クソ

第1回ゲーム感想「スプラトゥーン2」

俺たちはな……幸せになるためにイカやってんじゃねえ……

ストレス溜めるためにイカやってんだよタコ!

 というわけで、栄えあるゲーム感想第1回に選ばれたのはこちら、スプラトゥーン2です。まあすごい好きだからとかじゃなくて、単についさっきまでやってたからというだけの理由なんですが……。
 初めに言っておきます。私はこのゲームがとても好きじゃありません。嫌いとは言いませんがとても好きじゃありません。とても、好きじゃ、ありません。
 それでも私はこのゲームを300時間はプレイしています。好きでもないこのゲームをなぜプレイしてしまうのか、あくまで私の体験、感想ではありますが、ご紹介致しましょう。

目次
1.このゲームの良いところ
2.このゲームのうんちなところ
3.The うんち

1.このゲームの良いところ
 一応このゲームの概要を説明しておきましょうか。「3人称シューティングゲーム」に属するスプラトゥーン2の内容はとても大雑把に分けて3つ。1人用ストーリーモード、協力型プレイヤーvsエネミー(PvE)モード、そしてこのゲームの中心である対戦モードの3種類に分けられます。
 1人用ストーリーモードは若干退屈なプレイになりますが、それなりに面白いです。DLCで追加されるストーリーは歯応えがあるのでそちらのほうがオススメですね。
 協力型PvEモード、こちらは非常に出来が良いと思います。私はもっぱらこちらに籠っていますね。ブキ、ステージはゲーム側で決められていて、それで一喜一憂するところからまず面白い、連携をとって短時間でボス格の大物を倒せたら最高、無事にクリアできればもう、お祭りですよ。プレイできない時間があるのが本当に残念です。このモードに限れば私はこのゲームを好きだと言えるでしょうね。

2.このゲームのうんちなところ
 ……で、問題の対戦モードです。ベーシックなナワバリバトル、それに対してより激しいバトルを求めるガチバトル……というのが一応の公式設定となっています。実際にはガチバトルのほうがレート制を設けているため、それぞれのプレイヤーの実力に合わせたマッチングがされるのでオススメです。ナワバリのマッチングは駄目な時は本当に駄目なので……。
 さて、ここからが本題です。このゲームには多種多様なブキが存在しています。それぞれが独特な性能を持っており、しかしそれによって格差が生まれている。強ブキと弱ブキが存在するということですね。まあ仕方がないといえば仕方がないことです。最上位のブキを除けば良く調整されているほうだとは思いますし。
 ただ悲しいのが、強ブキ=楽しいブキではないということですね。自分のお気に入りの特性、見た目、音(チャージ音や着弾音など)を持ったブキが強ブキとは限らないのです。私もそんな悲しみに包まれてしまった人間の1人でした。

3.The うんち
 これを見てください

 サムネイルに貼った画像ですね。これは、私の墓標です。錆びた剣、欠けた牙、ひび割れた爪、掠れた叫び声の喩(たとえ)です。
 このブキの名はスクイックリン。チャージしてから弾を発射することで相手を一撃で倒すことのできる、チャージャーという種類のブキです(例外もありますが)。大抵のチャージャーが長い射程を持つ一方で、このブキは中程度の射程しか持ちません。そのくせチャージ時間がそれほど短いわけでもなく、目立った長所はジャンプ中でもチャージ時間が遅くならないことぐらいです。
 あんな前置きをしておいてなんですが、これは弱ブキというほど弱くはありません。威力はいっちょまえですからね。間合いを正確に把握し、相手の不意をつく立ち回りを心掛け、なにより正確なエイムができれば立派に戦えます。ええ、「正確なエイムができれば」。
 ……以上の条件が満たせなければこんなものはブキではありません。玩具です。私は戦場に玩具で立たされた惨めな海産物。まな板の上で蜂の巣にされ、インクとなって海に溶けていくのみです。
 正確なエイムができずとも戦えるブキはあります。しかし、スクイックリンで敵を倒したときのあの快感なくして、あえて対戦モードに行く意味が、私には感じられないのです。嗚呼、イカ達のなんと業の深いことよ。

 哀れなブキに取り憑かれた、哀れな男の駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。ゲーム感想童貞をこのゲームに捧げてしまったのはなんか癪ですが、日ごろ心の底に溜め込んでいたものを吐き出せたので良しとしましょう。この文を読んでくれて、尚且つイカをやっている方、サーモンランで一緒になったときはよろしくお願いします。

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