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ウクライナを知るPEST分析

こんにちは、へりおです。noteでは読書記録や本の紹介、Twitterではマルチな情報発信をしています。

ワンテーマPEST分析をしていきます。
PESTで扱う観点は、政治、経済、社会、技術といった4つになります。マクロ環境(外部環境)を分析するマーケティングフレームワークで、このような観点を持つことで、正しく世界を見ることができると考えています。


今回のテーマは、、、

”ウクライナ”

です。


現在戦いの真っただ中であり、とてもセンシティブではありますが以下のような想いをもって、noteも書きました。

4つの観点から、見ていきましょう!




Political



イギリス国防省の2022年2月に投稿された動画を見るとロシアとウクライナの状況がわかります。

そもそもウクライナとロシアはよく戦っていたんですよね。


2014年から、ドンバス戦争(ドンバスせんそう、英語: War in Donbass)が起こります。これは、ウクライナ南西部のドンバス地方での武力衝突を指しています。ロシアのクリミア併合によるデモ活動が激化したことで、ドネツク州とルガンスク州の分離主義勢力とウクライナ政府が武力衝突。とりわけロシアは、分離主義勢力を利用してウクライナに軍事行動をしていました。


2014年7月


2014年9月


軍事衝突の停戦を目指したミンスク合意が2014年になされていましたが、その後も違反を繰り返していました。

2018年12月
2019年

これまでもマップのようにロシアは停戦違反を繰り返し、ウクライナを攻撃していました。




そして今回のニュースは、


ロシアは2022年2月21日の安全保障会議で、ウクライナ東部にあるドネツク州とルガンスク州の一部地域の独立について承認しました。

つまり、分離主義勢力の強力な後ろ盾となったということです。良い様に言えば、独立国の安全保障のために正義を行使する。彼らの要請を受けて、ロシアは本格的に自らの軍隊を進行させました。(実際2月18日時点で、ウクライナ周辺に展開するロシア軍は16万9000~19万人に達しており、「第2次大戦以来、欧州で最も大掛かりな軍事動員だ」とOSCEのカーペンター氏は述べていました。)

現状、ロシアとウクライナの戦いは続いています。(2022.2.27)

ロシア軍とウクライナ 著者作成

下の表からは、19万人はウクライナ兵の数と匹敵することがわかります。

日本経済新聞(2022.2.22)より


遠い国に住む我々日本人。

しかし僕には、我々の祖先も当時の中国から”満州国”として独立させた歴史があり、関係がないように思えません。その後、世界大戦に発展した現状を踏まえれば、現在ヨーロッパは第二次世界大戦最大の軍事危機に直面していることを我々は理解しなければなりませんね。


Economic


ウクライナはもともと農業国。ソ連時代ウクライナから採れる小麦は貴重な輸出商品でした。彼らがウクライナから無理やり小麦を取り立てたことで、大量の飢餓が発生したこともありました。(学説によれば、250万~1450万の死者と言われています)

ウクライナは鉄鋼業も盛んでしたが、近代化が遅れたことで中国などに奪われるカタチとなっているようです。


ウクライナ鉄鋼業についてはこちらの論文をご覧ください。





Socio-cultural


社会文化的には、コサックダンスと桃太郎ライクな昔話を取り上げました。特にコサックダンスはロシアの踊りと誤認されがちですが、ウクライナの伝統的な踊りです。別名ホパークと言います。


こちらはウクライナの昔話。


その他、無形文化遺産となっているペトリキウカは猫の筆を使った伝統的な芸術作品もあります。


Technological


最近の産業構造的にもウクライナのテックへの力の入れ具合は凄まじいものがあります。



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