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親戚が集まると

新盆は、家まで来て仏壇に手を合わせてくれる人がいて、ありがたい。
いつもより掃除を丁寧にして
仏壇のある部屋は、お盆仕様に。
といっても、狭い部屋だから、
大袈裟には出来ないけど、
テーブルを真ん中に、座布団を敷き
仏壇を見える形にした。
来てくれる人は親戚がほとんどだから、近況報告の会にもなって
話が尽きない。
それだけでも楽しい。
たくさん笑いに溢れて、きっと、帰って来た義父も、一緒に話に参加していたのではないかと思えた。

毎日、暑く、訪問客、どの人とも熱中症の話になる。そうすると年寄りの話になる。実家に行った時もそうだったが、年を取ると暑さをあまり感じなくなるらしい。
毎日、朝に甥が行ってくれるんだけど、エアコンが付いてない時が多いそう。
「暑くないから付けなくていい」と、言う母。
それじゃダメだからと、エアコンを付けてから会社に行く甥。

家に来たお客様も、家にずっといる老人は暑さを感じないみたい、
と言ってた。
周りの人が気付いてやらないと危険な事になる場合もあるとか。一番怖いのは熱中症により、血液の流れが滞り心臓に負担が来る場合。
心筋梗塞になりペースメーカーを付けることになったというおばあさんもいる。

お盆に入る少し前、
暑い中、散歩に出て、家に帰って来たら「胸が痛い」と言った言葉が最期になった、73才男性が近所に居た。心臓に持病があったとのことだけど、すぐに、救急車を呼び、心臓マッサージを行ったそう。
だが、すでに遅く亡くなってしまった。
きっかけは熱中症で心筋梗塞を起こしたことが原因らしい。

義父が生前の頃、施設では無く、まだ家にいた時、一番気になったのは暑さと寒さだった。認知症の症状もみられるようになり施設に入所することになった時は、こちらがホッとしたものだ
金銭面では大変だったけど、毎日、「大丈夫だろうか」と思わなくて済むのは気持ち的に違った。

毎年、暑くなる夏。これからは、もっと熱中症について、気をつけていかなければならないだろうと思う。

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