東大合格の秘訣は朝型生活という話

こんにちは。布施川天馬です。
今日は「受験期の体調管理について」です。

最近は新型コロナウイルスなんていうものもあって、結構怖いですよね。
ただ、これ自体は全く悪い傾向ではないと思います。
それは、「みんなが咳エチケットを心がけるようになるから」ですね。

無遠慮な誰かから移されるリスクが小さくなっている今は、体調管理に敏感な受験生にとっては(新型コロナの脅威はあるにしても)かなり恵まれているのではないかと思っています。

さて、体調管理といえば、真っ先に思いつくのは「健康維持」つまり「風邪やインフルエンザにならないように」ではないでしょうか?
もちろんそれも体調管理です。
しかし、それは最低限の体調管理であって、最大限の対策とはいえません

受験は負けるべきして負けるときは大いにありますが、勝つべきして勝つことはあまりありません
本番には負ける要因を全て捨て、勝つための準備を最大限して臨むべきで、そのためには勉強以外でもできることは大いにあります。
せっかく勉強してきたことを無駄にしないためにも、できる準備はしっかりとしてから試験の日を迎えましょう!

〜基本は手洗いうがい〜

まず大事なのは、当たり前ですが「体調を崩さないこと」です。
そのために、基本的な事項をおさらいしておきましょう。

・手洗いうがいをキチンとする。
・生活リズムを一定にする。
・一日3食きっちり食べる(特に朝ごはん)。
・ストレスを溜めない。

ここまでは幼稚園や小学校なんかでもよく言われることですよね。
でも、根を詰めすぎて生活リズムが狂っている人、つまり、夜更かしして勉強したせいで朝寝坊をしたり、そのせいで朝ごはんを抜いていたりと、理想的な生活リズムを守れている人は意外と少ないのではないでしょうか?

受験期の体調管理失敗エピソードで一番よく聞くのは「当日に風邪/発熱/インフルエンザを発症してしまった」です。
滑り止めの滑り止め程度の学校ならいざ知らず、本命校の受験日にそのようなことになったら悔やんでも悔やみ切れません。
何があってもこれら病気にかからないように、次のことも守りましょう。

・(特にインフルエンザの)ワクチンの予防接種を受ける。
・あまり人混みにはいかない。
・1月〜2月に入ったら外出の際には必ずマスクをつける。

ここまでしても病気になってしまうことはあります。
例えば家の中に引きこもって徹底的にウイルスの持ち込みを制限しているのにかかってしまう場合、感染経路はご家族やペット、宅配便の配達人の方などが考えられます。
できれば、受験期にはご家族にも上記の対策をきっちり守ってもらえるようにした方が良いでしょう。
また、来客の際にも、失礼のない範囲で接触を避けるのが無難です。

さらに、万が一を考えて、食中毒に陥るような生物(刺身、寿司など)を摂取するのは危険です。
特にカキなどには気をつけてください。できれば摂食は避けるべきでしょう。

それでも病気になる可能性はあります。
それは、受験会場に行ったときに他の受験生から菌をもらう可能性です。
こればかりは受験をする以上仕方がないので、上記した対策を守り、なるべく人との接触を避け、咳き込んでいる、気持ち悪そうにしているなど、少しでも様子のおかしい受験生がいたら近寄らないようにせず、あまりにも酷ければ試験官に報告して医務室へ連れて行ってもらうのが無難でしょう。

〜生活リズムを朝型に〜

さて、ここからは病気以外に関する試験対策を見て行きます。
ここでのキーワードはズバリ「夜型から朝型へ」です。
既に朝型の生活リズムになっている人にとっては、ここはあまり関係ないかもしれません。

僕が個人的に観測できている限りでは、受験生はどうしても夜型の生活リズムになりがちなようです。
それは単純に夜型の生活リズムが合っている人もいるようですが、大体は勉強を夜にする人が多いからです。
恐らく、部活動を続けていた時代からの癖として、「起床〜学校〜部活動〜帰宅〜勉強」というリズムが残っているのだと思われます。

確かに部活動を続けているのであれば、朝練などもあるでしょうし、朝勉強するのは難しいでしょう。
しかし、私は朝型の学習リズムに切り替えて行くことをお勧めします。
理由は一点のみです。

・大学の試験は朝から始まるから。

これに限ります。
具体的に例を出して考えていきましょう。
みなさんがいつ起きていつ寝ているかは分かりませんが、大抵の大学入試試験は9時頃から開始します。

9時から試験開始ということは余裕を持って8時30分過ぎには会場についていたいものです。
大学は駅から遠いことも珍しくありません。
例えば駅から徒歩10分のところに大学があった場合、8時半に会場入りするためには、8時10分頃には最寄り駅についていたいところです。

なぜ10分も早めるのかというと、それは「試験の時間帯が通勤ラッシュ帯に被っているから」です。
特に試験日には普段の乗客に加えて、あなたも含めた受験生が殺到します。
大変混み合うことを覚悟した方が良いでしょう。
初めて行く場所の場合乗り換えがわからなくなるかもしれませんし、電車が遅延する可能性も大いにあります

さて、8時過ぎに駅についておくのであれば、住んでいる場所によりますが、早くて6時半〜遅くても7時半頃には家を出る必要があると思います。
朝起きてどれだけ準備に時間をかけるかは、これも人次第ですが、僕の場合は、必ず家を出る1時間前には起床していました。
つまり、僕のような生活リズム、生活圏の人の場合は起床時間が5時半〜6時半のどこかになる可能性が非常に高くなるということです。

例えばあなたが夜型の生活リズムをとっていて、朝は学校に行くギリギリの7時30分頃まで寝ていて、夜は勉強などのために深夜1時頃まで起きているとしましょう。
そのリズムをずっと続けていて、いきなり「明日は6時に起きよう!」と言って起きられるでしょうか?
起きたとして、最良のパフォーマンスを朝から発揮できるでしょうか?

よく誤解されがちですが、試験で発揮すべきは「いつも通りの実力」ではなく、「一番調子がいい時の実力」です。
「いつも通りの実力」でも構いませんが、それで解けなかった問題が後から見返したら解けた!なんてことになったら、きっと悔しくてそれ以降の受験日程にも影響が出てしまうでしょう。

つまり、あなたはどんなに嫌だと言っても朝の9時から最高のパフォーマンスを発揮できるようにしておかなければならないのです。
それが合格するためにできる最大限の努力というものです。

某予備校では「例えインフルエンザになっても東大に合格できるように」として常軌を逸した量の学習を続けさせるそうですが、それについて行くよりはインフルエンザの予防をしたほうが簡単です。

それに、東大入試には言うまでもなく「頭の良い人」が集まります。
それは、いわゆる「天才」のような人も多く含まれるとみて良いでしょう。
彼らのような頭脳モンスターとまともに対峙するには、最低限自分の体調くらいは整えておくべきです。
それが、入試に向けて個人範囲で行える「必要最低限の努力」です。

長くなりましたが、夜型の人は生活リズムを徐々に朝型へ変えていくべきです。
試験はあなたに合わせてくれませんし、あなたの個人の事情を知ってくれさえしません。あなたが試験に合わせなければならないのです。

また、前日夜〜当日お昼のご飯は軽めにするようにしましょう。
前日夜に重いものを食べると胃もたれして寝付けない場合があります。
また、朝〜昼に重たいものを食べると一気に血糖値が上がって副交感神経が優位に、つまり眠くなって試験に集中できなくなる可能性があります。
果物や、炭水化物を摂るとしてもパンやおにぎりなどで軽くすませるようにしましょう。

〜まとめ〜

今日は体調管理方法についてでした。
今の時点で生活リズムが夜型の人は、一刻も早く朝型に変えるようにした方がいいと思います!
そのためにはご家族の協力は不可避です。
夜の間食などは控え、早めにお夕飯をすませると朝も早くに起きられるようになると思います。

色々と工夫をして、受験日に最高のパフォーマンスを発揮できるようにしてみてください。

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