく嫌いになった。

こう思われても仕方ないし、それを止めることは私にはできない。

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私が今更言わずとも「○○信者が□□をバカにしていたから○○って作品自体嫌いになった」なんて意見はSNS見ていたらよく見る風景である。
さらには「○○ファンだったけど信者の言動が酷すぎてファンでいるのが恥ずかしくなって作品から離れた」という例もある。
いずれ小さく滑稽なれど悲劇である。

私的には、筋の通った批判は大変価値があるのでファンとしてもそういう言論は大切にしなければいけないと思っている。

私はあなたの意見には反対だ
だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る

ヴォルテール

この姿勢は大事である。さすがに命はかけたくないがな!!

ただ残念ながら、世の中は批判という名目の下の誹謗中傷と罵詈雑言で溢れている。
それを苦にして居場所を失くし、疲れ果て、他者を傷つけることを厭わなくなったり自ら生命を絶つ人も少なからずいる。
難儀なことにこういった現実もあって批判と誹謗中傷の区別がついていない人が多く、過剰防衛によって事態はさらなる悪化を辿るケースも多い。

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結論として「何かのファンである」という属性が付与される場では、攻撃的言動はよく考えて行いましょうというごくごく当たり前の話である。

SNSアカウントの発信に限らず、匿名掲示板の特定作品スレッドですらあなたが嫌う作品や人物のファンがそのスレッドを閲覧している可能性は高いのである。
ましてや現実でのイベントなどでは、よりそのファンの模範たる態度を取らなければ悪印象が強まってしまう。

なんとも窮屈な話だが

以前書いたこの記事ではこういう思いも含まれている。

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ただし、ヴォルテールの言葉を引用したように私は批判的意見もまた大事にしたいと信じており、誹謗中傷が溢れる世の中は嫌だが、批判を許さない社会の方がよほど問題だと認識している。
言論は無力だが恐ろしい武器である。時と場所を弁えたい。

以上、今年の自戒の念を込めて……。

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