ラベルレスボトル誕生秘話
最近、Amazon等でラベルレスボトルを見かけませんか?
このラベルボトルレスが誕生したのには法律の改正がありました(誕生させるために法律を変えたという方が適切なのか?)。
この記事では以下の順番でラベルボトル誕生秘話に迫りたいと思います。
なぜラベルが必要なのか?
消費者がゴミを分別し、資源の再利用を促進するために「資源の有効な利用の促進にかんする法律」により製造者は、製品に次の識別表示をつけるよう定められています。
令和2年3月31日この法律関係の省令の一部に変更があり、ラベルレスが可能になりました。変更点の概要は経産省発行のパンフレットが非常にわかりやすいです。このパンフレットに基づき、ラベルレスが進んだ背景とラベルレスにできる条件を見てみましょう。
ラベルレスを推進する理由
理由は次の3点です。
1はリデュースの促進、2.3はリユースの促進のためですね。
1.廃棄物量を削減
2.消費者の手間を削減
3.不純物の除去(ラベルはPETボトルのリサイクルにとっては不純物)
ラベルレスにできる条件
条件は3つあります。
ポイントはボトルのバラ売りはダメで、箱売りでないといけないことです。
1.個別の容器に1箇所以上、識別マークの刻印がある(下図の赤枠)。
2.外装(ダンボール等)がある。→バラ売りは対象外
3.外装に識別マークが記され、役割名(ボトル等)が併記されている。
経産省発行のパンフレットを一部切取り引用
編集後記
ラベルレスボトルは捨てるのが便利なだけでなく、見た目もシンプルで素敵だなと思います。なんで今までなかったのかな?と思って調べてみると法律で決まっていたんですね。この法律の変更は行政、メーカーのどちらの主導で行われたのかは興味深いです。
PETボトルを含むプラスチックに対する日本の戦略についてはこちらです。
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Photo by Landon Martin on Unsplash
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