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掃除嫌いの掃除術

#片付け #掃除 #家事 #苦手 #掃除嫌い #大掃除


片付け


子供の頃の私は片付け、整理整頓、掃除が非常に苦手でした。
今もあまり得意ではないです。


50代半ばを過ぎて一人暮らしをする事になり、一番最初に思ったことがあります。
もし何かあった時、息子および他人が家に入ってきて片付けをしてもらわなければいけないという事です。
そんな時に、せめて見苦しくない程度にはしておきたいという事でした。


日時は未定でしたが引っ越しが決まった時、一番気になった事は皆さんは片付けをどうしているのだろうか?という事でした。
そしていくつかの動画を見ました。


片付け専門の業者さんが居る事を知りました。
それらの動画を見た時、いわゆる汚部屋というのを知りました。
古い言い方をするならばゴミ屋敷です。
あれは絶対にするまいと思いましたが、掃除に関しては非常に自信がありませんでした。


一応、理屈ではどうすれば良いのかを理解しています。
片付けは苦手ですが、時々目の前にあるのにそれに気づかず探すことがあります。
こういうロスをしないためには、全ての物に指定席を与えれば良いのです。
そうすれば自然と常に一定レベルの片付いた状態を保つことが出来ます。


ミニマリストと呼ばれる方たちが居る事も知りました。
私も衣類その他の生活用品はそれほど多くは持っていません。
しかし私にミニマリストは無理だな、というのが正直な感想です。


お勤め仕事で家はくつろいで寝るだけのスペースであれば、ああいう物のない生活も可能になりそうです。
しかし私の仕事は手まり職人で、物作りを仕事としています。
どうしても制作物とそれに伴う資料の本、材料類が必要になります。
引っ越しの時、生活のための物はそれほどの量ではなかったのですが、資料と資材でそれなりの量になりました。


引っ越してからあと1か月で1年になります。
引っ越し後、物の位置決めをすれば良いのですが、まだ一部の物が片付かず段ボール箱のままになっています。
今までは引っ越しと言っても本箱などの収納家具をそのまま持って移動しました。
しかし今回は諸事情にて持ってきたのは桐の箪笥のみでした。


つまり0から収納を組み立てる必要がありました。
どこに何をどう納めたら良いのかで悩みながら片付けをしました。
片付けは前に住んでいた家が狭かったので、自然と片付ける習慣ができました。
しかし掃除はもともとやる気がなく、最大級にサボっていましたので非常に自信が無かったのです。


出来る事なら、だれか手伝ってください。やってください。
そんな感じでした。
ごく稀に大掃除をやろうとはりきって掃除用具を購入するのですが、買っただけで満足してしまい実際に使用するのは?年後という事も多かったです。


お掃除ロボを購入するか?
それとも年に1回か2回、お掃除サービスを頼もうかなどと考えたこともあります。



こんな私ですがこの家に引っ越して、定期的に掃除機をかけそれなりの状態を保つことが出来ました。
窓掃除も何とか行い、寒さ対策にプチプチを貼ることが出来ました。
1年前の引っ越しをする前の私からは想像できない事です。
約1年間大きなストレスも感じることなく、そこそこに掃除が出来た秘訣をお話しようと思います。


掃除嫌いの掃除術


最初の頃は掃除をいつするかに悩みました。
いろいろな作業を行って夕方掃除をしようと思っていたのです。
しかし、もともと苦手な掃除です。
サボり癖がすぐに出ます。


何も今日しなくても良いじゃないの。
明日すればよい。
明日しようは馬鹿野郎。


こんな私が今では週2回以上定期的に掃除機をかけるようになりました。


掃除機選び


まず掃除機はゴミパックが小さい物を選びます。
1部屋掃除したらそこそこカップに溜まるようなサイズにします。
そしてゴミが見えるタイプを選びます。

私が現在使っているのが以下のタイプです。

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小さいゴミカップであれば少量のゴミでも捨てようという気になります。
もし大きいカップだとゴミが溜まってからでいいよね、と思いまめに掃除をしなくなります。
しかしカップが小さいと1回ごとにゴミを捨てなければなりません。
つまり1回ごとにどれだけゴミを捨てるかが見えます。
ゴミを捨てる事で達成感もでます。


毎日掃除機をかけてみるとよくわかりますが、毎日こんなに埃がどうして溜まるのでしょう?と思うくらいに掃除機にゴミが溜まります。
これが大きい掃除機だとゴミの溜まり方が少ないので、毎回ゴミを捨てることが無いと思います。
大きなカップの掃除機は業務用と思い、小さいカップの物を用意する事をお勧めします。


頑張りすぎない


はりきって掃除をするけど終わった時、疲れたからもうやらない。
こうなっては意味がないです。
最初のうちは、「とにかく少しだけど続ける」を目標にしました。


掃除機をかけるのに物をどかしてとか、畳は目に沿ってとかいろいろ細かい事を言ったらきりがないです。
しかしそれを行った結果、めんどくさくてやってられない。になるのは良くないです。
だから細かい事は気にしない、これも目標にしました。


とにかく床が見えている範囲だけ、掃除機で撫でれば良い。
このくらいの気持ちで始めたのです。


今までレンジ周りのお掃除は元夫の係でした。
その為一人暮らしになってから無事できるかちょっと不安もありました。
夏に1回お掃除をしましたが、なぜか思ったよりは汚れていませんでした。
一人暮らしになり、電子レンジの使用頻度が上がり調理の質が変わったのも大きいでしょう。


掃除をした時に、後の感想が物凄く大変だったからもうやりたくない。
こうなっては元も子もありませんので、やる気スイッチが切れた時点で終了にしました。
半分残っていましたが、これは後日に回しました。
嫌になる手前で終わりにするのもポイントです。


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掃除の時間


最初にうちは午後にしようと思っていました。
しかし午後になってくるとエネルギー切れ、気力切れでやる気スイッチは消えてしまいます。
ある日の事、今日こそは掃除機をかける!と決めて朝に掃除機をかけました。


苦手な事というのはやる気スイッチを入れるのにちょっと大変です。
だからこそ今日こそはやるぞ!と決めて朝にしたのです。
それ以来、掃除機をかけるのは朝のルーティーンに組み込まれました。
現在は1日おき、出かける用事などで2日3日おきになる事もありますが週に最低2回は掃除機をかけています。


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60点を目指す


私の世代はとにかく何でも100点満点を取るようにと教育されました。
しかし常に100点をとる事を求められていたので、楽勝でとれれば良いのですが頑張り続けた結果、疲れてしまったのです。


100点のお掃除をするためにはどうすれば良いのかは知っています。
しかしもともと嫌いでなるべくならしたくないと思っている事に対して、少しでも良いから継続させることを考えたら100点の仕事はちょっとハードルが高すぎます。
その為、60点でいいじゃないと目標を下げました。


そうする事で隅のほうが多少気になっても、掃除が終わってからやり残しに気づいても60点のお掃除だからそれは次回にと思う事ができます。
居候、四角い庭を丸くはき
などという言葉がありますが、四角い部屋を丸く掃除機で撫でるだけでも回数を重ねればそれなりのレベルの状態を維持する事ができます。


今はほぼ家に居て家でお仕事をしていますが、365日中360日バイトという生活をしていたこともあります。
週1回程度しかお掃除ができなかった事もあります。
週1回のお掃除の時は、部屋の中央部をコロコロでなでて終わりにしていました。


60点のお掃除ですが、これは自己申告の60点です。
だから大甘な評価で良いのです。
誰かが見たら、それは60点ではない、20点だと言うかもしれません。
自分自身のレベルが上がって、1年前の60点が現在の40点になるかもしれません
それでも全く問題ないのです。


1週間に1回60点のお掃除をした場合、1か月続ければ240点になります。
しかし月に1回100点のお掃除をしても1か月に1回しかそれをしなかったら100点にしかなりません。
1年続けたらその差は大きく変わってしまいます。


四角い部屋を丸く掃除して、常に隅がやり残しになっていたとしても、なぜか隅のゴミが増える事は少ないのです。
隅だけ非常にゴミが溜まっているという事は無く、隅にゴミは溜まるのだけれども一定以上は増えないのです。
そしてそこそこの状態を保つことによって他の場所の汚れが気になり、たまにだけれども普段やらない場所も適当に綺麗になっていきます。


もうすぐ師走、今年もあと少しになり大掃除のシーズンになります。
大掃除と張り切ってやると、後がきついのでほどほどに維持モードでいきたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。