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ウクライナを知るPEST分析
こんにちは、へりおです。noteでは読書記録や本の紹介、Twitterではマルチな情報発信をしています。
ワンテーマPEST分析をしていきます。
PESTで扱う観点は、政治、経済、社会、技術といった4つになります。マクロ環境(外部環境)を分析するマーケティングフレームワークで、このような観点を持つことで、正しく世界を見ることができると考えています。
今回のテーマは、、、
”ウクライナ”
です。
現在戦いの真っただ中であり、とてもセンシティブではありますが以下のような想いをもって、noteも書きました。
物や人との距離はとても大事で、遠いと無関心になりがち。だからこそ、自分との知られざる共通点を知ることって心理的距離を近づけることにつながるんじゃないかなって思います。今現在、戦っている彼らに関心を向けないことこそ恥。日本人として、敬意を表しながら投稿していきたいと思います
— へりお ☀️ビジネス教養 世界のミカタ【PEST NEWS】 (@Helio_PEST) February 24, 2022
4つの観点から、見ていきましょう!
Political
『いつの日も戦いを仕掛ける時には大義名分が必要だった』ウクライナのルガンスク、ドネツク州の一部独立をロシアが″認める″ことで、ウクライナへの軍事侵攻が正当化されることに。既に19万人のロシア軍が駐在し、欧州では第二次世界大戦以降″最大の″軍事危機とも言われるほど。 pic.twitter.com/qqZInCsNMF
— へりお ☀️ビジネス教養 世界のミカタ【PEST NEWS】 (@Helio_PEST) February 22, 2022
イギリス国防省の2022年2月に投稿された動画を見るとロシアとウクライナの状況がわかります。
INTELLIGENCE UPDATE: We have seen no evidence that Russian forces are withdrawing from Ukrainian border regions.
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) February 17, 2022
Russia retains a significant military presence that can conduct an invasion without further warning. pic.twitter.com/qTYrItLxCf
そもそもウクライナとロシアはよく戦っていたんですよね。
2014年から、ドンバス戦争(ドンバスせんそう、英語: War in Donbass)が起こります。これは、ウクライナ南西部のドンバス地方での武力衝突を指しています。ロシアのクリミア併合によるデモ活動が激化したことで、ドネツク州とルガンスク州の分離主義勢力とウクライナ政府が武力衝突。とりわけロシアは、分離主義勢力を利用してウクライナに軍事行動をしていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1645488875879-5Pkl8zbT9e.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1645488874437-Atm8oNvXkv.png?width=1200)
軍事衝突の停戦を目指したミンスク合意が2014年になされていましたが、その後も違反を繰り返していました。
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![](https://assets.st-note.com/img/1645486771802-VoeJWxSpbj.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1645487741418-hQPrEgLeWZ.png?width=1200)
これまでもマップのようにロシアは停戦違反を繰り返し、ウクライナを攻撃していました。
そして今回のニュースは、
ロシアは2022年2月21日の安全保障会議で、ウクライナ東部にあるドネツク州とルガンスク州の一部地域の独立について承認しました。
つまり、分離主義勢力の強力な後ろ盾となったということです。良い様に言えば、独立国の安全保障のために正義を行使する。彼らの要請を受けて、ロシアは本格的に自らの軍隊を進行させました。(実際2月18日時点で、ウクライナ周辺に展開するロシア軍は16万9000~19万人に達しており、「第2次大戦以来、欧州で最も大掛かりな軍事動員だ」とOSCEのカーペンター氏は述べていました。)
現状、ロシアとウクライナの戦いは続いています。(2022.2.27)
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下の表からは、19万人はウクライナ兵の数と匹敵することがわかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1645489135319-mUuKyl4Q9T.png)
遠い国に住む我々日本人。
しかし僕には、我々の祖先も当時の中国から”満州国”として独立させた歴史があり、関係がないように思えません。その後、世界大戦に発展した現状を踏まえれば、現在ヨーロッパは第二次世界大戦最大の軍事危機に直面していることを我々は理解しなければなりませんね。
ウクライナがなぜ問題となっているかあまりよくわからないという方におすすめ。図解でよくまとめられています。
— へりお ☀️ビジネス教養 世界のミカタ【PEST NEWS】 (@Helio_PEST) February 25, 2022
ウクライナ なぜロシアは侵攻したのか: 日本経済新聞 https://t.co/mevoPJzw6V
Economic
″欧州のパンかご″農業国のウクライナ。鉄鋼業も盛んだったが、中国の台頭によって輸出量は激減。
— へりお ☀️ビジネス教養 世界のミカタ【PEST NEWS】 (@Helio_PEST) February 23, 2022
ソ連の宇宙産業から生まれた理系大学が、現在も多くのIT人材を輩出。失業率が低く給与も高いIT系は根強い人気で、欧米のアウトソーシングを担っていることが多い。
※図はエンジニアリングの学位取得者数 pic.twitter.com/JmlRNxdeip
ウクライナはもともと農業国。ソ連時代ウクライナから採れる小麦は貴重な輸出商品でした。彼らがウクライナから無理やり小麦を取り立てたことで、大量の飢餓が発生したこともありました。(学説によれば、250万~1450万の死者と言われています)
ウクライナは鉄鋼業も盛んでしたが、近代化が遅れたことで中国などに奪われるカタチとなっているようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1645952763880-bhjl4w3t7R.png?width=1200)
ウクライナ鉄鋼業についてはこちらの論文をご覧ください。
Socio-cultural
社会文化的には、コサックダンスと桃太郎ライクな昔話を取り上げました。特にコサックダンスはロシアの踊りと誤認されがちですが、ウクライナの伝統的な踊りです。別名ホパークと言います。
″ウクライナのサムライ″、コサック。その伝統舞踊が、コサックダンス。PayPayのCMのようなスクワットみたいなイメージが根強いけど、実際には「バレエ+ストリートダンス+筋トレ÷3」みたいな印象を受けますよ
— へりお ☀️ビジネス教養 世界のミカタ【PEST NEWS】 (@Helio_PEST) February 24, 2022
Virsky - Hopak solos - Вірського Гопак Солісти https://t.co/mDUoI86bRJ @YouTubeより
こちらはウクライナの昔話。
″エンドウ豆太郎″ってウクライナの昔話。婦人が、川で洗濯中にエンドウ豆を見つけ食べた後に、力が強い豆太郎を出産。攫われた兄妹を助けに、ドラゴンを倒しにいくというストーリー。8割桃太郎、2割マリオすぎるコティホローシュコ(ウクライナ語)が気になる。昔話の共通性に遠い国との繋がりを感じた。 pic.twitter.com/vpnddypzUi
— へりお ☀️ビジネス教養 世界のミカタ【PEST NEWS】 (@Helio_PEST) February 24, 2022
その他、無形文化遺産となっているペトリキウカは猫の筆を使った伝統的な芸術作品もあります。
Technological
最近の産業構造的にもウクライナのテックへの力の入れ具合は凄まじいものがあります。
知られざる″IT大国″ウクライナ。欧米のアウトソーシングでITの土壌を作り、Gitlab、Grammarly、そしてAmazonに買収されたRingなど、ユニコーン企業を多く輩出するまでに成長。Facebookが2兆円規模で買収したWhatsAppの創業者コウム氏もキエフ出身。PayPal創業のレヴチン氏もウクライナ生まれだ。 pic.twitter.com/fsXNDdJICe
— へりお ☀️ビジネス教養 世界のミカタ【PEST NEWS】 (@Helio_PEST) February 25, 2022
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