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【映画感想】岸部露伴 ルーヴルへ行く を観た

プライムビデオで鑑賞。

荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作品で、高橋一生の主演でテレビドラマ化されて2020年にNHKで放送された「岸辺露伴は動かない」の劇場版。

相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を備えた漫画家・岸辺露伴。青年時代、露伴は淡い思いを抱いていた女性から、この世で最も邪悪な「最も黒い絵」の噂を聞いた。それから時がたち、その絵がフランスのルーブル美術館に所蔵されていることを知った露伴は新作執筆の取材と、かつてのかすかな慕情のためにフランスを訪れる。しかし、美術館職員に「黒い絵」の存在を知る者はなく、データベースによってヒットしたその保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。

ドラマ版から続投となる露伴役の高橋、担当編集者・泉京香役の飯豊まりえのほか、木村文乃、長尾謙杜、安藤政信、美波らが顔をそろえる。監督・渡辺一貴、脚本・小林靖子、音楽・菊地成孔、人物デザイン監修・柘植伊佐夫と、ドラマ版のスタッフが再結集した

映画.com

露伴(謙杜くん)17才、祖母が住む下宿屋で奈々瀬と知り合う。祖母(白石加代子)が、奇妙さが際立つなかなかな、おばあちゃん。祖母の留守に「蔵にある絵を買い取る人が来るから渡しておくれ」と露伴に言い出かける。その後、祖母に奈々瀬の事を聞くも「そんな子、いたかねぇ」とわからない様子を見せる。
おばあちゃんには、見えなかったの?

奈々瀬は、露伴の行く場所、行く場所に現れる。もう、この時点で怖いです。はい……。  


実は彼女には、止めたい『ある事』があった。

ルーヴル美術館に来た露伴は、
地下倉庫「Z-13倉庫」で恐ろしい体験をする。一緒に絵を見た人たちが次々とおかしくなっていく。それは、自分の後悔した過去を体験として見せられてしまうものだった。

「泉くん、美波さんを連れて外に出るんだ。こっちを見るな」

一緒に部屋に入った消防士は燃えてしまい、部屋全体に火が廻っていく中、露伴にも危機が訪れる。なんと、絵の作者、山村仁左衛門が現れて露伴に襲いかかって来た。逃げる露伴。そこへ奈々瀬が現れ、仁左衛門を羽交締めにし、
「すべて忘れて」と露伴に叫ぶ。

露伴は自分の顔を開き、奈々瀬の言う通りにして難を逃れ、邪悪な絵は燃えて無くなってしまう。
奈々瀬が、したかった『ある事』とは、この事だった。

ルーヴルを去る時、泉が「あの絵の女性、キレイでしたよね〜」と言い「キミ、見たのか?なんでもないのか?」と露伴を驚かせたのには、笑った。
彼女、最高😀!

日本に戻り、山村仁左衛門と奈々瀬が関わった老木を露伴は見つける。すると、奈々瀬が現れ、露伴は「ヘブンズドアー」を行い、奈々瀬の過去を知る。
山村仁左衛門を、高橋一生が演じ、神木を傷つけたとして奉行所に捕まってしまうのだが、奈々瀬は、殺され、仁左衛門が奉行たちに立ち向かう。その場面、私は『おんな城主直虎』の、政次の処刑シーンを思い出し、切なかったなー。その後、仁左衛門は、奈々瀬の絵を完成し、亡くなる。『邪悪な黒い絵』を残して。

それが、何故、露伴に関わるのかとというと、奈々瀬は、岸部家の血の繋がる人間だったから。露伴に止めて欲しかったのだろうと理解した。ホラー感が豊富な作品だった。 

あ、蜘蛛のこと、書いてない。蜘蛛苦手なのでカットしました。

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