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【目下 製作中!】お構いなし!

 諸事万事が一段落ついたので、テキスト投稿してみようと思います。
 note の良い点は、その時々の状況に合わせた投稿スタイルが選べるところですね。特に、僕の様な ” IQ 低めの人間 ” は、その時々の状況に因らず、一旦文章を書き始めると ” ダラ文 ” に陥りやすいので、絶妙な文字数制限が設けられている画像投稿は、ダラ文回避訓練の良い機会になっています。 

 これからも状況に合わせて画像投稿を選択していくつもりですが、特に旅行記録では、数枚の写真と想いを端的に綴るだけで自身の記憶を補完しうることが分かったので、努めて活用していきたいと考えています。
 と言った具合に、表題と関係のない話を綴り始めるからダラ文になってしまうんですよね。ったく、学習が足りない人間ですな … 。


1:鎌 と 輪 と 奴と

 かなり昔のことですが、「風と雲と虹と」いう大河ドラマがありましたよね(1976年放映)。その当時7、8歳だった僕も、2歳上の姉と一緒に鑑賞していました。
 思へば、俳優 加藤 剛 氏を明確に認識した最初のドラマであったはず。
 その後、中学生になって「砂の器」をリバイバルで鑑賞したり、平日の夕方に再放送していた「大岡越前」を視聴していた僕は、その度に「この俳優さんは凄いなぁ … 。」と、若輩ながらも敬服しておったわけです。
 今更ながら、改めて時系列を確認してみたら「大岡越前」や「砂の器」の方が、件の大河ドラマよりも先だった事が分かりました。なるほど「実績あっての大河抜擢」だったのかと … 。腑に落ちるというものです。
 何と言いますか … 人それぞれに歴史ありですね。

手仕事の手仕事たる一場面

 閑話休題。
 いやはや、こうやってダラ文化するんですね。「〇と〇と〇」なんていう小題をつけるから話が横道に逸れるのだと … 。以後、気を付けます。

 さてと、本題です。
 目下、メイン作業の隙間を縫って、古典的お題「かまわぬ」を作っているという話を手短に綴らせて頂きましょう。
 こういうタイプの判じ物(文字がモチーフ・平面的)は、合間の時間を使って手掛けるのに丁度良いんですよね。勿論、繊細な作業である事に違いはありませんが、作品の趣が異なるので新鮮ですし、使う道具や段取り・手法も変わるので、脳みそのバランスを整えるのにも最適だったりします。

Φ30㎜ で切り抜く

 「かまわぬ」は、角を輪切りにした部材を使って彫ることが普通ですが、此度は 鹿角の髄(巣)を避けて硬質な辺材から材料をとりました。
 弱点を避けたことで「奴」や「鎌」の部分が堅牢になるはずなので、実用度は向上しているかと。
 ※古典的お題も、作法をアレンジして作ってみるようにしています。時として新しい発見もあるので。

 かつて、江戸の町を闊歩した町奴たちが好んで使った「かまわぬ」も、時代の変化と共に廃れていったそうです。その後、七代目市川團十郎が再び光をあてたことで今の世に伝えられたわけですが、こうした紆余曲折もまた、このお題に独特の味わいを与えているように思われてなりません。
 これもまた愛すべき古典ですね。

2:もちろん「目」も作ってます!

 忘れちゃいけない、ウツセミカジカ君サワガニさん の目。
 ちゃんと作っておりました。(現在、本体に納まっております。)

 何の因果か サワガニさん を小さく作ってしまったので、「後でエライことになるぞ … 」と戦々恐々の態で彫り進めておったわけですが … 。
 その予想は大当たり!
 しっかり、難儀させて頂きましたよ(トホホ)。齢五十にして自業自得の何たるかを堪能している伝吉小父でした。

蟹さんの目

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